念願の屋久島宮之浦岳縦走①

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投稿者
酒井 留奈
日程
2014年06月09日 (月)~2014年06月12日 (木)
メンバー
マウントギア大名 酒井
天候
1日目:晴れ 2日目:雨 3日目:雨 4日目:雨のち晴れ
コースタイム
1日目:淀川登山口<45分>淀川小屋 2日目<85分>花之江河<60分>投石岩屋<80分>宮之浦岳<35分>焼野三又路<60分>永田岳<70分>鹿之沢小屋
コース状況
黒味岳分岐から投石岳までは雨が降ると登山道が川のようになるので注意。
焼野三叉路から永田岳への登山道は荒れ気味。かなりえぐれている登山道やロープが設置された岩場が多いです。今回は雨だったのでさらに注意が必要でした。木道もあるので滑らないように気を付けてください。
難易度
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感想コメント

念願だった屋久島宮之浦岳縦走に行って来ました。
福岡から深夜バスで鹿児島へ。朝一のトッピーで屋久島に上陸です。

1日目:紀元杉までバスでアクセスしスタート。バス停14:30着(1日2便しか走っていないので注意)なのでやや遅めですが今日は淀川小屋までなのでまぁOKでしょう。
舗装路を30分ほど歩くと登山口に到着。車が数台停められるスペースがあり、今日は天気が良かったからかほぼ満車で登山口は下りてきた登山者で賑わっていました。
淀川小屋までは約40分のゆったりした山歩き。初日ゆえに荷物の重さが肩にくいこむものの、いよいよ始まるわくわく感と晴れた気持ちよさで程なく到着。途中下りてくる登山者に多数遭遇。今日はとても天気が良かったので最高の眺めだっただろうなぁ、、、と思うと羨ましい。というのも明日からガッツリ雨予報。そのせいか小屋の宿泊者も私たちを入れて5人と少なめでした。小屋の脇に水場があり、トイレもありますが、携帯トイレブースも新設されていて臭いが苦手な方はそちらを利用するといいかもしれません。屋久島は自然環境への負荷を軽減するため携帯トイレが導入されています。このさきにも要所要所に携帯トイレブースが設置されていました。屋久島に入る時は携帯トイレのお忘れなく。
今日は気持ちいいので外にマットを敷いて夕食。重さを軽くするため食事はドライフーズが中心。仕方ないですね。ラジオからの天気予報に“はずれて!”と願いつつ早々に就寝。
そうそう、食料を放置しておくとネズミさんに食べられちゃうよ、と言われていたので食材はしっかりザックに入れたつもりがザックのウェストベルトポケットに黒糖が入ったままでしっかり食べられてしまっていました。そういえば夜中にカリカリ音が聞こえていたなぁ。

2日目:かすかに聞こえる雨の音。あぁーやっぱり雨か、と思いつつ早起きして朝ごはん。ラジオは午後から雨と言ってたけどしっかり降りだした雨の中意を決して出発。宮之浦岳はふきっさらしなので風が強くならないことを祈ってまずは花之江河を目指しゆっくり登ります。次第にヤクシマシャクナゲがあちこちに見えてきました。なんでも今年は30年に一度の大咲きとか。確かに!!花之江河に着いたときには思わず“すごーいっっ”と声が出てしまいました。すごいすごい、シャクナゲだらけ。花之江河は日本最南端の高層湿原。今日はモヤがかかっていましたがそれでもとても神秘的な雰囲気で思わず見入ってしまいます。確かに晴れていたら嬉しいですが屋久島は雨も似あいます。
しばし堪能し黒味岳へ向けてスタート。歩いても歩いてもそこかしこにシャクナゲです。すごいなぁ。あっというまに分岐に到着。本当は黒味岳を往復する予定でしたが悪天候なので先を急ぐことにしました。
分岐をすぎてからも次々と現れるシャクナゲの多さに驚きつつ歩を進めます。雨水がじゃあじゃあ登山道を流れる岩場を慎重に進むと投石平へ。天気が良ければ遠くの山々や花崗岩、奇岩が楽しめるらしいのですがもちろん何も見えません。救いは風があまり強くないことでしょうか。さらの時折のぞく日差しに一喜一憂しつつ宮之浦岳山頂へ。さすがに風が強かった。写真を撮ってそそくさと退散。焼野三叉路でどちらに行くか思案。明日の方が回復するはず(とあまり根拠はなかったが、、、)と思い予定通り永田岳へ。が、この登山道がきつかった。迷うところはなかったですが、かなりえぐれていたり段差がきつかったりササやぶの中だったりロープ頼りの岩場だったり、、、まぁ、大変でした。永田岳の山頂直下の岩場では思わず宙ぶらりん状態になってみたり、、、ちなみに永田岳山頂へは登山道から少しはずれるので分岐に荷物をデポして空身で登った方がいいです。
そんなこんなでようやく鹿之沢小屋へ到着。さすがに今日は私たちのみでした。淀川小屋でご一緒したかたも鹿之沢に行くとおっしゃっていましたが変更したようです。
全身濡れ濡れの洋服を着替えて一息。ラジオから流れる天気予報は明日も一日雨模様。遅くなればなるほど回復するようですがどうなることやら。すこしでも良くなることを願って就寝です。
鹿之沢小屋のトイレはかなり離れているので要注意。明るいうちに確認を、というか夜には絶対行きたくありません、、、

フォトギャラリー

とてもいい天気の中屋久島に上陸

紀元すきまでバスに乗ります

紀元杉 これも立派

川上杉

淀川登山口

ヤクシマシャクナゲ

淀川避難小屋

小屋の中 ネズミがでるので要注意

キレイ

2日目 宮之浦岳へ向けて雨の中出発

花之江河 まわりはシャクナゲがいっぱい 見づらい写真ですみません

シャクナゲ

これでもかとシャクナゲ

宮之浦岳山頂 展望ゼロ(泣)

永田岳への道は厳しい、、、

踏ん張った

ひっそりと永田岳 もちろん展望ゼロ

一瞬雲が切れて海が見えた

独占だった鹿之沢避難小屋

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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