2012年・12月の富士山・御殿場口(八合目付近で敗退)
- 投稿者
- 好日山荘スタッフ
- 日程
- 2012年12月25日 (火)~2012年12月25日 (火)
- メンバー
- 天候
- 晴れ・強風
- コースタイム
- 太郎坊洞門→(20分)→御殿場口新五合目→(20分)→大石茶屋→(410分)→八合目付近(3250m)→(140分)→大石茶屋→(15分)→御殿場口新五合目→(15分)→太郎坊洞門
- コース状況
- 今回の状態は、雪もしっかりあって、アイゼンもよくきいて歩きやすかった。
風はあらゆる方向からきますが、最初に弱い風、時間差で強風っというパターンが多く対応しやすかったですが、強風に長いと1分~2分ほど耐える時もありました。
風によって飛んでくる大小の溶岩石には注意して下さい。
- 難易度
感想コメント
クリスマスに男4人で富士山登って敗退してきました。
天気、雪の状態は良かったのですが、噂の風は本当にすごかったです。
雪面にピッケルさしてしがみついてたんですけど、一度背負っていたザックが浮きました。
耐風姿勢で周囲が真っ白の中、上から雨のように降ってくる大小の溶岩石、パチンコ玉くらいの大きさが太ももに当たった時は痛かったです。
これがもっと大きいのが降ってきたら…と、思うと恐怖を感じました。
体感温度は、-20度を超えてたと思います。
2500m以上まで登ってくると、強風にも慣れて楽しい時もありましたがそれは一瞬で、真剣に耐える時間が多かったです。
雪面がカリカリのアイスバーンだったら、ニュースになっていたと思います。
この四方八方からの強風対応に耐風姿勢で時間がとられ、出発が遅かったのもあり、
この時間で八合目はまずいってことで時間切れになりました。
風以外は条件が良かっただけに、悔いが残りました。
敗退はしましたが、今まで経験した事がないことも多く学べて、収穫のある登山でした。
また来年、条件が良ければ挑戦したいです。
冬の富士山はまったく別物になるので、登られる方は自分の力量、天気、状況判断などに十分注意して入山して下さい。
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