ムシンボ / 京都

ほとんど情報のない京都の山「ムシンボ」へ行ってみました。

深見トンネルの西側から入山しましたが、山と高原地図に書かれているように確かに登山口が分かりにくいです。とりあえずGPSで場所を特定し、地形図の登山道を辿るようにして登り始めましたが、間違っているのかほとんど獣道っぽい…。

強引に急斜面を直上すると、幅員１ｍぐらいの大変歩きやすい山道に合流したので、そのまま道なりに前進。空洞化した木のある分岐を右折して地形図の656地点の山腹を東側から南側に回りこんでいくと、錆びた金属ワイヤーと木材が散乱している所で突然道が無くなります。地形図上でも西方向の道がこの先で途絶えています。

仕方ないので尾根へ直上して、稜線伝いに641地点経由で、第３鉄塔・分岐へ。この辺り眺めもよくユズリハの群生が綺麗です。北向きの道は国道162号線、南向きの道は小麦谷へ向かっており、ムシンボへの道が途絶えたように見えますが、低木を西へ数メートル掻き分けて進むとテープを巻いた木が点々と現れてきます。

小さなピークを上り下りしながら尾根伝いに進むと、ムシンボの三角点。展望はなしですが、風が抜ける気持ち良い山頂でした。下りは第３鉄塔から北へ向かい九十九折れの悪路を下って、第２鉄塔、第１鉄塔経由で、国道162号線へ。

この山に昔、無心房という山寺があったので、ムシンボと呼ばれるようになったとか…。
ルートを把握できる上級者向けコース。