(神奈川県・丹沢)寄~雨山峠~ユーシン~大石山 丹沢の山奥・同角山稜へ
- 投稿者
-
丸茂 甲太
東武宇都宮店
- 日程
- 2015年05月03日 (日)~2015年05月03日 (日)
- メンバー
- 町田店 丸茂
- 天候
- 晴れ
- コースタイム
- 寄バス停(30分)管理棟(100分)雨山峠(20分)雨山橋(20分)ユーシン(55分)大石山(60分)同角ノ頭(50分)石棚分岐(10分)檜洞丸分岐(60分)ゴーラ沢出合(30分)つつじ新道入口(10分)西丹沢自然教室バス停
- コース状況
- ○雨山峠への道は沢沿いのため渡渉が何度もあるコースです。一部分かりづらい箇所があるので、赤テープ等の目印を見失わないように注意して下さい。
○雨山峠手前付近の道で、熊のような動物を目撃しました。熊避け鈴の携行をおすすめします。
○雨山峠~雨山橋間は、一部沢へ下りて歩く箇所があります。沢の水量が多いときは要注意です。雨山橋が近付くと桟道が整備されていて歩きやすくなります。
○同角山陵はクサリ、ハシゴ、ヤセ尾根、ザレが全体的に多いコースです。一番長いクサリ場は大石山山頂を下ってすぐに出てきます。ザンザ洞キレットには木の橋がかけられています。下は谷底なので落ちないように慎重に歩きました。同角ノ頭から先は木の階段が多く出てきます。丹沢でよく見かける風景です。この辺りはブナの木が立派でとてもきれいです。
- 難易度
感想コメント
丹沢の同角山陵を歩いてきました。その中にある大石山は、丹沢の中でも訪れにくい山
として知られています。理由はアクセスが悪いからです。丹沢の秘境と言われるユーシンが
登山口なのですが、まずそのユーシンに行くまでに時間がかかります。
今回日帰りで歩きましたが、あまりに長くて最後には体が悲鳴をあげたので(苦笑)、一泊二日がベストだと思いました。
スタートは寄からです。バスを降りて驚いたのですが、とても自然が豊かな場所で「え?こんなに
いい場所がこんな近くにあったの??」と思いました。
中津川沿いの緑の多い道を散歩するだけでもリフレッシュできると
思います。新松田駅からバスで約25分でもう別世界に来たかのようです。
管理棟のすぐ先にトイレがあります。そこから少し歩くといよいよ登山道の始まりです。(ここに熊注意
の看板がありました。よくある看板です。まさかこのあと出会うとは思ってもいませんでした。)
雨山峠コースは沢沿いを歩きます。渡渉ポイントでは案内板もしっかり出てきます。
1ヶ所だけ道を間違えました。渡渉して赤テープが見つからず沢沿いを歩いても道がありません。
戻ってよーく見ると石に赤ペンキで矢印が書いてありました。
雨山峠が近付くと谷の中を歩くようになります。雨が多ければここも沢になるような場所です。ふと上の尾根を見ると大きくて黒い物体が自分の進行方向とは逆方向へ駆けていきました。一瞬で
熊だと分かりました。(離れているので100%の確証はありませんが。)
立ち止まってどうしようか考えました。自分とは逆方向へ行きもう向こう側へ行った気配がしました。他にもいないか確認してから先へ進みました。
ちょうど地形的には最悪のタイミングでした。両側が切り立った谷底を歩いていたため
もし熊が下へ走ってきていたらどうしていたでしょうか、いやどうすることもできないでしょう。そうならず、よかったです。
雨山橋からユーシンロッジの間は林道歩きです。ユーシンロッジ前の広場で
休憩をしました。ここにはきれいなトイレもあります。ちなみにユーシンへは玄倉から歩いてくる
ルートもあります。GWだからでしょうか、子供たちも多く来ていました。
ここから同角山陵がはじまります。出だしからとんでもない急坂を登っていきます。丹沢全体
でも屈指の急登だと思います。(あとから振り返ると、体力をここでほとんど使ってしまいました・・・笑。)足元がザレて砂っぽいので滑りやすく、余計に体力を消耗します。何とか登っていくと
突然大きな石が現れました。大石山の名前の由来となった大石です。ここからの眺めは最高でした!
大石からしばらく歩くと大石山山頂です。雲が出てきてしまいましたがここも眺めの良い場所です。
丹沢主脈がきれいに見える場所なんです。
そのあともヤセ尾根やザレが続きます。同角山陵はこの登り応えの良さ・山奥ならではの展望の良さがあり、丹沢主脈や丹沢主稜を歩いた方にはおすすめしたいコースです。また違う角度から丹沢の山々を眺めることができると思います。
自分ももう一度歩きたいと思いました。今回ユーシンブルーを見逃したので次回来るときは玄倉から歩いてきたいと思います。
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・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。