Trail Run・箱根50Kを目指して-箱根外輪の山々【箱根山域】

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投稿者
好日山荘スタッフ
日程
2014年07月31日 (木)~2014年07月31日 (木)
メンバー
天候
やや曇り気味
コースタイム
箱根湯本駅スタート~明星ヶ岳~明神ヶ岳~金時山~湖尻水門~神山~早雲山~強羅駅
のコースを行きました。
山と高原地図の参考タイムでは17時間45分。
この日の行動時間は10時間でした。

走力やペースによって差が出ます。
標準的な歩行タイムは登山地図を参考ください。
コース状況
相変わらず箱根のトレイルは優しく出迎えてくれる。そんな感覚のするコースです。
山歩きが初めての方でも安心して歩けます。
エスケープルートも多数。
難易度
Google Map

より大きな地図で

感想コメント

大好きな山域でもある箱根の山々。歩くもよし走るもよしの贅沢なトレイルが広がります。
今回は9月に参加予定の信越五岳トレイルへの強化ランの目的で、2007年に開催された幻のトレイルレース『OSJハコネ50K』のコースを辿りました。

始発の電車に乗りましたが、出発する頃にはすっかり夏日で気怠い暑さでした。
標高を上げれば少しは涼しくなるだろうと希望的観測のもと、箱根湯本駅を出発します。
さすがに走り初めの頃は気分も重かったですが、明星ヶ岳まで上がってくると流石に涼しく感じられ?無理矢理感じている?少し余裕が出て身体の調子も上がってきます。
しかし、まだまだ先は長いのでペース配分に注意して進みます。

今回はとても素晴らしい出来事がありました。
まず、明神ヶ岳にてハイカーの方より冷たいカフェオレのお裾分け。さらに金時山手前の矢倉沢峠にてバーベキューをされていたグループより焼き肉の御馳走が!!
こちらから何もお返しできない状態でしたが、本当に感謝の出会いがあり、感動のエイドステーション状態でした。

しかし、50キロという距離は何と長い事か。自分の実力ではなかなか慣れてくれないレベルなので、これが普通に感じれる様になってくれればこちらの物なのですけど。
まだまだ走力不足。楽しくこれからも上昇していきたい所です。
結局今回は時間の都合で芦ノ湖の湖畔を周回する部分をカットし、箱根・神山へショートカットしました。トータル走行距離は32キロでした。
ハイキングでは神山は体力的には並の山だと思いますが、こうして行動形態を変化させれば登り切るのに中々の高峰具合にも感じられるのが面白い部分かと思います。

トレイルの途中では見事な色丹草の花々が見事でしたし、蛙、蛇、トカゲなどのオンパレードで自然と戯れながらの行程が楽しかったです。
極めつけはゴール間近の早雲山で茂みの中より「ガルルッ…」と明らかにデカイ獣の気配と声。この瞬間はさすがに怖さを覚えましたが、箱根に熊はいない筈なので猪だったでしょうか。相手の姿が見えないのも心理的には良くありませんでした。

走るロケーションとしては外輪の山々を眺めながら進めるので、飽きない極上のトレイルです。
各自のコンディションやレベルに合わせて様々なコースレイアウトを設定できるのもトレラン向きの山域です。
走られる方はハイカーとすれ違う場面では道を譲り、けっして無理な追い抜きをせず、追い越す場合は挨拶をして相手に圧迫感を与えないように気配りをください。
一部の無謀なランナーの為に社会問題化してきています。
山はみんなの楽しめる場所。ハイカーもランナーも共存してこその憩いの場所と成り得ます。よろしくお願い致します。


シューズはTHE NORTH FACE/ウルトラトレイルを履きました。しっかりと荷重がかかっても無理がなく、グリップ性能も高く、多様な路面状況に対応できました。ロングディスタンスでも問題なく走れるレベルの衝撃吸収性もあり、頼りがいのあるシューズでした。

フォトギャラリー

夏です。熱いです。でも箱根の山は爽やかでした。

スタートは箱根湯本駅。

阿弥陀寺の周辺は石仏が多数。

8月に大文字焼きが行われる明星ヶ岳の山頂。日当たり良好すぎて熱いです!

せっかくの景色の良い明神ヶ岳では残念ながら曇りがち。

お裾分けしただいたカフェオレ。冷たくてすごく美味しかったです。ありがとうございました。

天然クーラーって感じれるくらい涼しい場所もありました。火照った身体にはたまらない感じです。

金時山です。外輪山は見晴らしの良い稜線が続きます。

味のある案内板。

この感じ、箱根に来たって気がします。

GONTEXの膝貼足(ヒザハッタリ)。効果をすごく感じます。張り方も簡単でオススメです。

矢倉沢峠の小屋でいただいたお裾分け。これも最高に美味しかったです。ありがとうございました。

金時山まで来ました。50キロで言えばまだ半分足らずでしょうか。

蛙さん。まったく動じず堂々とされていた。

綺麗な色丹草(シコタンソウ)です。

芦ノ湖の湖畔を走るのは時間的に諦めました。これは湖尻から見える神山・駒ヶ岳です。

神山への登りは想像していたより、少しは岩っぽいです。でも本当少しなのでガレ場的なイメージではありません。

樹林に囲まれた神山の山頂。最後で展望に恵まれれば最高だったのですが。仕方ないですね。

Ultraspireのハンディボトル。ハンディボトルは今回初めて試しましたが便利です。

シューズはTHE NORTH FACEのウルトラトレイル。すごく完成度の高いオススメシューズです。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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