白馬から唐松、五竜テント泊縦走
- 投稿者
- 好日山荘スタッフ
- 日程
- 2014年09月08日 (月)~2014年09月10日 (水)
- メンバー
- 天候
- 晴れ・くもり
- コースタイム
- 1日目 猿倉荘-90分-白馬尻小屋-4時間20分-白馬岳頂上宿舎-30分-白馬岳-25分-白馬岳頂上宿舎-3時間-白馬鑓ヶ岳-1時間-天狗山荘
2日目 天狗山荘-30分-天狗の頭-90分-不帰キレット-3時間20分-唐松岳-15分-唐松山荘-2時間10分-五竜山荘
3日目 五竜山荘-50分-五竜岳-30分-五竜山荘-3時間10分-白馬五竜ロープウェイ
- コース状況
- 白馬大雪渓はコース上に大きな石が落ちていました。常に上からの落石に注意しましょう。
雪渓を超えてからしばらく急な登りが続きますが、それさえ乗り切れば白馬岳までゆるやかな登りになります。
そこからは気持ちのいい稜線歩きになり、白馬鑓ヶ岳の手前の急な登りをこえて下れば天狗山荘です。
不帰のキレットから唐松岳の間は急な岩場歩きです。鎖・梯子があり、かなり危ないのでヘルメットをつけましょう。Ⅰ峰、Ⅱ峰北峰・南峰をこえⅢ峰を巻いてしばらく登ると唐松岳です。
唐松山荘を過ぎて牛首の下りにも鎖場があり、ここもなかなか歩きにくかったです。
五竜岳直下はゴツゴツした岩場で、鎖もあります。高度感があり、正直テントを担いでは登りたくないなと思いました。
- 難易度
感想コメント
久しぶりのテント泊となった今回の山行は、不帰のキレットを通るというドキドキとワクワクでいっぱいのコースでした。
雪渓を登り切ると、頂上山荘手前にお花畑があり、稜線に出ると澄み渡った青空と白馬岳がドーンと座っていて、アルプスに登ってきたんだ~という実感がわきました。
とはいえ初日はさらに天狗山荘まで歩かなければならず、天候もガスが出てきて寒くなり、なかなかハードな1日でした。
二日目は朝から雲上散歩で気持ち良かったです。
天狗の頭では不帰のキレットと不帰の瞼を見て、一体どこがルートなのか分からないくらい切り立っていました。
両手足を使ってなんとかⅠ峰Ⅱ峰Ⅲ峰を登り切りると、だんだんガスが出てきて唐松岳に着くころには雲の中でした。
その後の牛首は真っ白で下が見えずヒヤヒヤしながら通過し、ただただ歩を進めこの日の宿、五竜山荘のテント場へ。
日が沈むころには雲も取れ、きれいな夕日と星空を満喫しました。
翌日はご来光を見るため、暗いうちから出発しました。
五竜岳直下は鎖場の連続で気の抜けないルートでしたが、そこを登り切ると唐松岳など歩いてきた山々や鹿島槍ヶ岳、遠くには剣岳も見えました。
東の空は雲が出ていてご来光は見ませんでしたが、いつかこの先の鹿島槍も踏んでみたいと思いました。
その後、五竜山荘に戻って朝食を食べ、下山しました。
テントを担いでの縦走、難所の通過となかなかハードでしたが、やっぱりアルプスすごいな~と再確認できた山行でした。
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