金峯山北壁単独登攀
- 投稿者
- 好日山荘スタッフ
- 日程
- 2010年06月17日 (木)~2010年06月17日 (木)
- メンバー
- 天候
- 曇りのち雨
- コースタイム
- 11:50取り付き-17:00終了点
- コース状況
- 傾斜は垂直以下がほとんど。所々岩から水がしみ出している。後半は全部濡れていたので不明。
ルート全体、特に終了点間近はコケが多い。草付き多数。
ボルトは完備。
感想コメント
三の嶽北壁の葡萄狩りルート。グレード5.7、4Pで120m。
途中ロープの長さ計測ミスと操作ミスで二度ピッチを切ったので6Pとなった。
最初は苺狩りルート5.8から合流しようとしたが力量が足らずに葡萄狩りルートへ変更した。
1P:傾斜も緩く登りやすい
2P:途中の小さいテラス上部から終了点までボルトなし。ランナウトしたが左の灌木帯を使うと良いかも。
3P:ルートは左上するがボルトを見ていけば自然にルートが分かる。終了点直下が難しい。
4P:終了点間際で傾斜がかなり緩くなり、ボルトはなくなる。途中で一旦右の方にトラバース気味にしたあと、ルンゼっぽい弱点があるのでそこを突くと登りやすそう。直登してみたが途中で断念した。終了点は木でアンカー、だと思う
ミス1は1Pの終了点を無視してテラスまで行けると目算したがロープが足りなくなりバックアップロープにて下降
ボルト一本のみアンカーとして下降した
ミス2はミス1と連動するが、正しい1P終了点から再度登りはじめる際、開放すべき末端をアンカーに固定したままであった。
小テラスにて身動きとれず、ボルトとクラックに決まったカムをアンカーとし下降。再度登り返した。
2Pから本格的な雨。滝のように水が流れる中を登った。
このような悪い条件のクライミングは今までに無かったので非常にスリリングなクライミングとなった。
岩は脆いところもあったのでカムを使う際は注意。使うところは最初と2Pのテラス二カ所くらい。無くてもいける。
ナッツは不要。ヌンチャクは6個程度あれば。
途中からボルトに細引きの残置があるが、使えなさそう。
条件の良い岩で高グレードに挑戦するのも良いが、たまにはこんな登攀もアリだろう。
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