アメのハヤチネもいいもんだ。 ☂岩手県 早池峰山☂

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投稿者
好日山荘スタッフ
日程
2013年07月23日 (火)~2013年07月23日 (火)
メンバー
天候
☁のち☂
コースタイム
河原の坊(150分)→早池峰山(110分)→小田越(40分)→河原の坊
コース状況
河原坊登山口からは何度か沢を渡る為、雨で増水している時は注意が必要です。また、急登の連続なので特に下山時には要注意。小田越口は比較的緩やかですが、岩が滑りやすく浮石も多い為、足元にはお気を付け下さい。
難易度
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感想コメント

大盛況だった夏のセールも終わり、ほんの少しだけ落ち着きを取り戻したこの頃…


お客様から沢山の山のお話を聞かせていただき、羨ましさと少しばかりの嫉妬で指をくわえてただただ我慢するしかなかったこの頃…




そんな私にも、繁忙期でありながら2連休という短いながらも夏休みがやって来ました❤(゜∀゜)ヒャッホー!


さぁて何処に行こうか♪夏と言えば東北、東北と言えば岩手だよね♪(ワクワク)


そう、相変わらず東北ラブの久志田、むしろ東北の恋人と呼んでいただいても構わない程の熱い情熱(ハアハア)


そんな高まる興奮を抑えつつ、遠足を待ちわびる子供の様に出発を迎えようとしていると


突然、登山仲間でもある友人から




「早池峰山って何か響きが素敵よね♪私も行きたい❤」




と、ミーハー的発言でお誘いの声がかかりました(-∀-)




そんなわけで急きょ友人飛び入り参加の為、一泊の予定を一日ずらして日帰り弾丸ツアーをする事に。




当日


深夜発で長距離移動を経て岩手県は花巻市へ。


途中、高速のサービスエリアで


「ギモヂワルイ…」


と言ってゲ〇ゲ〇しそうになる友人のピンチをなんとか乗り越え河原の坊駐車場へ。


少しでも楽なコースが良いとの要望で、小田越から登るつもりでシャトルバスに乗ろうとするも、待てど暮らせどバスが来ない…


バス停の時刻表をよくよく見てみると、シャトルバスが運航しているのは土日祝日で平日は無いではないですか!∑(-◇-;)


まさかの確認ミス。。。どうする?お天気もビミョーだし、中止する?


その場であーだこーだ会議した結果、せっかく来たんだし、とりあえず行ける所まで行ってみよーかとの事で、河原の坊から登る事に。




登山開始


河原の坊からは、途中何度か沢を渡り、岩場を上がって行くのですが
早池峰山は尾瀬の至仏山と同じ蛇紋岩で出来たお山


特に濡れた岩肌は滑りやすく、急登の連続の為、天気予報が怪しいこの日は出来れば遠慮したいコースだったのですが…


普段なら歩き出しから弱音を吐くはずが予想外にグイグイ攻める友人に、これなら大丈夫だろうと頼もしさを覚える


しかし後から聞いた話では「ある程度登ったら同じ道を引き返すのが怖くなった」と…なるほど。(--;)




しかしなかなかのペース配分。へたれな2人だが、殆ど休む事なく、岩場も両手両足を使って軽快に上がって行く☆


荒々しく不安定さもある岩場だが、細かく足をかける箇所があるので大きく体力を奪わずにすむ。


おまけにこの天候が味方してくれたのか、ミスト状で心地良い気温の中、体がオーバーヒートするのを抑えてくれ、天然のマイナスイオンを肌から、肺から、全身から吸い込んで行く


ゴアテックスのレインハットからはみ出た髪の先から、頬を伝い顎先へと流れ落ちる雫


汗をかいたわけじゃない。けど、全身大汗をかいた時の清々しさに近い感覚に近いものがある




きもちいいーーーーーーー!(´▽`*)☆*。゜:






山頂直下の更にキツイ岩場。まるで、その先にはエンマ様がまちわびているのではないかと思わせる様なオドロオドロした世界。




『お前達にここが乗り越えられるか?』



と、問われてでもいる様な。乗り越えます、乗り越えてみせますとも!(`O´)gヤー!




無心になって登り詰めて行くへたれ女二人組


すると、突然!





ガラガラガラ!ゴロゴロゴロ!!ウ゛ォォォーーー!!!!




(◎O◎)(゜Д゜)!?!?


いきなり、登山コースからは少し離れた所から何か大きな物音が!




「雷?」


「いや、落石じゃない?」


「そうだとしても…最後の ウ゛ォォォ って低い唸りは何?(汗)」


「まさか…クマ?」




サルも木から落ちる、とは良く言いますが、クマも岩場から落ちる…のでしょうか?


結局音の正体は謎のまま。。。どなたか、教えて下さい(~O~;)




そんなミステリーを残し、私達はようやく山のいただきへ!


期待はしていませんでしたが、やはり山頂は真っ白シロのガスの中。。。(==)


あまりのんびりし過ぎて天候が悪化するとよくない為、山頂神社でお参りだけして早々に下山する事に




【 早池峰山の神様、今年も登頂させていただきありがとう御座いました(>人<)ムー 】




下山はもちろん小田越方面へ。山頂にいた登山ガイドさんも、私達や他の登山客の方々にこちらから降りる様にと、ストックは一本にした方が安全だよ、と促していました。
安全第一、無理な事は避けましょう(^ω^)


それに、小田越コースの醍醐味は何と言っても高山植物!
河原の坊の荒々しさに比べ、まるでお花畑の様な優雅さ。




一つの山で、厳しさと優しさ両方の顔を持ち合わせた早池峰山がやっぱり大好き。




フワフワの綿毛を持ったエーデルワイス(ハヤチネウスユキソウ)も、ハイマツの鮮やかなミドリも
たっくさんの天からの恵みを飲み干してぷっくりと潤ってる


淡い可憐な花びらも、まるで小さなガラス細工の様に、ステンドグラスから漏れる光の様に
透き通った柔らかい輝きを放っている




去年出逢った、雄大な景色の早池峰山もすごく良かったけれど
今日みたいな、雨の早池峰山もいいもんだね




下山中、蛇紋岩で二度程すっ転びそうになったけれども
友人の「蛇紋岩、滑るんジャモーーン♪」というギャグの方がよっぽど滑っていたとは思うけれども






いつの間にか、雨が降っている事なんて忘れてた
シャッターを切る事に夢中になっていた、そんな好日






長くなりましたが、この登山日記を読んで下さったあなたも、是非一度訪れてみて下さい☆:*。★゜*(⌒▽⌒)

フォトギャラリー

水玉ぽたぽたハヤチネちゃん♪

携帯トイレ回収ボックスと久志田(ちゃんと持ち帰ろうね)

河原の坊からのスタート。生憎このお天気…。

でもこれはこれで幻想的?☆*。★

滑りやすいので足元注意!

石がゴーロゴロ。脇には沢が流れてます。

オドロオドロしい。まるで地獄の様…。

私滑ります 的な、その1

私滑ります 的な、その2

高山植物が一気に増え、山頂はもう目前!

まさかの山頂撮り忘れ…こちらは小田越へ下る木道。

ちょっとシュンとしちゃったハクサンチドリ

こんなスナック菓子あったような

落ちたらいっかんの終わりの梯子♪

ああああなたに逢いたかった❤

吸い込まれそうなガラス細工の様

Twinkle, Twinkle, Little Star☆

可愛い三姉妹(*^ω^*)

名残惜しむ様に振り返りつつ…

シャキーン!無事生還したのでした☆

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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