北アルプス 残雪期の唐松岳
- 投稿者
-
丸茂 甲太
東武宇都宮店
- 日程
- 2014年04月23日 (水)~2014年04月24日 (木)
- メンバー
- 町田店 丸茂
- 天候
- 快晴
- コースタイム
- 1日目八方-(ゴンドラとリフト2台経由)-八方池山荘
2日目 八方池山荘(50分)第3ケルン(140分)唐松岳頂上山荘(25分)唐松岳山頂(20分)唐松岳頂上山荘(70分)第3ケルン(30分)八方池山荘
- コース状況
- ○危険箇所は唐松岳頂上山荘手前のヤセ尾根です。
○唐松岳山頂直下は急登なので滑らないよう注意が必要です。
○行きは雪が締まっていてアイゼンの効きが非常に良かったです。帰りは丸山ケルンを過ぎたあたりから日当たりがいいため雪質がシャーベット状に変わりました。出発は歩きやすい早朝をおすすめします。
○唐松岳頂上山荘の営業開始日は4月26日です。八方池山荘は通年営業です。
- 難易度
感想コメント
[1日目]この日は八方池山荘に泊まります。スキー場のリフトを使って一番上に到着すると、すぐ目の前に八方池山荘があります。この山荘には食堂に大きなテレビや山の雑誌があり、また嬉しいことにお風呂もあります。夕食の時間、食堂のテレビで天気予報を見ていると、明日は日本列島の中心に大きな高気圧がありました。明日の天気も期待できそうです。
[2日目]朝5時過ぎ、日の出とともに出発しました。この日の朝は放射冷却で冷え込み、雪が締まっていてアイゼンの爪がよく刺さりました(このあと日中気温が高くなるにつれてどんどん雪がやわらかくなります)。
トレースに沿って歩き、目印となるケルンで休憩を挟みつつ上を目指します。この八方尾根、途中で急坂が何度か出てきます。足場は踏み固められていたのでペースを保ちつつ登りました。
丸山ケルンを過ぎ、しばらくするとヤセ尾根が出てきます。足元の幅はしっかりとありました。
唐松岳頂上山荘の手前に着くと、この日初めて劔岳方面の展望が得られました。唐松岳と言えば劔岳の展望が有名です。ここまで近くできれいに見えるとは!やっぱり劔はかっこいいですね。
最後の急な上り坂を終えると山頂の標識が見えてきました。素晴らしい展望です。去るのが名残惜しいくらいです。また季節を変えて登りたいです。
今回八方池山荘に泊まり次の日早朝出発しましたが、雪の状況を考えるとこれで大正解でした。この時期は気温の差が激しいため、日中雪がやわらかくなってから登ると足元が沈みやや歩きづらくなると思います。八方池山荘では早朝出発の場合、朝食をお弁当にすることができます。
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