行きたかった!大崩山~宮崎県
- 投稿者
- 酒井 留奈
- 日程
- 2015年05月29日 (金)~
- メンバー
- マウントギア大名 酒井
- 天候
- 曇りのち晴れ
- コースタイム
- 祝子登山口<30分>大崩山荘<180分>坊主尾根・ワク塚分岐<40分>大崩山山頂<50分>小積ダキ<120分>大崩山荘<25分>登山口
- コース状況
- とにかく川の渡渉がネック。ルートを見極めて安全に渡れるところを探してください。
また登山道がザレていて滑り易くなっているところもあります。特に、渡渉したあと下ワク塚まで、坊主尾根の梯子が終わってからが要注意です。
- 難易度
感想コメント
九州地方で岩場を楽しむならここ、と言われる大崩山に行って来ました。
大崩山は花崗岩の山で露出した表面が風化しやすく、ボロボロと崩れるため大崩れる山と呼ばれるようになったらしいです。
福岡からは距離があるので初日は移動日。ふもとの祝子川温泉美人の湯の第二駐車場が登山者に開放されており、ありがたくそこで車中泊をして早朝スタートです。
車は登山口周辺の空いているスペースに駐車します。早くスタートしたつもりがすでに5~6台の車がいました。みなさん早い。
登山口から20分ほどで大崩山荘に着きます。が、すでにここまでで崩壊している場所がありルートが変更されているところもありました。これから先も大変そう。山荘はとてもキレイ。煙突もあってたき火もできるようになっていました。火を囲んでの一杯なんてのもいいかも(笑)
さて、ここから第一の難関、沢の渡渉です。作ってもすぐに流されてしまうとかで現在橋はありません。安全な所をさがして渡渉するのですが、たくさん置いてあったケルンや赤テープのおかげで難なくクリア!安全に渡れました。
次なる難関はワク塚へのはしご。慎重に慎重を重ねて、、、はしごもですが、登山道もザレているので注意。それぞれのテッペンから見る風景は流石です。気持ちいい~~!!!
あっっ、上ワク塚へのはしごがあまりにも急な場所にあってビビった私たちは登りませんでした。が、後で
ガイドブックを見たらどうやら南側に回り込んで登るルートがあるようです。失敗、、、
上ワク塚を過ぎれば行きのイベントは終わった感じ。後はゆるやかな登山道を登りつめ見晴らしの良い石塚を過ぎると程なく山頂です。えっっ?ここが山頂?周りは木々に囲まれあまり展望はなく、そしてかなり虫だらけ。今までの岩山を振り返るとちょっと拍子抜けした感じの山頂でした。
展望もないので石塚まで引き返し一休み。
さっっ、気を引きしめてはしごが連続する坊主尾根へと下ります。このコースは20数か所にも及ぶはしごが連続する難コース。まずは小積ダキへ。ここまではゆるやかな下り。この小積ダキからの眺めが最高です。ここでの休憩もいいかも。広々としていてこれから行く象岩も見えます。まさに象のよう。そして有名な象岩のトラバースもしっかり見えてます。
ひぇ~~怖い。
が、実際もやはり怖かった。ロープもありよく見れば足場もしっかりあるのですが左側がまさに切れ落ちていて見たら最後、足がすくんでしまいそうです。
なんとか無事トラバースを通過すると出た出た、階段の連続。本当に連続でした。これでもか、これでもか、、、と続きます。でも、そんな中ふと顔をあげれば行きに通ったワク塚が良く見えます。周りを見る余裕を持たないと!とは言いつつも、それでも長い。ロープもあったり、こんな所に?!という場所にはしごが設置されていたり、以外にぐらぐら動いたり、、、いや~~、しびれました。
そんなはしごをクリアして、それでもしばらく続く急な登山道を進み、やがて左右から水流が聞こえてきて
ようやく最後の難所、祝子川の渡渉です。行き渡渉より、この渡渉の方が大変とあったのでドキドキでしたが、これも赤テープやケルンのおかげで安全に渡ることができました。ありがたいことに今日は水量も少なかったので良かった。友人は靴を脱いで渡ったって言ってたもので。。。ふぅ。
さっ、大崩山荘に戻ってきました。いよいよラストスパート。20分ほど下れば登山口です。
フォトギャラリー
・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。