多摩川源流、水干(みずひ)と笠取山 (山梨県甲州市)

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投稿者
好日山荘スタッフ
日程
2014年10月11日 (土)~2014年10月11日 (土)
メンバー
天候
晴れ時々曇り
コースタイム
作場平口~(30分)~一休坂分岐~(15分)~ヤブ沢~(35分)~ヤブ沢峠~(20分)~笠取小屋~(15分)~小さな分水嶺~(20分)~水干~(25分)~笠取山~(45分)~笠取小屋~(40分)~一休坂~(30分)~作場平口
※登りは、途中で足が痛くなったり写真を撮ったり、所々にある森についての解説板を読んだり沢の水を触ったりしながらゆっくり歩いています
コース状況
笠取山の南側一帯は山梨県内ではあるが東京都水道局が水道水源林として管理しています。水干までは「水源地ふれあいのみち」として良く整備されており非常に歩きやすいです。
ただし、石畳状の場所や丸太が埋め込まれた場所に濡れ落ち葉が載っていると滑りやすくなるので、これからの季節、雨上がり等は要注意です。

水干から上、東側から山頂を目指すルートは急に道幅が狭くなるため、下って来る人とすれ違う場所を考えてお互いに譲り合いながら歩きましょう。
山頂近辺には岩場がありますので、注意して歩いてください。

ヤブ沢峠~笠取小屋間は、車が走れる未舗装林道で、たまに小屋関係者の車が通ります。気を付けましょう。

作場平(さくばだいら)口と笠取小屋横にバイオトイレがあります。

笠取小屋から一休坂方面に2分ほど下ると、水場がありおいしい水が飲めます。
難易度
Google Map

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感想コメント

一か月くらい前、ネプチューンの原田泰造さんが多摩川の河口から源流を目指すという内容のテレビ番組で、多摩川の源流という事で水干が紹介されていました。登山口から水干まで大変な苦労をして登った感じで紹介されていましたが、調べてみると数時間でたどり着けそうです。という事で、水干を目指してみました。
季節によって、また訪れる前の天候によって、多摩川の最初の一滴がポタポタ垂れていたり、全く枯れていたりと様々なようです。先週末の台風18号の雨で、地中に水分が多いだろうから最初の一滴が見れるだろうと期待して行ったのですが、残念ながら最初の一滴は見られませんでした。

多摩川の最初の一滴は見られませんでしたが、美しい森の中を沢のせせらぎを聞きながらの~んびり歩ける、気持ちの良いコースでした。あと1~2週間すると、紅葉が美しいと思います。
アクセスがあまり良くないため、歩いている人が少なく静かなのも良いですね。

作場平口までは公共交通機関はありません。自家用車またはバイク利用になるでしょう。駐車場は全部で50台程度は停められると思います。
国道411号線(青梅街道、大菩薩ライン)から一ノ瀬林道を20~30分走ります。林道と言っても全て舗装路ですのでそれほど走りにくくはありませんが、1.5車線くらいの幅ですので、安全運転で走って下さい。
奥多摩方面から向かう場合、411号線から一ノ瀬林道への入り口が、登りの左ヘアピンカーブの頂点辺りから右折で入る形になるため、対向車と後続車に充分注意してください。

下山後、奥多摩方面へ下ると道の駅たばやまに日帰り温泉があります。のめこいの湯、3時間まで600円です。営業時間が19時までと温泉施設にしては終了時間が早めな気がしますが、なかなか良い湯でした。

フォトギャラリー

「東の山頂」などと呼ばれている方です。

東京都水道局が立ててくれた立派な標識があちこちにあり、迷うようなことはまずないでしょう。この標識の反対側にトイレがあります。

ということで、熊スズをセットしました。

水が本当に透明です。

ところどころにちょっとだけ木道があります。

何度も沢を渡ります。

横に渡してある角材の幅と歩幅が合わず、ちょっと歩きにくい感じもしますが、この角材がないとおそらくもっと歩きにくいことでしょう。そう考えるとありがたいですね。

そんなこんなで笠取小屋に到着しました。お昼前だったので小屋前のテーブルで食事をしている人が多かったです。

紅葉と青空

小さな分水嶺

小さな分水嶺の石碑と笠取山

水干

ちょっと湿ってはいますが、水が滴り落ちて来るところは見られませんでした。

水干の上にトリカブト?

水干から上は急に登山道が狭くなります。

かすんでいるものの、「西の山頂」から、富士山が結構大きく見えました。

西の山頂はこんな感じです。風もなく暖かかったのでご飯を食べている人が多かったです。以前はここに「山梨百名山」の標識があったようですが、撤去されてしまったようです

龍っぽく見えませんか?

笠取小屋下の水場にて。おいしい水にカップもニッコリ^^

かなり下って来たのですが、この木だけすごく紅葉が進んでます。木にも個性があるんですね。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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