燕岳-常念岳

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投稿者
好日山荘スタッフ
日程
2013年08月20日 (火)~2013年08月22日 (木)
メンバー
天候
1日目曇りのち雨 2日目雨 3日目曇りのち晴れ
コースタイム
1日目
中房温泉(360分)燕岳(240分)大天荘(テント泊)
2日目
大天荘(120分)常念小屋(90分)常念岳(60分)常念小屋(テント泊)
3日目
常念小屋(210分)一の沢
コース状況
稜線上は風が強いので、ウールのアンダーとシェルが必須です。
雨と霧で視界が悪く、足元も滑りやすい状態でした。
切り通し岩の鎖場から大天荘までと、常念小屋から常念岳の間はガレて浮き石も多いので注意が必要です。
難易度
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感想コメント

1日目は中房温泉からスタート。
最初から曇り空でしたが蒸し暑く、合戦小屋では名物のスイカに塩を振りかけまくって塩分補給。
すれ違う下山者がレインウェアを着ている事を不思議に思いながら登って行くと、稜線に出た途端、強風と一面の霧でした。
期待していた槍ヶ岳の景観を拝めず残念でしたが、燕岳周辺にはコマクサがまだ沢山咲いていて、イルカ岩やメガネ岩などの奇岩も楽しめました。
燕山荘から大天井岳を目指して歩き始めてすぐのところで、ライチョウ親子に遭遇。
三羽の子ライチョウが登山道を走り回り、親ライチョウがハイマツの上でクゥクゥ鳴いて呼び寄せていて、可愛らしい姿にとても癒されました。
しかしその直後から雨が降り始めて、岩陰で休憩を取る以外横殴りの雨に曝される稜線歩きになりましたが、撥水性のドライレイヤーとウールのTシャツに透湿性の高いレインウェアのお陰で、汗冷えする事なく大天荘まで歩く事が出来ました。
夜から明け方にかけて風雨が強まり、稜線上で遮るもののない大天荘のテント場ではしっかりとテントを設営する必要があります。

2日目は蝶ヶ岳まで縦走する予定でしたが、前日から続く雨と強風のため出発を遅らせ、常念岳まで歩きました。
遠くから眺めるとなだらかな常念岳ですが、登ってみると山頂部は岩だらけ。
雨で濡れた岩は滑りやすく、浮き石も多いので注意が必要です。
常念小屋のテント場はコルにありますが、ハイマツなど遮るものがあるので、前日ほど風は感じませんでした。

3日目は一の沢へ下山。
予定外のルートでしたが、ニッコウキスゲやクルマユリなど花も楽しめる沢沿いの道でした。
期待していた槍・穂高連峰の景色は最後まで見られませんでしたが、念願のライチョウに会う事が出来、花と奇岩が楽しめる面白いルートでした。

フォトギャラリー

中房温泉

合戦小屋名物のスイカ

燕山荘は霧の中

燕岳へ

コマクサ

イルカ岩

登山道を走る子ライチョウ

チングルマの綿毛

常念岳

槍ヶ岳は見れず

一ノ沢へ

ニッコウキズゲ

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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