東洋のマッターホルンと緑の楽園 大源太山~七ッ小屋山

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投稿者
齋藤 千春
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日程
2014年07月22日 (火)~2014年07月22日 (火)
メンバー
他一名
天候
晴れ
コースタイム
登山口(30分)謙信ゆかりの道分岐(120分)大源太山頂(60分)
七ッ小屋山山頂(40分)蓬峠分岐(50分)シシゴヤノ頭(100分)登山口
コース状況
 このコースの渡渉は3ヶ所。トラロープに惑わされず、確実な浅瀬を飛び石を伝って渡ればドボンすることはありません。
 大源太山東面は急な岩場なので三点支持をしっかりと。謙信ゆかりの道はつづら折りだったり、へつったり、植物が生い茂って足元が不明瞭な上、長丁場なので最後まで気が抜けません。
難易度
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感想コメント

 以前から憧れていたとんがり帽子、大源太山に登ってきました!折角なので七ッ小屋山経由で谷川方面の景色も楽しもうと、あくまでメインは大源太のつもりで行ったら…そちらの景色の方が素晴らしかったので、これから行こうとお考えの方はぜひ七ッ小屋まで足を延ばしてみて下さい!

 シダ生い茂る蒸し暑い沢沿いをしばらく歩き渡渉点に到着。心配していたこの渡渉ですが、思っていたより浅瀬だったのでテンポ良く飛び石を踏んで難なくクリアできました。ここから急登が始まります。頂上稜線に出るまでほぼ急登、風もあまり吹かなかったので滝のように流れ落ちる汗を拭いながら上を目指します。樹林帯を抜けると前方に大源太、この時点ではまだこんもりとした形でマッターホルンとは程遠いシルエットです。しかり両側の切れ落ちた細い道は高度感抜群、左側の七ッ小屋の稜線もみるみるせりあがってきて圧巻でした。

 思っていたより早く山頂に到着したので随分とのんびりしてしまいました。北にはヌクビ雪渓を抱いた巻機が、東側には朝日岳の雄大な姿があり、盛夏を迎える前の霞みがかった静かな眺めを楽しみました。十分休憩してから、本番の東面の下りに取り掛かります。急傾斜の岩場ですが、慎重に三点確保しながら下れば問題はありません。寧ろ、次第に露わになる東洋のマッターホルンの異様に興奮を覚えながらハイテンションで下りました。
 
 そして鞍部からまた登り返し、稜線に出るとそこには一面緑の草原が!そよそよと風に揺れる緑はとても優しく、まるで大きな緑の手に暖かく包まれているような気分でした。蓬峠の分岐あたりまでこの草原と可憐な花々の道が続きますが、天国ってこんな感じかな?とふと思ってしまうような光景でした。

 歩んできた広大な稜線をぐるっと見渡しながら、シシゴヤの頭までアップダウンを繰り返し、大源太と七ッ小屋に別れを告げ長い下りに入りました。距離はそれ程でもないですが、時に急で滑りやすい箇所や見通しの悪いへつりを通過しながら、展望の無いジグザグ道を繰り返すので割と長く感じました。沢の音が近づいてきた所で清水が湧き出していたので、思い切ってその水でザブザブ顔を洗いました。気持ちの良い瞬間です!初めの分岐までやって来て再び渡渉すればゴールは目の前。

 とっても幸せな景色に出会えたのでピストンで終わらず周回してきて大正解でした!

フォトギャラリー

ザ・アジアンマッターホルン!

トラロープの右を行こう!

登りはマッターホルン?といった感じ。

頂上到着!

巻機山。先日はお世話になりました。

青いシジミ蝶が沢山いました。

パンなぞをを焼いてみる。

東面の下り。

登ってきた時とは感じが違いますなあ。

清水峠方面。駆け下りたい~。

天国と見紛う風景。

大源太と七ッ小屋。ぐるっと一周。

クルマユリ。

キンコウカ。

タテヤマウツボグサ。

クガイソウ。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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