絶景!!雪の西穂高岳

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投稿者
好日山荘スタッフ
日程
2014年03月18日 (火)~2014年03月19日 (水)
メンバー
天候
18日雪 19日晴れ
コースタイム
18日
西穂高口駅(75分)西穂山荘
19日
西穂山荘(15分)丸山(65分)独標(40分)ピラミッドピーク(75分)西穂山頂(90分)ピラミッドピーク(45分)独標(30分)丸山(10分)西穂山荘(60分)西穂高口駅
※休憩含む
コース状況
ロープウェイ駅~西穂山荘
特に危険個所はありません。
トレースもしっかりあり、ワカン・スノーシューは不要でした。
よく締まっており、アイゼンでサクサク歩けます。
標識や目印の竿も多数あり、迷うこともありません。

西穂山荘~独標
丸山までは危険個所はありません。
尾根が広いので、視界不良時は道迷いに注意。
稜線は常に強風が吹いていました。
独標の手前から岩とのミックスとなり、注意が必要。
直下は急な雪壁となり、特に下りでの滑落に注意。

独標~西穂本峰
岩とのミックスになり、急な上り下りも頻繁に出てきます。
雪庇の出ている痩せ尾根もあり、踏み抜きに注意。
常に強風が吹いているので、バランスを崩さないよう注意が必要。
雪山初心者も居たので、本峰直下の急斜面は念のためロープを出して懸垂下降しました。
慣れた方ならロープ無しで降りられます。

<参考>
新穂高ロープウェイ:往復2800円+荷物(8kg以上)片道300円
ロープウェイ駅にWC、登山届BOXあり
西穂山荘:幕営1人500円、素泊まり6800円
名物ラーメン(900円)はしょうゆ味にみそ味も増えてます。
難易度
Google Map

より大きな地図で 20140319西穂 を表示
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感想コメント

久々に本格的な雪山、西穂高岳に行ってきました!

初日はロープウェイ駅から雪が降っており、低気圧の接近・通過と共に天候は下り坂。
天気が崩れる前にと始発のロープウェイに乗ったので、昼前には西穂山荘に到着。
幕営の手続きを済ませて小屋でのんびりラーメンを食べていると窓の外は次第に厳しい吹雪に・・・
テント泊の予定でしたが、満場一致で小屋泊に変更。
営業小屋のありがたみをしみじみと実感しました。
しかも、トイレも含めて夜通しストーブを焚いていてくれましたので、めちゃくちゃ暖かかったです。

明け方には星空♪
翌朝は快晴、絶好の登山日和となりました♪

気になる積雪も大したことはなく、稜線は風で飛ばされて前日までのトレースがしっかりと確認できる状態。
ラッセルすることもなく、アイゼンもサクサク効いていいコンディションでした。
ただし、常時西からの強風に晒されていたので風対策は必須です!

日の出とともに行動開始の予定でしたが、気持ちのいい朝、見渡す限りの絶景にのんびりしすぎて7時前に出発。
振り返れば焼岳に乗鞍岳。その西奥には白山がやけに近く感じます。
左手には朝日を受けた笠が岳が雲海に浮かびます。
右手の眼下には梓川の流れと上高地。対岸には霞沢岳。
その向こうには中央アルプスや南アルプスの山並み。
南アルプスの影から富士山の秀麗な姿も。
その北側には八ヶ岳の山並みも綺麗に見えます。
標高が上がる毎に見える景色も増していきます。

西穂の山頂に立てば360°の大展望!
槍の穂先もちょっぴり顔をのぞかせていました。

独標の手前くらいから注意が必要な個所が多々出てきますが、雪の状態も良かったので快適に楽しめました。
要所要所にボルトが打ってあったりしますので、慣れない方はロープを出した方が無難です。

山頂で一時雲が広がったものの、小屋に戻るまでは快晴!
好天気と絶景に後ろ髪を引かれながらの帰還となりました。

フォトギャラリー

西穂へ!

雪の中、西穂山荘到着。

翌朝は快晴!

準備万端!

目指す稜線を望みます。

雲海に浮かぶ笠が岳。

乗鞍・焼岳をバックに。

眼下に上高地。霞沢岳の向こうには中央&南アルプス。富士山も見えていました。

独標目前!ここでストックをピッケルに。

雪だけではなく、岩場も現れ出しました。

独標直下。急な斜面を登ります。

独標からの下り。

バランシーな岩場も出てきます。手前の岩に支点があります。不安であればロープを。

ピラミッドピーク到着!

4峰へは岩交じりの斜面をトラバース気味ニ。

雪壁の登攀、慣れてきた?

山頂到着!360°の大展望です!!

山頂を後に。下りの方が危険です。慎重に。

西穂山荘に戻ってきました。

前日は見られなかった景色を見ながらロープウェイ駅を目指します。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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