好日山荘登山学校 日光霧降高原と滝めぐり

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投稿者
家田 森
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日程
2014年10月05日 (日)~2014年10月05日 (日)
メンバー
好日学校登山学校 参加者16名様
大蔵喜福ガイド、黒澤徹ガイド
浦和パルコ店 家田
天候
コースタイム
霧降高原(45分)合柄橋(50分)大山(45分)猫平(35分)マックラ滝(20分)玉簾滝(10分)丁字滝(15分)隠れ三滝バス停
実動時間 3時間40分
コース状況
 バスを降りた霧降高原レストハウスが今回の最高地点という、ほぼ下りの今回のコース。レストハウスには今コース唯一のトイレや水もあり、身支度をさせてもらえる。簡単な地図もあったので今回のコース説明もさせていただいて出発。夏に来た時より刈り払いがされた様子でもなかったが笹が薄く、季節の違いが感じられる。最初はリフト跡を下り、霧降高原道路の下をトンネルでくぐった辺りから下りが急になる。赤土や丸木が濡れて滑りやすいので、大蔵ガイドの助言に従い小股小股で注意して歩く。戊辰の道への分岐のすぐ先で道が一部崩壊しているが、ロープで封鎖され、すぐ上に巻道がある。さらにすぐ先に、霧降川にかかる合柄橋という場所があるが、橋はない。水量は少ないので渡渉というほどではないものの、濡れた岩は滑りやすいのでやはり雨の日は慎重に。樹林帯の平坦な道を進むとやがて牧場へ入る柵が見えてくる。牛止めの柵をくぐって牧場に出るといきなり開ける。今コース唯一の登りらしい登り。霧で視界のない中、緩やかに登ると三角点もある大山山頂。東屋で身を寄せ合いながら手短に昼食。晴れていれば、目の前に女峰山、少し先に男体山も望めるだろう。

 牧場の柵沿いに下ると左手に牛止めがあり、また笹道に突入。少し下ると牧場内の舗装路に出て、しばらく道沿いに歩く。猫平へはまた舗装路を外れ幾つか笹の丘を越えて行くのだが、今回は雨だということもあり、丘越えはやめて猫平直前まで舗装路を行く。猫平にはきれいな東屋があり、見晴しも良い絶好の休憩地。そしてここからの下りが今回のハイライト。参加者に皆様もここが一番大変だったという急な下り。赤土ヌルヌルズルズルで、時には笹に頼りながら、かなり手こずりながら下る。歩きなれない方は、尻餅の一つ二つは当たり前くらい。楽しい下りでしょ、と問うといい経験をしましたとお応えいただきました。

 再び霧降川に出合うとまずマックラ滝。夏には外されていた川を渡る橋も今回は渡されており、対岸に渡って豪快な滝を眺める。少し戻って川沿いに下ると玉簾滝。まだ新しい観瀑台があるのでそこから望む。玉簾滝の先で霧降川を渡る。この橋も前回は外されていたが、事前に確認した通り、ちゃんとかけられていて一安心。橋を渡って5分程で丁字滝。この滝が三滝の中で一番間近で見ることが出来る。岩が濡れているので最後まで気を抜かずに。舗装路に出ると、隠れ三滝バス停はもうすぐである。
難易度
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感想コメント

 好日山荘登山学校実技に同行させていただきました。

 台風18号がすぐ近くまで来ているものの、天気予報でも雨は午後からとのこと、自分やガイドの方の見立てでも大丈夫だろうと思っていた(期待していた)ところ、朝から雨。前回来た時も大雨で楽しかったとはいえかなり手こずったこともあり、正直家を出る時は気が重かったのですが。集合地に1時間程前に先乗りしているうちに気持ちを高めて。参加者の方もお申し込みは最終的には25名様のお申込みをいただき、この雨の中16名様の方が参加して下さいました。皆様気持ちの入った顔でのご参加、テンションも高まります。大蔵ガイドと黒澤ガイドの巧みな案内の中、雨だとそれでも気持ちが沈みそうになるところを、大変なところこそ「楽しいですね」と笑顔で声をかけると、「こんな中なかなか自分じゃ来れないから、いい経験させていただきました」と楽しんでいただけているご様子。参加者の方に楽しんでいただけるとこちらも嬉しい。ツアー後何人かお店に来ていただいた方は、歩きにくい道の歩き方の練習を目的とした今回の登山学校的には、適度な難易度だったかもしれませんね、と。今度は自分で晴れた時にも行ってみたいですね、と。蓋を開けてみたら、むしろ今回は雨で良かったんじゃないかと思うくらいです。

 参加なさってくださった参加者の皆様(今回はお申込みいただいたもののご参加断念なさった方はまたの機会に)、大蔵ガイドに黒澤ガイド(出過ぎた真似をしてしまった場面もあったかと思います。申し訳ありません)、企画や募集に携わっていただいたスタッフの皆様、そして家族親戚に、感謝させていただきます。ありがとうございました。

フォトギャラリー

隠れ三滝の一つ、マックラ滝の前で、ハイ、チーズ!

予報と予想(半ば期待含む)に反し、朝から雨。旧リフト跡の道を下るところからスタートです。

戊辰の道への分岐にて。休憩時には大蔵ガイドによる講習。雨天の歩き方や道具等など…

前の写真のあとすくの崩壊地。上を慎重に高巻きます。

そのあとすくに合柄橋。といっても橋は無し。水量も少ないが、岩が滑りやすいので慎重に。

牧場に入る柵。牛が通れないように間隔細い。「いやぁ、ザック背負ってるから通りにくいんですよね!?」

牧場の中を登ります。今回一番(唯一)の登りらしい登り。「頑張ってくださ~い!」

大山ピークの東屋。ここで身を寄せ合って昼食。

牧場を下ります。中央にみえる柵を、左手に入ると今度は笹の道となります。

雨中の猫平にて小休止。残念ながら今回は結局展望には恵まれず。申し訳ございません。

猫平の先、真ん中に見える牛止めのステップを越えると、いよいよ今回の核心部。

猫平の急坂の下りはやはり滑る滑る。赤土ヌルヌル。腰を落として、小股小股。時には笹を頼りに…

前に来た時は台風対策で外されていた木橋。これでマックラ滝に近づけます。

マックラ滝。雨で水量も多く、なかなかの迫力です。

玉簾滝へ向かう途中の丸木の橋。やはり濡れていると滑るので注意。

観瀑台より望む玉簾滝。やはり水量多く、簾状どころでなかった。ドウドウ。

丁字滝へ向かう橋も、今回は渡されていた。やや下りで難しい。渡った先の岩も足の置き方によっては滑るので注意。

丁字滝。足元狭いので譲り合って眺めましょう。

最後まで気を抜かずに行きましょう。濡れて滑りやすい沢沿いの道。

隠れ三滝バス停着。お疲れ様でした。屋根はないが仕方なくここでバスを待ちます。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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