剱に行きたくなる山 大日岳
- 投稿者
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るんちゃん(おとな女子登山部)
浦和パルコ店
- 日程
- 2015年08月12日 (水)~2015年08月12日 (水)
- メンバー
- 友人一名
- 天候
- 曇り/晴れ
- コースタイム
- 称名滝駐車場(20分)登山口(60分)牛首(50分)
大日平山荘(150分)大日小屋(15分)大日岳(120分)
大日平山荘(50分)牛首(60分)登山口(10分)駐車場
- コース状況
- ・牛首まで梯子や岩場の急坂なので下りは特に注意。
・大日平から大日小屋まで刈払いが行われたので、足元が見えにくく滑りやすくなっています。
- 難易度
感想コメント
蒸し暑くて虫だらけの新潟の山に飽きたので、涼を求めて立山の大日岳に行ってきました。室堂を経由しなくても称名滝から入れば、バス代やケーブルカー代を節約できる上、混雑も避けられるのでハイシーズンでも静かな山旅を楽しめます。
称名滝の轟音がとどろく車道を進むと滝とは反対側に登山口があります。草木の生い茂る林道ですが、五月蠅い虫もおらず、心地の良い風も吹き抜けていたのでとても快適な登り。やっぱりアルプスは違うなぁ。
良いペースで岩場を登りきると、称名滝の上の森のからひょっこりと薬師岳が頭を出し、程なくラムサール条約に登録された広大な大日平に出ます。のんびり木道を進み大日平山荘を過ぎると、今度は大小の岩がゴロゴロした沢地帯を登ります。暫く登ると眼下に広大な緑の大日平の絨毯が広がり、地平線からは体を半分以上出した薬師岳とその稜線の山々が顔を出し始めていました。
ランプの宿で有名な大日小屋前の広場に出ると眼前に剱が迫ってきました。ギザギザの山容は他の山と比較しても明らかに異質で、文字通り釘付けになってしまうほど。剱を見て満足したことと、ほぼ寝ていない状態で登ったので、奥大日は諦め小屋脇のベンチで大休止。ランチの後大日に登ると隠れていた立山や白馬も顔を出し、視線を左に移すと大きく湾曲した富山湾、さらに西には白山が聳えていました。360°の絶景でしたが、やっぱり剱に目が行ってしまう。皆が憧れる山なのも納得の美しさです。
雲が湧いてきたので剱を見納めして下ろうとすると、膝がピキッ。健脚でもないのに足を酷使しすぎたせいかここにきて膝を痛めてしまい、下山に非常に難儀してしまいました。おまけに運悪く登山道の刈払いが登った直後に行われていた為、刈った草で足元が滑りやすく、さらに悪いことにストックの下段シャフトがいつの間にか片方無くなっていました。剱ばかり見ていたので大日に嫉妬されたのでしょうか。
下山時間は予定を大きく上回り、駐車場に着いた頃には夕焼け空になっていました。次回登山までには噂のテニスボールマッサージで膝痛のリハビリをしなくては・・・。
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・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。