長野県　霞沢岳・中千丈沢　アイスクライミング

2年前に行ったときはアプローチで詰まり敗退した場所。
今回も雪が多く大変でしたがなにせ男ばかりの6人パーティー、人数にモノをいわせてラッセル祭り。
比較的早く氷瀑までたどり着きました。

氷瀑はほとんどが複数ピッチで登る大きさで、どれもカッコよく目移りしてしまいます。
パーティーを分け、まずは
『コメット』　2P　戸田・城野
1Ｐ目　戸田リード
自分がうまくなったかのように足も手も気持ち良くきまります。氷質がいいのでしょう。
楽しすぎます！
１Ｐの終了点は左岸側の立木。50ｍロープだとわずかに足りません。
2Ｐ目　城野リード
傾斜が少し落ち、ここも楽しんで登れるピッチ。上部はさらに緩くなった上に雪が深かったため途中でピッチを切り降りました。

次に
『一角獣』　2Ｐ　戸田・井坂Ｇ
1Ｐ目　戸田リード
コメットよりは傾斜がキツいですが、きれいに凍った氷面にピックとフロントポイントが気持ちよく刺さります。“角”部分手前の緩傾斜帯でピッチを切り、リード交代。
2Ｐ目　井坂Ｇリード
このルートのハイライト。ほぼ垂直に落ちるまさに“角”。
氷注状なので足をきめるのが難しく、露出感も強烈。パンプすること必至です。
私はフォローだったものの、パンプが激しく登りきったあとあまりの痛みでしばらく動けませんでした。

最後に
『ゼット』　3Ｐ　戸田・城野・平田
1Ｐ　戸田リード
バーチカルな3ｍほどの氷注を登るところから始まります。
下部でスクリューを取ったらあとは速行で登るのみ。
ツララにスリングを巻いてピッチを切りました。
時間切れで上部は割愛。
アバラコフで懸垂。

装備のこと。
[グローブ]
今回は思った以上に気温が低く、常に指先が冷えて痺れと痛みがひどかったです。もげるかと思いました。ベースの上にノースフェイス・アイシクルグローブ。操作性はいいんですけどね・・・。
[アックス]
卸したてカシン(カンプ)のＸ-ドリーム。刺さりやすく安定感抜群。ヘッドの軽さも好みです。夢、見れます！
[アイススクリュー]
ＢＤのエクスプレスアイススクリューとペツルのレーザースピードライト。ペツルのNEWスクリューは本当に食い込みが凄い。ＢＤが悪いわけじゃありませんが、その差は歴然としていました。
[クランポン]
グリベル・Ｇ20。爪が減ってきて刺さりが少し悪くなった？自分がヘタなだけかもしれませんが。
[ブーツ]
スポルティバ・トランゴプライム。スピードレーシングシステムは締めやすいのはいいんですが緩みやすくもあるのでぎゅうぎゅうに締めつけてやる必要があります。