台風一過! 霧降高原 隠れ三滝を巡る
- 投稿者
-
家田 森
浦和パルコ店
- 日程
- 2014年08月12日 (火)~2014年08月12日 (火)
- メンバー
- 家田
他浦和パルコ店アルバイト一名
- 天候
- 雨
- コースタイム
- 霧降高原バス停(40分)合柄橋(45分)大山(40分)猫平(20分)マックラ滝前(15分)玉簾滝(15分)丸太の橋(30分)マックラ滝前(25分)丁字滝(10分)隠れ三滝バス停
実働時間 4時間ちょうど
- コース状況
- 日本中に大雨をもたらした台風12号がまだ北海道に猛威を振るっていた頃。関東は台風一過で好天、とはいかず、ずっと一日雨。というか、台風による大雨の傷跡が多く見受けられ、通常なら初心者コースで余裕もって臨めるかもというところ、かなり盛りだくさんに充実したコースとなった。
霧降高原バス停近くには綺麗な休憩所があり、多くの人は観光用に新しく作られた天空回廊という1400段のロング階段で、女峰山方面の小丸山へ向かい、キスゲを見に来る。今回はそれとは真逆の方向に進む。最初はリフト跡の中の道を歩いて下りる。8月のこの時期にも刈り払いがされていないようで笹が道を覆い、丸木の階段は雨水に削られ水溜りの連続になっていて、一部小さな滝のように水が流れている。
霧降高原道路の下を、トンネルでくぐると急な下りとなる。濡れた丸木の階段は滑りやすいので注意。笹の海の中、流れている川がルートだ。粘土質の土のため滑りやすく、水が浸み込んでいかないのでルートはじゃぶじゃぶ水の中。崩壊地一か所はすぐ上を通過。
霧降川にかかる合柄橋には橋はない。渡渉といっても水量は少なく問題なし。渡った先がやや滑ると危険なので気を抜かない様。しばらく平坦な川(!?)の中を進むと霧降牧場が見えてくる。
この先牧場の柵越えのためのステップ台がいくつか出てくるが、本当に必要なのはほんの数か所。牧場に出ると気持ちのよい草原の登り。晴れていれば大展望であろう。雨もあってか牛もおらず。牧場の中は特に道がしっかり作られている訳ではないものの、気持ちよく歩ける。一番高いところが大山だ。東屋もあるがベンチが壊れている。一時的にうっすらと雲が晴れ、女峰連山と男体山も確認できた。
牧場からいったん笹道に出る。ここも刈り払いがされていなかったので、腰上までの笹漕ぎ。元藪屋の私としては少し嬉しいが、足元が見ずらいので要注意。舗装路に出て左に進み、猫平への道標に従いまた笹道に入る。また笹の海を行くと(恐らく)展望の良い笹平に着く。綺麗な東屋もありここで昼食。
笹平からマックラ滝までの下りがまたやや急で悪い。滑りやすいので、下りのよい練習になるだろう。
再び霧降川に出会い、マックラ滝へ…と思ったら、増水の為か橋が対岸に避けられていて川を渡れず。近くの立看に、天候によっては橋を渡れませんと書いてある。マックラ滝は遠目から眺めて我慢する。川沿いに道を下ると玉簾滝展望台に着く。水量多くて簾状とは行かなかったが、竜頭の滝風の美しい滝。少し先から滝下まで行ける道もあるが、慣れた人向き。同行者は途中で諦めた為写真だけ撮ってもらう。
そのすぐ先で丁字滝方面へ川を渡らなければならないのだが、ここも橋が今度は手前側に避けてある。ここも先ほどと同じで流された、という感じではなかったが、初心者連れではムリクリ渡る訳にもいかず。で、コースを変えて地図上のもう少し先の丸太の橋で川を渡ろうと進んでみると。ここの橋は増水の為と思われるが見事に崩壊していた。
仕方なく、マックラの滝前まで戻る。ここには牧場へ行くための林道が通じていたのを確認していたので、安全策で帰路をとる。この林道にも台風の爪痕色々。丁字滝へは反対側から見に行き、その林道を進むと隠れ三滝のバス停である。
バス停から10分程歩くと天然水かき氷が名物の「チロリン村」という施設がある。雨で寒かったが美味しくいただいた。ただ、その往復は、霧降高原道路をスピード上げて走る車がビュンビュン通るので注意が必要。
- 難易度
感想コメント
台風一過って、こんなにコースの難易度を上げるんだ、と良い経験をさせてもらった山行。僕的には大抵台風一過の好天の恩恵を受ける事が多かったので、勉強させてもらった。歩いてて楽しいのなんの。ただ、一人だと流石に滅入りそうな状況だったのは確かなので、同行してくれたスタッフにも感謝。
さすがフジヤマ、この水量、コース状況の中、靴下は濡れていなかった。スキンメッシュ大正解。
季節がら、また雨の中の台風一過の大荒れルートだったこともあってか、帰ったら蛭にやられていた事が判明。秋頃にはいなくなっていると思いますが。
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