晩秋の常念山脈(常念岳まで)
- 投稿者
-
日下部 友哉
横浜西口店
- 日程
- 2015年10月07日 (水)~2015年10月08日 (木)
- メンバー
- 他1人
- 天候
- 晴れ
- コースタイム
- 10/7 中房温泉(150分)合戦小屋(65分)燕山荘(55分)大下りの頭(120分)大天荘(10分)大天井岳(10分)大天荘
総行動時間:6時間50分(休憩含まず)
10/8 大天荘(150分)常念小屋(65分)常念岳(60分)前常念岳(190分)三股
総行動時間:7時間45分(休憩含まず)
- コース状況
- ・中房温泉~燕山荘は特に危険箇所なし
・喜作レリーフ付近に鎖場、梯子あり 足を滑らせないよう注意
・前常念岳周辺は大きな岩がゴロゴロした岩場なので両手を使える状態が安全
・三股登山口への樹林帯は木の根が多く出ている
- 難易度
感想コメント
常念山脈を常念岳まで縦走してきました。
去年歩いた表銀座縦走路を横目に1本隣の稜線を歩きます。
燕山荘までくれば稜線に出て、縦走する大天井、槍ヶ岳、裏銀座の山々、立山、剱岳、白馬なども見渡せました。ずっと槍ヶ岳などを見ながら大下りして登り返して大天井岳へ。
そして大天荘でテント泊です。この時はちょうど台風23号が日本列島東を北上していたので風が吹き荒れるとわかっていて、ハイマツの影に場所取りしましたがそれでも夜はテントが壊れるかと思うくらいの強風でなかなか熟睡は出来ませんでした。まだまだ課題が多いです。。。そんな風の強い夜でしたが早い時間から天の川も見え、ずっと眺めていたい星空でした。
そして2日目。朝も風は強く、気温は−5℃ほどでしょうか。テント撤収が大変でグローブをしてても指先が冷えてしまいました。ブルーモーションからのご来光、モルゲンロートの槍穂高を眺めながら常念岳へ向け出発。なんと朝早くから雷鳥3匹に遭遇、もう冬仕度でしょうか。
横通岳まで気持ち良い稜線を、時折体が持っていかれそうな強風に耐えながら歩きます。もちろん右を向けば槍穂高がまだ見えます。
そして常念小屋まで下って、また常念岳まで登り返し。ここも結構急坂です。山頂は狭いですが、景色は抜群です。あとは前常念岳を経由して三股登山口に下山します。紅葉は山麓の方だけで、思った以上に葉が落ちていて冬間近という感じを受けました。
今回は40Lザックにテント泊装備を詰めてみました。食糧をフリーズドライにしたのと就寝時の保温性アップにホッカイロを使用してみました。夏場は防寒着が減るので2泊くらいは行けそうな気がします。次は野菜や肉などの食材も入れてパッキングできるかにチャレンジです。
■グローブレイヤリング
①BD ライトウェイト(薄手フリースグローブ)
②バーグハウス Merino wool 250 ライナーグローブ
③OR STORMTRACKER GLOVES(Windstopper採用)
今回、稜線の日中の気温は10℃は行かない程度。また風も予報では風速約15m/sだったので体感温度はもう少し低い。また自分は末端冷え性なので日中の行動はほぼ①を着用。2日目の朝の気温は約−5℃と低いので②+③で対応。これでもテント撤収時は指先が冷えきってました。気温、体温が上がってくるまでこのままで行動しました。
これからの標高の高い山は防寒対策が必須ですので、気温や風等に合わせて何種類か持っていくことをオススメします。あくまでも参考に。
■アクセス
車でしゃくなげ荘 登山者駐車場に駐車
しゃくなげ荘~中房温泉 バス1200円
三股~しゃくなげ荘 タクシー約5000円
フォトギャラリー
・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。