おとな女子登山部レポート奥秩父縦走③甲武信ヶ岳

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投稿者
あやや(おとな女子登山部)
日程
2016年06月18日 (土)~2016年06月19日 (日)
メンバー
単独
天候
雨のち晴れ
コースタイム
■1日目
瑞牆山荘(50)富士見平小屋泊
■2日目
富士見平小屋(85)瑞牆山(55)富士見平小屋(90)大日岩(70)砂払ノ頭(80)金峰山(25)鉄山(80)大弛小屋・テント泊
■3日目
大弛小屋(50)国師ヶ岳(80)東梓(40)虎門ノ頭(30)富士見(90)甲武信ヶ岳(13)甲武信小屋・テント泊
■4日目
甲武信小屋(20)木賊山(5)戸渡尾根(60)徳ちゃん新道(80)西沢山荘(25)西沢渓谷
コース状況
・倒木が多く、多少荒れている部分があります。
≪お手洗い情報≫
・大弛小屋(簡易/ペーパー有)
・甲武信小屋(簡易/ペーパー有)(水1L/50円)
難易度
Google Map

感想コメント

■3日目
久し振りに10℃以下を体験したのと、大弛峠での車の出入り(未明~明け方からバンバン来ます)の音であまり眠れぬまま朝を迎えました。

それでも随分と軽くなったザックを再び背負い、6時前に出発。
前国師までのルートは木道の階段が続いており、びっくりする位整備されています。
(時間がある方は前国師から奥秩父の最高峰「北奥千丈岳」に寄り道も◎。)

軽快に進んでいたため、国師ヶ岳でルートミスしました。
地図の読み間違いで、東に進む所を少し早く北に向かってしまいました。
赤テープがあるけれど、どう考えても違うと思い、登り返して国師ヶ岳まで戻りました。
誰も居ないけど落ち着け、と言い聞かせる。
少し進むと北への進路が出て来ました。
この時のホッとした安堵感はソロの醍醐味と言うべきか警告と言うべきか。。。

それからのルートは倒木が多く単調です。
また、顔面の高さに丁度木々が伸び放題になっており、百名山なのに割と荒れているなという印象を持ちました。
国師ヶ岳から甲武信ヶ岳方面へ抜ける人はあまり居ないのか、出会ったのもソロの男性3~4人でした。

途中、ガサガサッっと音が鳴り大きな動物が動いた気配が!
一瞬茶色の毛が見えたので鹿だとは思ったのですが、昨今の熊被害が頭をよぎり
熊鈴は持っていたものの息を切らして歌いながら山頂を目指しました。
毛木平からの千曲川源流遊歩道経由のルートからまばらに人が増え、ようやく胸を撫で下ろしました。

人に会った事で気分が上がり、急坂も何のそので一気に山頂まで上がりました。
今日までの3日間で一番天気も良く、土曜日ということもあってかなりの人数がいらっしゃいました。

甲武信ヶ岳は山の形が”拳”に似ており、本来「拳岳」と呼ばれていましたが、甲斐・武蔵・信濃の境界に
あるので「甲武信ヶ岳」となったそうです。

30分程山頂を堪能しましたが、昨日出会った方に「混んでるよ」と言われたのでひとまず小屋に向かう事に。
14時前でしたが既に20張位ありました。
最終的に17時過ぎに数えると45張もありました。
(※甲武信小屋の公式テント場数は30張です。)

飯盒炊爨も今日で3日目、素早く用意出来るようになり広々としたテラス席でごはん♪
小屋のお手洗いも室内にあり、綺麗で使用しやすかったです。
今日こそは満点の星空を見ようと思いましたが、シュラフに入るとそのまま眠ってしまいました。

■4日目
最終日。
少し雲がどんよりしていましたが、何とか持ちこたえてくれそうです。
木賊山(とくさやま)まで15分ほどの登りですが、戸渡尾根への分岐まで来ればあとはひたすら下りです。

徳ちゃん新道への分岐で一息してからあとは一気に下りました。
今、自分を突き動かすものは「お風呂に入りたい」という気持ちです(笑)

ゴールの西沢渓谷は関東では有名な散策コースのようで、かなりの方が名瀑100選の滝を求めてハイキングしに来ておられました。

とにかく大きな雨に当たることもなく、怪我もなく無事ゴール出来て良かったです。
テント泊はまさに衣食住を背負うので不便な事も沢山あります。
歩いている時は辛いと思うのですが、下山するとやはりまたどこかへ行きたい気持ちになるので不思議です。
さぁ、皆さんも今年の夏はテント泊にレッツトライ☆

■本日の服装
上:化繊半袖 アームカバー
下:ハーフパンツ サポートタイツ

■気温
6/18 5:50 大弛小屋(12℃)
6/19 終始15℃前後

フォトギャラリー

拳を利かせて

大台ケ原っぽい雰囲気

国師ヶ岳

迷った道。うん、ないよね。

倒木のオンパレード

虎門ノ頭。暑い~重い~。

シャクナゲの回廊。咲いてたら最高だろうに。

地滑りしたのか、所々剥げています

千曲川源流からもルート有。

もうちょい。山頂に沢山の人が居ます。

最後の急坂

縦走路が見える

カラフルなテン場

翌朝も快晴

「高嶺の花」ってシャクナゲの事だそうです

徳ちゃん新道から下山

銀竜草発見!!

ザ・尾根

最後はハイキング道を

怪我なく無事にゴール♪

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