雪解けの山形神室(山形県)
- 投稿者
- 好日山荘スタッフ
- 日程
- 2015年04月22日 (水)~2015年04月22日 (水)
- メンバー
- 天候
- 快晴
- コースタイム
- 関沢バス停(24分)笹谷峠(旧道)入口(45分)山形神室登山口(70分)ハマグリ山(35分)トンガリ山
(40分)山形神室(40分)トンガリ山(30分)ハマグリ山(50分)山形神室登山口(60分)関沢バス停
- コース状況
- 笹谷峠旧道は雪解け水が流れている箇所が多く、場所によっては沢の様になっている所もあります。
残雪はグズグズで何度か踏み抜きました。
山形神室登山口からハマグリ山まではゴツゴツした岩が多くある急登です。雪はほぼありません。
トンガリ山に向かう頂上直下は、ロープがある岩場の急坂と大きくクラックの入った残雪があります。登山道にある雪庇に注意。
トンガリ山登り~山形神室山頂までは急登です。
所々出てくる残雪に注意。
車両は、毎年4月末まで冬季通行止めで笹谷峠には行かれません。
また今年は、27年4月7日~27年6月30日まで橋の補強工事で、当分の間車両通行止めだそうです。
バス情報(2015.4.22現在)
山交バスターミナル~関沢バス停 640円
平日 山交バスターミナル→関沢バス停 1日6本
関沢バス停→山交バスターミナル 1日5本
土曜日 山交バスターミナル→関沢バス停 1日5本
関沢バス停→山交バスターミナル 1日4本
日曜祝日は運休
- 難易度
感想コメント
そろそろ雪はどうなったかな・・・と、山形神室に行って来ました。
関沢バス停からは、高速道路の脇を通って笹谷峠に向かいます。
少しだけ車道歩き、すぐに笹谷峠の旧道が出てきます。車道歩きよりも時間短縮になりますし、何といっても土の上を歩きたいですよね♪。山と高原地図にも旧道が記載されております。
そんな訳で何の疑いも無く旧道を歩いて行ったら、何だかシャバシャバと水が流れている箇所が出てきました。
何だこれは!沢を歩くのか?、私が間違ったのか??
何度見ても地図上は間違いは無く、「こりゃあ参ったな~」等と、はたから見たらのん気に、本人はいたって真剣に、テクテク歩いていきますと・・・。
水量が増してくる~。うわぁああ~~!何でだぁ~。
更に歩いて行くと・・、残雪がぼーん!と出てきました。
これは雪解けの水だったのか~!!
何と何と!、そういう事だったのか!!
そして何度か雪を踏み抜きました・・・。
残雪と雪解けの水に四苦八苦しながら、ようやく山形神室登山口に到着。
お向かいには、雁戸山への登山口があります。
登山口にどん!と残雪があり、ここで少しばかりタイムロス。すぐに雪は無くなり、土の道になります。
徐々に急登となっていき、ゴツゴツした石が出てきます。
下から見ている分には「ハマグリ山」という名前がピッタリだなぁ、と思ったのですが・・・。
テクテク歩いてハマグリ山到着。次はトンガリ山に向かいます。
ここで、今回一番の核心部登場。
ハマグリ山山頂直下はロープがある急斜面の岩場。
岩場が終わると同時にドン!と現れる残雪とクラック。
すぐ向こうは切れ落ちた斜面。
ザックにはアイゼン入ってます、確かに。
で。どこでアイゼン装着するのよ?
しばし考え、雪面に階段を作りながらトンガリ山へ向かいました。
ここから先は土の道。登山道横には結構がっつりと残雪がありますが、そこは歩く必要はありません。
急登を上がり、トンガリ山到着。時間が気になるので、休憩は軽くすませて山形神室へ向かいます。トンガリ山山頂直下にも残雪があります。
登山道に残る残雪。ビヨーンと下がる雪庇。
どこまでが本来の登山道でしょうかぁ?
心配なので、ぎりぎりの山側の残雪を踏み抜きながら、ブッシュを踏み倒しながら進みます。
山形神室までは、登りになっても登山道に残雪がありました。
踏み抜きながら、ようやく山形神室山頂到着!。
わぁ~。着いたぁ~~!
とても良い天気で、面白山方面や遠くは月山の方もよく見えました。まだまだ雪化粧の山が多いです。
簡単にランチを済ませ、往路を戻ります。
あの急登。あの残雪!。最後の笹谷峠旧道の・・・もはや沢。
バスは17:05が最終。あああ~~( ;∀;)
それでも、慌てない様に意識して下山しました。
笹谷峠旧道は、全部を使うとケガしそうで怖かったので、途中車道を使いました。
歩く距離は長くなりますが、車道にほぼ雪は無く安心して歩けます。
何回か旧道と車道が交差するので、その時に応じて使い分けたら良いと思います。
もう少し時間があれば仙台神室まで行きたかったのですが、残雪の様子からタイムオーバーになりそうだったので今回は見送りました。
無雪期に、また来ようと思います。
。
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