北信五岳・高妻山

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投稿者
あやや(おとな女子登山部)
日程
2015年05月21日 (木)~2015年05月21日 (木)
メンバー
おとな女子登山部:なっちゃん、取材班2名
天候
曇りのち晴れ
コースタイム
戸隠キャンプ場(10)牧柵(130)六弥勒(7)七薬師(50)九勢至(60)十阿弥陀(5)高妻山山頂(180)六弥勒(110)戸隠キャンプ場
※撮影時間も含まれます。参考程度にして下さい。
コース状況
・コースタイムは約9時間と長いので時間配分に注意。
・九勢至付近はピッケル・軽アイゼンが必要でした。
・適期目安(6月中旬~11月上旬)以外はコース状況を十分に確認の上、装備要確認。
《お手洗い情報》
・戸隠キャンプ場のみ
難易度
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感想コメント

GUDDEI Reserchの前年度取材で北信方面へ行って来ました。
今回登るのは、百名山の『高妻山』と、信濃富士とも呼ばれる『黒姫山』の二座。

この二座が位置する戸隠エリアは、この春に国立公園として制定され、また北陸新幹線が開通したことで関西方面からのアクセスも非常に良くなった、今まさにホットなスポットです。

キャンプ場をベースに日帰りでピークハントした今回の旅模様はいかに・・・

<1日目>
行程が長いので、朝6時過ぎに出発。
一不動避難小屋を経て山頂へ至るルートはまだ残雪が多いとの事で今回は弥勒新道をピストンしました。

のんびりとした牧場を横切り、小さな沢を渡渉してから尾根に入ります。
五地蔵山の分岐までは登りばかり。
最近、あまり標高のある山を登っていなかったのでかなり息が切れました。
途中、イワカガミやツツジ、アジサイなど花を愛でる余裕もなく我慢の2時間でした。

眼の良いライターさん、途中で傾斜にうずくまる黒っぽい塊を発見。
しばらく観察していると、動き出したので熊と確信!
距離があったので冷静でしたが、近くにいたらと思うと少し緊張しました。

六弥勒を過ぎた辺りから、徐々に登山道に雪が出てきます。
気温も10℃を切り、休憩すると、わりかし寒い・・・。

背の高さほどある笹原を抜け、核心部分に入ります。
見上げると高妻山までの取り付きが急坂で真っ白。
軽アイゼンを付け、ストックからピッケルに持ち替えます。
先行するカメラマンさんの力強い大きなステップの上に足を置き安定させてから
ピッケルを振いピック(尖った方)を斜面に差し込みました。
前日の寒気で雪が硬かったので、かなり力が要りました^^;

核心部を超えると安堵。
山頂に目をやると、5月も下旬を迎えるというのに霧氷が付いている!
珍百景や~。

十阿弥陀の祠を過ぎて山頂へ。
北アルプス、雨飾山、妙高連峰・・・展望ばっちりです☆
お天気待ちをしていましたが、なかなかすっきりしないので下山することに。
すると10分もしない内に太陽が顔を出し、カメラマンさんも思わず苦笑い^^;
よくある山あるあるですね(笑)
行きは全貌を表してくれなかった妙高山も綺麗に見えました。

下りの核心部はやや緊張しますが、雪が少し柔らかくなっていたので
行きのステップをさらに細かく刻み下山。

それからはブナ林の中をのんびり歩くことができました。
色白のブナは太陽を浴びるとまるで光るように美しかったです。

明日はさらに快晴とのこと。
楽しみだなぁ♪(<2日目>へ続く)

■気温
9:30  八観音 8℃
12:30  山頂 6℃

■本日の服装
上:ファイントラックスキンメッシュ+ウール(150ウェイト)+薄手フリース
※場所により薄手ウィンドブレーカーと保温着を着用
下:サポートタイツ+オールシーズン用パンツ

フォトギャラリー

高妻山の最後の急登を前に。八丁ダルミにて。

登山届を出して出発☆

牧場横を通過します。まだ牛はいません!

気合十分のなっちゃん!

弥勒尾根は堪えました。奥の木がない場所はスキー場。

六弥勒通過

登り詰めてきました

山頂まであと少し。バックは黒姫山。

気温が低く、足場がなかなか彫れません

軽アイゼン、ピッケルを駆使して登ります。絶対に落ちられないシーン。

ホッと一息。なかなか登り応えがありました。

山頂まであと3分。霧氷も確認できます。

寒いんですね、桜はまだ三分咲き

山頂到着!

下りも後ろ向きで慎重に

下山途中に快晴!戸隠山

妙高もついに全部顔を出しました(写真右側)

この絶景、本日は私達だけの貸切でした♪

気持ちよさそうに日光浴するブナ

ただいま!戸隠キャンプ場に無事帰還。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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