丹沢大野山 御殿場線のローカル旅

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投稿者
中澤
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日程
2015年04月24日 (金)~2015年04月24日 (金)
メンバー
天候
晴れ
コースタイム
谷峨駅ー(60分)ー頼朝桜ー(40分)ー大野山ー(60分)ー共和小学校ー(60分)ー酒水の滝ー(30分)ー山北駅
コース状況
谷峨駅からのコースはゆるやかで歩きやすいです。山北駅へ下るコースはやや崩れているところがありましたが概ね歩きやすいです。
難易度
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感想コメント

めずらしく休みの日に天気がよさそうだったので、先日購入したミレーのアイガー30を背負って大野山に行ってきました。

大野山は丹沢湖の近くにある低山で、丹沢では貴重な駅から歩いてハイキングができる山です。小田急線からJR御殿場線に乗り換えて谷峨駅まで行くのですが、ここではSuicaは使えないので久しぶりに切符を買って電車に乗りました。切符を買うのも懐かしいかんじになってしまったんだなと思いました。電子マネーは乗り換えとかがすごく便利なのですが、間に合わないかもとちょっと焦りながら切符を買うのは旅情があってなかなか悪くないです。谷峨駅も山北駅も切符の券売機はなく、ローカル色の強い鉄道駅でした。

谷峨駅からは道標もしっかりしていてわかりやすく、途中にトイレもありファミリーハイキング向きな歩きやすいコースです。すこし登ると富士山がきれいに見え、それを眺めながら歩くのはいい気分でした。谷峨駅までを下る逆コースなら、振り向くことなく富士山が眺められて気持ちいいのではないかと思いました。
山頂は広く、ベンチや東屋などがたくさんあり休憩しやすくトイレもとてもきれいでした。もう終わりかけている桜がいくつかあり、牧場の牛が近くで寝そべっている光景は牧歌的で印象深く、さわやかな新緑ハイキングでした。
山北駅に向かう途中、橋のところに「日本の滝100選 酒水の滝」という看板を見つけ、ぎりぎり電車に間に合うかと思って小走りにてくてく寄り道し、写真を2枚撮ってすぐ帰ろうとすると「どっから歩いてきたの~」とおじさんに笑顔で声をかけられてしまったので、大野山ですと答えると「すごいねぇ~」と言われここですぐ帰ると感じ悪いかなと考えたが、おじさんはしきりに滝を見始めたのですぐにまた折り返し同じ道をてくてく進んだ。このままいけばやや余裕があるぞという時間配分で高架の道路を歩いていると駅前にあるはずの温泉の看板が真横に見えた。もしやすこし先に行き過ぎたのか!と思って脇道で下の道に行くと民家に出てしまい焦って地元のおばあちゃんに道を2回聞き、小走りで駅にどうにか到着した。ホームにはすでに上りと下りの電車が停まっていたが出発までまだ10分くらいあるし疲れたからゆっくり歩いていくと電車が動き始めた。逆方向行きかと思ったらそれが乗るべき電車でした。そういえば時刻表は隣の谷峨駅のものを見ていたのでした。これだけがんばって小走りしたのにホームで歩いてバカだったとコーラを飲みながら22分後の電車をホームで待ったのでした。

さてアイガー30を使用した感想ですが、フロントに縦長ポケットが2種類あるので、フラップのほうはすぐに出したい地図、文庫本、パックカバー、携帯電話などの細々したものを、ファスナーのポケットにはジャケット、帽子などの衣類を入れてみましたが、出し入れしやすく非常に使いやすかったです。雨蓋は小ぶりなので財布などの貴重品を入れました。最近はプロライター30でハイキングしていたのですが、サイズ感や軽さはいいのですがポケットが雨蓋にしかなく、なんでもそこに入れていたら上だけ重くて安定感が悪かったので、アイガーのポケットはかなり気に入りました。ポケットにものを入れると当然メインの気室は狭くなるのですが、1人用のコッヘルや水、カートリッジなど奥行があまりないものだとジャストフィットで入れられて、逆にパッキングしやすく、縦のラインで荷物の重さが分散されていくので安定感が出て背負いやすい印象でした。

基本的にはバックカントリー向きに作られたパックですが、大きなポケットは登山にも使いやすく、特に荷物の出し入れをすばやくしたい日帰りハイキングにもおすすめだと感じました。背面からアクセスできるのも雨蓋を開けなくていいので便利で、どこになにが入っているのかわかりやすいので本当に使いやすかったです。

今季はバックレングスにMサイズが加わり、より多くの方に背負いやすくなりましたが、女性の場合背面長が合っていても肩がある程度ないと背負いにくいと思います。カタログ表記はMサイズで48cmですが、ミレーのバックレングス表記はパックの背面上部から一番下までの長さになっているので、実際には5cmくらいマイナスした長さになります。わたしは165cmでいつもだいたいバックレングス42cmくらいのパックを背負っています。肩が張っていて最近肉もついてきたので、ウィメンズサイズとか正直身体に合いません。なので、アイガーみたいなパックもフィットしますが、身長が高くても肩幅の狭い方や細い方には合わないと思います。
特にショルダーが独特の太さなので、ベストを着ているフィット感といわれればそうなのですが、女性だと胸が当たると思います。この点も、肩が張っているわたしにはそんなに気にならないかんじです。逆に女性用のショルダーハーネスでかなりカーブしているものだと全然フィットしません。
アイガーのショルダーは、はじめて背負ったときは「フィットしているのか?」と思ったのですが、肩から大胸筋周辺の当たり方が独特で、慣れてくると確かに「羽織っている」かんじになります。柔らかくフィットするハーネスなので痛くないですし、ホールドされているかんじが心地よいです。ただ、ショルダーについているメッシュポケットはものを入れると肩に当たって痛いです。ストレッチが効いているとはいえ、Suicaもスムーズに入らないのでスマホとか入れたら使いにくいのでは・・・。入れても違和感なさそうなのはアミノバイタルとかくらいかな・・・。

ボトルホルダーはありませんが、サイドのちいさなポケットにナルゲン500mlがちょうど入ります。個人的な好みを言わせてもらえば、ボトルホルダー、背面メッシュ、パックカバー付きというパックの三大人気機能があまり好きではありません。使いやすいのはわかるのですが、便利な機能はデザインに妥協が入るので、所有しているパックにはほぼそのような機能がついていません。
ミレーのアイガーやプロライターにはそういった便利な機能はないのですが、代わりに妥協しない潔さのようなものがデザインに反映されていると思います。よくアウトドアギアで美しいと思うモノにはデザインに機能美を感じるのですが、無駄なものをそぎ落としたカタチが結果として使いやすくてそのもの自体を表現するデザインになっているということが、自分にとって道具を選ぶときのポイントになっているように思います。
今年はアイガーとプロライターで登ります!!

フォトギャラリー

駅からずっと道標がありわかりやすいです

源頼朝が植えたとされる頼朝桜

きれいなトイレがありました

歩きやすいハイキングコース

この鳥の後ろで地元のとうがらしや梅ジュースなどが無人販売されています

獣よけに柵がありました

さくさく高度を上げていきます

ネパールのような風景

スカイツリーと同じ高さにうさぎが

フラットで歩きやすい

山頂からはばっちり富士山

牛たちもごろごろしてます

ミレーのアイガー30 フロントポケットが使いやすい

背面が開くのでパッキングしやすい

今日の昼ごはんはタイのトムヤムシュリンプラーメン。コンビニおにぎりと袋ラーメンが好物です。袋ラーメン登山歴15年

こいつは水を表示より多めに入れないと本当に辛いです。溶きたまごをふわふわにして辛うまラーメンできあがり。たまごの底力を感じるメニュー

ラーメン食べながら富士山と丹沢湖を眺める

山頂の桜はもうすぐ終り

日本の滝100選、酒水の滝

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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