南アルプスの女王・仙丈ケ岳
- 投稿者
- あやや(おとな女子登山部)
- 日程
- 2015年10月22日 (木)~2015年10月22日 (木)
- メンバー
- おとな女子登山部:まっちゃん
- 天候
- 晴れ
- コースタイム
- 長衛小屋(10)北沢峠(45)3合目(30)5合目・大滝ノ頭(20)6合目(30)小仙丈ケ岳(65)仙丈ケ岳(30)仙丈小屋(20)馬の背ヒュッテ(20)仙丈藪沢小屋(20)5合目・大滝ノ頭(60)北沢峠
- コース状況
- ・ルートはしっかりとしており、特に迷いやすい場所はありません。
・アイゼンなど雪に対応する装備を携行して下さい。
・唯一分かり難かった馬の背ヒュッテ下の分岐は、ヒュッテすぐではなく10分ほど下降した沢沿いにあります。(※写真17枚目)
≪お手洗い情報≫
・北沢峠こもれび山荘 水洗/ペーパー有
・仙丈小屋 水洗/ペーパー有
・馬の背ヒュッテ 未確認だが有
・藪沢小屋 未確認だが携帯トイレブース有
- 難易度
感想コメント
おとな女子登山部まっちゃんとの南アルプス訪問〈仙丈ケ岳編〉です。
本日はバスの時間もあるので、遅れないように2つ作戦を立てました。
・北沢峠から大滝ノ頭まではピストンで時間短縮。
・テントを先に撤収し、バス停のあるこもれび山荘に荷物をデポ。
(※300円で預かってくれます。テントが濡れているので、本当は下山後に撤収した方が良いのですが・・・心配でできず。)
当日は4:00にテント撤収。外はパリパリに凍っていました。
5:30に出発。日の出は5:49なのでヘッドランプを装着します。
5合目の「大滝ノ頭」までは体を起こすようにゆっくりと歩きます。
「大滝ノ頭」は分岐となっており
①小仙丈ケ岳ルート:小仙丈ケ岳→仙丈ケ岳 ②藪沢ルート:仙丈ケ岳→小仙丈ケ岳
どちらでも回れますが、山荘スタッフの方に聞いた所、景色の良い①がお勧めですとのことで時計回りに歩きます。
この一気に標高を上げる小仙丈ケ岳への登りは途中森林限界を超えるので、急に風が冷たく感じられました。慌ててアクティブシェルとグローブを追加します。
足元を見ると、霜柱が!
1週間ほど前の降雪も僅かですが残っていました。
ガイド本でも、甲斐駒ケ岳に比べ仙丈ケ岳の方がビギナー向きと書いているものが
多いのですが、実は仙丈ケ岳の方が標高も高く、意外と強風にあおられるともろに体感温度が下がります。
まさに女王!クールビューティーです。
寒さに耐えながらも、眼前には素晴らしい小仙丈沢カールが。
カールと言っても北アの涸沢カールとは違って優しい雰囲気です(^^)
山に手はないのですが、まるで両手を広げて迎え入れられている感覚があります。
ご褒美尾根歩きを経て、ようやく山頂へ。
ここでずっと先行して歩いていたおじ様(途中何度か手を振り合い励ましあった仲。笑)とバナナとおにぎりで乾杯なんぞしていたら時間が押してきました^^;
急いで下山開始!
小屋では珍しい風力発電所のある仙丈小屋を通過します。
(※水場マークがありましたが確認できませんでした。既に閉鎖されていた馬の背ヒュッテも水場が使えませんが、10分ほど下った分岐に沢の水を汲むことができます。)
仙丈藪沢小屋~大滝ノ頭間を歩いていると、丁度小屋スタッフの人と出くわしました。
何と藪沢ルートを閉鎖してきたとのこと。
「登山道が所々凍結しているから、無理せず危険だと思ったらアイゼン付けてね。」と言われました。
なるほど(※写真18枚目)なんかは距離にして2m程ですが滑落はできない場所です。
それでも何とか通れるかな?と思い、まっちゃんと協力して慎重に通過しました。
(※因みに前年の同時期・同場所の登山レポートを見ていると、10センチの積雪があったとのことで年によって千差万別です。)
そんなアクシデントもありましたが、怪我なく無事に下山。
13時のバスにぎりぎり間に合いました。ほっ。
今年の7月、鳳凰三山の地蔵岳から仙丈ケ岳を見て訪れたかったので本当に実現できて嬉しかったです(^^)
南アルプスは思っているよりアクセスも悪くなく、お手洗い事情も極端に酷いという印象はありません。
北・中央・南とそれぞれの特徴が何となく把握できるようになってきました。
また来年も沢山登れます様に!
☆南アルプス林道バス
仙流荘⇔北沢峠 運賃1,130円+手荷物代210円
■気温
5:00 北沢峠(4℃) 7:10 大滝頭(6℃) 8:15小仙丈ケ岳(12℃)
■服装
上:アクティブスキン+ウール260ウェイト+ベスト ※強風時はアクティブシェル着用。 ←失敗。暑すぎました。スキンメッシュ+ウール150~200位が良さそうです。
下:サポートタイツ+秋冬用パンツ
小物:キャップ
フォトギャラリー
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・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。