あの山へまた行こう~岩殿山~(山梨県)
- 投稿者
-
浅見 直紀
さいか屋藤沢店
- 日程
- 2014年07月22日 (火)~2014年07月22日 (火)
- メンバー
- ららぽーと横浜店 アルバイト2名
- 天候
- 晴れ
- コースタイム
- JR大月駅→(20分)→岩殿山登山口→(30分)→岩殿山山頂→(90分)→稚児落とし→(70分)→JR大月駅
- コース状況
- 特に問題なし
- 難易度
-
感想コメント
ららぽーと横浜店内で「〇〇会(無許可のため伏せ字)」という女性アウトドアサークルが立ちあがっているのだが、山行計画を小耳に挟んだので交渉の上で同行してみた。最近では明石や大阪へ構成員を派遣し全国で構成員を増やしつつあり、注目されている。尚、よく店で参加したいという旨の話を耳にするのだが、参加のための交渉には特殊な技術が必要なため、一般に参加は難しいと言えるだろう。
実は一ヶ月ぶりの山である。加えて今日、7/22の午前11時を以て関東の梅雨明けが報じられた程、晴れて暑かった。東登山口から行こうかと思っていたが、樹林帯で風が無さそうなのでいつものルートに修正。バッタの出現に○○会構成員が絶叫していた。トカゲやキノコもわんさかと出て来て、春先に登った時と比べて賑やかであった。そして山頂まではコンクリートの整備された道が続く。照り返しで焼け消えそうだ。暑い!
山頂の東屋で調理タイム。この○○会はお昼の調理にも力を入れているため、同行レポーターの私としても手を抜けない。どんどん作られる。おぉ、豪華だ。順不同に、ワカメじゃこご飯、ポテトサラダ、ボイルウィンナー、ペンネパスタ~うにの香りと共に~、チップス炒め、クリームソースパスタ、クリームコンソメスープ・・・
あれ?作り過ぎじゃ・・・!?
気付いた時には惨劇の幕は開けていた。残す訳にはいかず、無理やり詰め込んだ結果、近年稀に見る満腹度である。そして○○会会長は、山行の度に装備品を持参してくるのだが、それを強制的に装備させようとしてくるのだ。イヤだ!夢の国のネズミさんが着けていそうなリボンなんて着けられない!調理に忙しいふりをして切り抜けようと頑張った。
「ツケロ!」
腹のどこから出すのか、ドスの効いた声で脅された。手が震えているのは鍋の重さではない。恐怖だ。大人しく従うしかなかった。
昼食後は、稚児落としへ。この山に来て稚児落とし行かないという選択肢は無い。スキーをしに行ってリフト乗るだけで満足できないのと同じだ。途中まで引き返し、分岐を稚児落とし方面へ進む。
細かい砂利の下りが暫く続く。そして樹林帯のアップダウンを何度か繰り返し、本日のハイライト・兜岩の鎖場を存分に楽しませてもらった。細い岩の道、長めの鎖場。会長も構成員も、騒ぐかと思いきやそうでもなかった。楽しいと言っていただけて何よりである。
そして昼飯を食い過ぎたために、腹が痛くなった。惨劇としか表現しようもない。そうなるとこの道は苦行林に早変わりである。アップダウンが細かくあり、展望も一部を除いてききづらい。しかし歩けばいずれ着くもので、稚児落としへは予定コースタイムより気持ち早いくらいで着けた。相変わらずの高度感である。しかしほぼ無風のために暑い。
腹痛が増して来た。心頭滅却!心頭滅却!話しかけられても満足なリアクション不可能ですからね!そんな言葉を背中ににじませ(つもり)、黙々と下った。途中でキノコ等のせいで「これヤバぁい!」と立ち止まることもあったが、無事に浅利地区、そして大月駅まで着いた。帰りのコンクリート舗装路が暑さと腹痛で拷問だったが、山の中では楽しい思いをさせてもらったので良しとしよう。
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・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。