巻機山 ~上越山旅その①~
- 投稿者
- 好日山荘スタッフ
- 日程
- 2015年05月31日 (日)~2015年05月31日 (日)
- メンバー
- 天候
- 雨のち曇り時々晴
- コースタイム
- 桜坂駐車場→70分→5合目→60分→6合目→90分→前巻機山(ニセ巻機山)→5分→巻機山避難小屋→45分→▲巻機山(1967m)→30分→避難小屋→120分→(前巻機山経由でピストン)→桜坂駐車場
- コース状況
- ■6合目付近から、残雪がありました。雪が柔らかいので、慣れている方なら、アイゼンはなくても歩行できると思いますが、夏道がまだ出ていない箇所がいくつもあり、よく地形が把握できていないと天候によっては迷いやすいと思いますのでご注意ください。
■巻機山避難小屋の出入り口は空いていました。中も入れます。ここから先は雪上の道が多く、曇っていたり、風が強いと手がかじかむ位寒いです。薄手~中厚グローブ防寒着があると安心です。
- 難易度
-
感想コメント
「引き返そっかな」
曇りのち晴れの予報は、出鼻をくじく雨スタート。桜坂駐車場に前夜から止まっていた3台の車も、出発する頃には一台抜けてしまっていた。
ただ、時計の気圧計は少しづつ上がっている。
「雨はそのうち止む!行けるとこまで行ってみよう」
…が、残雪のブナ林ではガスで視界が不明瞭に。雨は止んだけど、避難小屋まで着いた時には、かなりの濃霧になってしまった。
ああ、もうちょっとこれ以上は不安で進めない、そう思った時、
「一人で来たの!すごいね!」
いきなり明るい女性の声。朝、駐車場から先に出発されてた方だ。
どうやら、彼女も寒さに参ってしまって少し休憩していたらしい。
ずっと一人で気を張り詰めていたから、人と会えただけでなんかものすごい安堵感が。
みなさん地元の方で、一緒にきているTさんが、巻機山の地形に詳しく、なんと山頂までお供させてもらえることに。
真白いガスの中を確実に歩いていくSさんと、すごく元気で明るいMさんのお陰で、さっきまでの不安が小さくなってく。
山頂までは意外とすぐだった。記念写真をたくさん撮って下山。
登りとは一変、ガスもだんだん晴れてきて、振り向くと青空!
「やった~!」
嬉しくて、めちゃくちゃ嬉しくて、写真を撮りまくる。気温も上がってきて、今日がお誕生日だというMさんの調子も絶好調に。5分毎くらいに冴えたギャグ(ダジャレ?)が飛んでくるので、トロい私の反応がまったく追いつかないくらい(笑)。
みんなでたくさん楽しいおしゃべりをして、桜坂駐車場にまで無事に戻ってこれました。
下山後は、お勧めの温泉で汗を流してさっぱりし、美味しいお蕎麦屋さんで、満腹に。
上越の山を熟知しているSさんに、お勧めしてもらった八海山を登るべく、大崎ダム公園でまたまた車中泊するのでした。
その②へつづく。
※写真は一部Tさん撮影です。
フォトギャラリー
・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。