寒波さんありがとう。 八ヶ岳-裏同心ルンゼ

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投稿者
大杉 孝浩
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日程
2016年01月20日 (水)~2016年01月22日 (金)
メンバー
友人二人
合計3人
天候
1日目:降雪 2~3日目:晴れ
コースタイム
1日目:八ヶ岳山荘(220)赤岳鉱泉
2日目:赤岳鉱泉(90)裏同心ルンゼF1(270)大同心基部(60)大同心稜経由-赤岳鉱泉
3日目:赤岳鉱泉(150)八ヶ岳山荘
コース状況
赤岳鉱泉までのトレースの上に新雪状態。
裏同心ルンゼは前日の新雪で取付きまでトレースなしの膝~腰ラッセルです。
滝の氷結具合も甘い個所があり水が出てきます。

大同心から小同心までのトラバースは雪の状況次第で雪崩れる可能性があるみたいです。
今回は強風である程度飛んでいたとのこと。

小屋付近の最低気温はマイナス15℃程でした。
難易度
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感想コメント

ようやく冬の八ヶ岳を満喫できました。

1日目:ジョウゴ沢でアイスの予定でしたが鉱泉についてテント設営していると15時を過ぎてしまいました。情報によるとラッセルしないと取り付けないみたいなので断念。アイスキャンディも時間が少ししか登れないので断念。早々に宴会をして就寝しました。

2日目:裏同心ルンゼから小同心クラックの継続登攀の予定。
裏同心ルンゼは膝上~腰ラッセルでした。F1のナメ滝も下部は雪で埋まっていました。
F2は流水がありアックスを刺すとピューっと水が噴き出てきます。
一番安心出来そうなラインを登ります。
F3もF2と同じ状況で安定しそうなラインを取りました。
F4は立っていましたが2Mほどで短かったのでフリーで抜けます。
F5は3M~4M程だったのでロープを出しました。
日が当たると状態が悪くなるみたいですが、この日はまだ当たってません。
それでもアックスを刺すと、またまたピューと水が噴き出てきます。
ここでは噴き出てきた水で右半身を濡らしました。
その水は一瞬で凍りついたので体を動かし体熱を上げます。

ここからは大同心基部へトラバース。傾斜は緩いですが不安定な足元です。
事前の情報だと小同心クラックは2人組の方が良いということだったので、ここは若い友人二人に譲り自分は大同心稜を下ります。
大同心基部からすぐ下はクライムダウンはいやらしかったので安全な場所まで50M懸垂。
大同心稜自体は尾根の地形が分かればなんともないと思いますが、一度迷ってしまい登りかえしました。
その後、鉱泉に着いたのは昼過ぎ。友人二人が帰ってくるまでまったり過ごしました。

3日目:ジョウゴ沢を予定していましたが、寝坊。
さらに友人の一人が足の痛みを訴えた為、下山することに。

下山後の温泉は「もみの湯」。500円で入れ、夕方からの入浴だと300円で入れます。
入浴後でもお昼ぐらいだったので地元の名産?「しもすわ丼」を食べて帰りました。

フォトギャラリー

大同心稜より小同心を見上げる。

出発

いい感じで積もってます

小屋でコーヒーを飲みたいと叫んでます

一日目の夕飯は鍋

2日目の出発時の気温

裏同心ルンゼまではトレースあり

ルンゼ内はトレースなし。ラッセル

F1と大同心

F2越えたぐらい

ルンゼから後ろの景色

滝と滝の間はラッセルです。出来るだけスピードを出して岩よりを進みます。

F5でロープを結ぶ

裏同心を抜けたところ

大同心基部から赤岳、阿弥陀岳、小同心が見えました。

大同心稜、下降時に大同心を見上げた写真。ここにお助けロープがありました。

鉱泉ではヘリ作業

それでは帰ります

鉱泉のアイスキャンディ

また逢う日まで八ヶ岳

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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