定山渓天狗岳 ラクダ岩稜&東尾根
- 投稿者
- 好日山荘スタッフ
- 日程
- 2015年03月31日 (火)~2015年04月01日 (水)
- メンバー
- 天候
- 曇りのち晴れ時々雪
- コースタイム
- 31日 林道入口(20分)天狗沢出合(40分)天狗平(50分)ラクダ岩稜取り付き(180分)下降開始(20分)天狗平(30分)幕営
1日 天狗平(75分)エプロンフェイス(60分)ロウソク岩のコル(120分)東尾根経由頂上(40分)下降(60分)林道入り口
- コース状況
- 天狗平までは雪がしまって歩きやすかった。
ラクダ岩稜は雪なし、岩と泥壁、残置はほぼなしなのでプロテクションはカム&ハーケンが有効
3P目はエイドセクションA1
下降は3P目の白樺で50m×1で懸垂。
東尾根アプローチはエプロンフェイスよりの雪崩に要注意、一部口をあけたシュルンドが目立った。
尾根状は一部張出した雪庇などに注意
下降は中央ルンゼ雪が腐って所々埋まる。
- 難易度
感想コメント
積雪期いろいろなバリーエションを与えてくれる近くて良い山定山渓天狗岳に再び。
今回は山中に1日でラクダ岩稜と東尾根を登りました。
初日、天狗平にテントを張り、ラクダ岩稜を目指します、アプローチは急なルンゼ地形から
尾根筋を登り目立ったラクダみたいな岩塔がそれです。
ルートは顕著な凹角です。
ブッシュと泥と露岩の1P目クラックを使い右上していきます。アックスを泥に決めながら所々悪い箇所をこなして行きました。
残置はほぼないのでカムが有効でした。ハイマツでビレイをし上部のしっかりした白樺まで登ります。
2P目 チムニーと泥フェイス小山田さん攀じ登ります。上部の白樺でビレイ。
段々と泥が取れていき行く末は登れなくなりそう・・
3P目 Bさんアブミセクション上部のピンが抜けそうなので潔く敗退しました。
懸垂を白樺でしルンゼへ雨が降る前にテン場に戻れよい一日でした。
2日目、雪が緩む前に東尾根へ雪崩にビビりながらエプロンを目指しました。
東尾根へはロウソク岩を基部から巻き稜上へ。1P目2P目くらいしかロープを必要としませんでした。
条件や技量によって変わると思います。
懸垂をイーストコルへ一度行い、しばらく登ると呆気なく山頂でした。
東尾根思っていたより短く終わりました。山頂から中央ルンゼへ下降ここも雪崩に気を使いながら
下ります。踏み抜くと腰くらいまで埋まるので非常に気を使いました。
春の陽気の中テントを撤収し天狗平を後にしました。あと1~2週間くらいは楽しめるかなといったところです。
トレーニングにも最適なこの山。遊び方次第で大きく変わります。
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