花よりランチ 霊仙山(りょうぜんさん)
- 投稿者
- 好日山荘スタッフ
- 日程
- 2013年03月31日 (日)~2013年03月31日 (日)
- メンバー
- 天候
- 曇り
- コースタイム
- くれがはた登山口~汗フキ峠(20分)~経塚山(100分)~霊仙山(30分)~汗フキ峠(80分)~くれがはた登山口(20分)
- コース状況
- 特に危険箇所はありません。
- 難易度
感想コメント
雪融けのお山を彩る福寿草を見に、鈴鹿のお山に行こうと、霊仙山(りょうぜんざん)を計画していました。
ついでに豪華なランチもやろう!ということで。
2月に伊吹山に登った時に正面にど~んと見える霊仙が美しかったこともあって、早めに登っておきたかったんですよね。
醒ヶ井の登山口から登ると山頂までは2時間半ほど。
アプローチは遠いけれど、ゆるゆるハイキングには最適ですね。
小雨が降る中、出発。
最初は廃村の跡を通っていきます。
この雰囲気は嫌いではありません。
寒いかと思っていましたが、歩き出すとすぐに暑くなります。
すぐに雨も上がり、快適に登っていきます。
樹林帯を超えると、見晴らしの良い斜面にでます。
ここから振り向くと琵琶湖の眺めが美しい。
登り切ると広い草原が!
石灰岩の白い石がきれいです。
カルスト台地のようです。
標高が1000m足らずなのに、森林限界を超えたかのような風景が広がるのはすごいですね。
このお山が人気がある理由が分かります。
登山口から2時間半ほどで山頂に到着。
さて、福寿草はどこに咲いているの?と調べてみると、頂上の反対側の南西尾根に咲いているみたい。
でも、もう12時だし、天気も悪いので今回はお花を諦めて御はんにすることにしました。
「花よりランチ」ということで。
少し下って風のないところでご飯の準備。
今回は初の取り組みです。蒸し鍋!
せいろを担いで登りました。
キャベツ、じゃがいも、しいたけ、エリンギ、アスパラガス、パプリカ、ナスなどの野菜、ホタテ、豚肉、たら、焼売、肉まんなど。
これらをポン酢やバーニャカウダ、塩、胡椒でいただきました。
これは美味い!
2時間以上のランチ。とても贅沢です。
そばを通る登山者から羨望の眼差しを受けました。
ヘルシーでとても美味しかったのですが、反省点が一つ。
蒸し料理は蒸気を常に出す必要があるため、非常に熱効率が悪い。
食べている間はずっとお湯を沸騰させ続ける必要があるわけです。
ということで、ものすごい燃料を使います。
今回、ほぼ満タンの250のガスカートリッジが空っぽになりました。
日帰りのまったりハイキングでは楽しいですが、泊まりの山行ではダメですね。
でも、折りたたみ式のせいろがあったら欲しいです。
関西ではやっぱり鈴鹿のお山が楽しいですね。
コケの絨毯が広がる御池岳、山頂は広い草原の藤原岳、笹の道を登る竜ヶ岳、岩でできた御在所岳、そして、カルスト地形と花の霊仙山。
どれもとても個性的。
標高は1000mを少し超えただけなのに北アルプスのお山に匹敵する美しさです。
欠点は梅雨~秋にかけて、山ヒルが大量に現れることかなぁ。
また今年も5月までにしっかりと歩いてきたいと思います。
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