冬の宮之浦岳縦走①
- 投稿者
- あやや(おとな女子登山部)
- 日程
- 2016年01月12日 (火)~2016年01月13日 (水)
- メンバー
- おとな女子登山部:まっちゃん
- 天候
- 雪
- コースタイム
- 1日目
紀元杉バス停(15)淀川登山口(50)淀川小屋泊
2日目
淀川小屋(135)花之江河(20)黒味岳分岐(50)投石岩屋(95)栗生岳(25)宮之浦岳(120)第二展望台(20)第一展望台(30)新高塚小屋泊
3日目
新高塚小屋(80)高塚小屋(15)縄文杉(35)ウィルソン株(20)大株歩道入口(75)楠川別れ(70)辻峠-太鼓岩往復(17)-(35)白谷小屋(45)白谷雲水峡・管理所バス停前
- コース状況
- ・情報収集して装備を決定して下さい。
・携帯トイレを持参のこと。
・ルートは明瞭だが積雪次第では読図が必要です。
・(長身だからか)ルート上の草木が低い為、屈んだり避けたりする動作をしなくてはならず疲れました。
≪お手洗い情報≫
・淀川小屋、新高塚小屋、高塚小屋、楠川分れ手前、白谷小屋
・各所に携帯トイレブース有
- 難易度
感想コメント
2016年となり、ステップアップにと雪山の縦走にチャレンジしました。
舞台は宮之浦岳(1,936m)。
過去に1度訪れた事がありますが、悪天候で絶景が望めなかった為、今回こそは!と期待も込めて
縦走経験者のまっちゃんと共にビバ屋久島♪
事前情報によると「雪がない」とのことでしたが、結果的には急に冷え込んだ影響で白い世界を堪能することができました。
1日目
移動は伊丹空港→屋久島の直行便で。何と90分!
下手にアクセスの悪い関西近郊の山に行くより断然楽です。
屋久島に到着したらすることは2つ!
①空港横の屋久島観光協会で登山届を出す
②飛行機で持ち込みが出来なかったガス缶を購入する
(※空港で販売していますが、プリムスのノーマルガスのみの取り扱いになります。)
空港から徒歩5分の場所にスーパーもありますので、買い忘れがあれば利用できますよ☆
登山口手前まではバスで移動します。
ハイシーズンは窮屈であろう車内も本日は貸切でした。
終点のバス停から淀川小屋まではのんびりゆっくり歩きます。
当然雪はありませんでした。
40名収容可能な小屋内は寒かったので、夜はツェルトを張って20:00には就寝。
明日はコースタイム約7時間、1.4倍と見積もっている長丁場です。
頑張るぞ!
2日目
目覚めるとツェルト内部が結露していました。
そんなに寒くなかったので活躍してくれたようです。
6:15スタート。昨日は無かった雪がうっすら付いていました。
黒味岳付近からは積雪約5cm。良い感じの景色になってきてテンションUP。
途中、後から来た2組の登山者の方に出会いましたが、どちらも宮之浦岳ピストンとのこと。
やはり縦走者はだれも居ない様です。
標高1,800m付近でまっちゃんは6本爪の軽アイゼンを使用。
私はズボラにそのままで。
結局どちらが歩きやすいかはそれぞれかと思います。
(※危険地帯ではない限り、自分で装備を決めるのも一つの練習だという意味でも。)
山頂付近からは風が強く、温度計は0℃を指すものの体感的には-10℃前後。
雪が顔に当たると痛かったです。
ようやく踏んだ山頂の標識は凍てつき、以前とは全く違う雰囲気でした。
今日はずっと雪が降る天気だったので期待していた眺望は今回もお預けとなりました。
それでも屋久島の白い雪と黒い花崗岩が織り成す今だけの世界に来れて良かったと心の底から嬉しかったです。
下りは登りより凍結箇所で神経を使い、くたくたになりました。
出来れば高塚小屋まで歩きたかったのですが、もはや(休憩含め)10時間近く行動していたので、新高塚小屋までとしました。
2人だけだから無理はしたくない。
怪我をしないのが一番大事。
小屋でまっちゃんと明日の作戦会議をし、アミノバイタルを飲んで(これ大事!)早めに就寝。
明日は屋久島のオールスターに出会えると思うと胸が高鳴りなかなか寝付けませんでした(笑)
→②へ続く
■服装
上:アクティブスキン+ウール(260ウェイト)+ベスト ※雪のある場所はアルパインJKTを着用
下:サポートタイツ(HOT)+秋冬用パンツ+レインパンツ
小物:ネックゲイター、ニット帽orキャップ
■気温
1/12 15:20 淀川登山口(10℃)20:00 淀川小屋(2℃)
1/13 山行中終始0℃前後 19:00 新高塚小屋(-3℃)
■装備
・ピッケル・軽アイゼン→使用せず
・シュラフ:イスカAir810+シュラフカバー
・防寒着:R2、厚手ダウン、ダウンパンツ、ダウンブーツ
フォトギャラリー
・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。