残雪期の乗鞍岳滑走!
- 投稿者
- 好日山荘スタッフ
- 日程
- 2014年05月04日 (日)~2014年05月04日 (日)
- メンバー
- 天候
- 晴れ→曇り
- コースタイム
- 乗鞍高原観光センター→<春山バス>→位ヶ原山荘→(70分)→肩の小屋口→(120分)→乗鞍岳・剣ヶ峰→(5分)→乗鞍岳・蚕玉岳鞍部→<滑走>30分→位ヶ原山荘→<春山バス>→乗鞍高原観光センター
- コース状況
- 特に危険個所はありません。
雪がしっかり締まっているので、踏み抜きもほとんどありません。
山頂直下は斜面が凍っているので注意。アイゼンを装着したほうがよい。
<滑走>
標高の高いところは斜面が凍ってガリガリなので、足が疲れます。
標高が低いところは雪がぐさぐさなのでエッジが効きにくく、曲がりにくい。
- 難易度
感想コメント
2014年のゴールデンウィークは尾瀬の至仏山に山スキーに行こうと計画していたのですが、至仏山の登山口の鳩待峠まで移動時間もかかるし、お天気もあまりよくなさそうなので、日帰りで行ける乗鞍岳に変更。
乗鞍岳の標高は3026m。
日本で3000mを超える山は21座ありますが、この中で乗鞍岳はもっとも簡単に山頂に立てる山です。
夏はバスで標高2700m付近まで上がることができ、そこからは1時間半ほどで山頂に到着できます。
冬は雪に閉ざされますが、ゴールデンウィーク前に乗鞍高原から標高2350mの位ヶ原(くらいがはら)山荘までバスが開通し、山頂への日帰りが可能になります。
また、5月下旬には標高2600mの肩の小屋口までバスが開通し山頂が近くなります。
5月3日に仕事を終えて、晩ご飯を食べて夜の10時半に出発。
途中寝ながら、嫁さんと運転を交代しながら、6時半に乗鞍観光センターの駐車場に到着。
朝一番のバスは8時半出発ですが、バス停にはもうすでに人が並んでいます。
駐車場からは乗鞍岳がきれいに見ます。早く登りたい!
バスで位ヶ原山荘まで上がって、スキーを担いで登り始めます。
それにしてもすごい人です。
スキー、スノボを担いだ人もたくさん。
山頂を目指して、蟻の大群が登っているようです。私もその一人。
最初の急坂を上りきると、位ヶ原に出ます。
真っ白な乗鞍岳が目の前に現れます。
真っ白すぎて、目がおかしくなりそう。
位ヶ原でスキーを履いて、緩やかに登っていきます。
青空に白い山がきれいに映えます。
そして、環水平アークという水平の虹も見られました。
これは珍しい。
がんばって登っていきますが、標高が上がってくると、雪面が固くなり、また斜度も急になっていて、シール登攀ではきつくなってきたので、斜面の途中でスキーをザックにつけて担ぎ上げ。
少し苦労しましたが、何とか朝日岳付近の稜線に出ました。さすがに稜線は風が強く寒いです。
ここからは蚕玉岳(こだまだけ)を越えて少し登ると山頂の剣ヶ峰(3026m)。
蚕玉岳と剣ヶ峰の間にスキーをデポして、剣ヶ峰へ。
山頂からは360度の展望!
目の前には御嶽山が。
北アルプスの山並みも美しい。槍ヶ岳も見えました。
遠くには白山も見えました。
蚕玉岳と剣ヶ峰の間から滑り始めます。
登りの疲れが足に残っていたのもありますが、それほどの斜度ではありませんが、雪面がガチガチで足が疲れます…
景色を楽しみながら、休憩しながら滑り降りてきました。
楽しかった!
乗鞍は毎年来たい!
来年はもう少し早い季節にツアーコースを下まで滑り降りたいね。
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・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。