残雪の爺ヶ岳東尾根

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投稿者
好日山荘スタッフ
日程
2016年04月03日 (日)~2016年04月03日 (日)
メンバー
天候
曇り
コースタイム
鹿島山荘ー(195)ーP3 1978m-(45)-P2 2198m-(45)-P1 2411m-(45)-爺ヶ岳中峰 2669mー(180)ー鹿島山荘

総行動時間:8時間45分
コース状況
取り付きから尾根に出るまではかなりの急登。積雪なし。滑りやすい。
標高1600mあたりから、雪がつながる。それより低いところでは雪がとぎれとぎれで笹などで滑りやすい。
トレースはしっかりついている。

午後になると雪が緩むので、早い時間に行動したい。

ワカン、スノーシューは不要。
難易度
Google Map
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感想コメント

鹿島山荘前の駐車スペースに停めて出発。日曜だったが車は他に1台しかなかった。

堰堤左岸から尾根に取り付くが、夜だったので目印のテープが見つからず、ルートを外してしまったためかなり苦労した。(下りは正規ルートを下りたが、こちらも傾斜は変わらずかなり滑りやすかった。)
尾根上に出ると雪がまばらについている程度。1600m付近からは雪がつながった。しかし歩きやすかったので、アイゼンを付けたのはP3を過ぎてから。

痩せ尾根が時々出てくるが、トレースばっちりで雪も締まっているので特に危険を感じるところはなかった。P2~P1間にあるナイフリッジは雪が多いと緊張しそう。

P1から爺ヶ岳中峰は広く緩やかな尾根をまっすぐ登っていくが、変化のないダラダラ尾根で、ここが一番長く感じた。黒部側から常に強風が吹いていた。
右手に雪庇が出来ているので寄りすぎないように。
頂上直下ではハイマツが出ているので、傷めないためにも迂回したい。

午前8時過ぎで山頂気温は1℃程度。薄手のインナーグローブ1枚で十分なぐらいの陽気だった。


とにもかくにも、取り付きの登下降が一番の核心ではないかと思った。特にテント泊装備だとかなり辛そうだ。懸垂下降で下りた方が早くて安全ではないだろうか・・・。


厳冬期は別として残雪期であれば、良いリーダーの元であれば雪山初心者にもオススメしたいルート。

フォトギャラリー

案内板あり。

尾根上に出ると藪がうるさい。少しわかりにくい。

樹林帯を抜ければ快適雪稜歩き。

5時半ごろ日の出。

ちょっと染まった。

金色の雲海。

P3より。

P2へ。

P1へ。

一番のナイフリッジ

P1より中峰

頂上。鹿島槍ヶ岳方面

剱・立山。雲の中。。。

南峰方面

東尾根全容

ナイフリッジ、上から。

五竜岳見えた。黒い。

樹林帯。明るいとわかりやすい。

取り付きの急斜面。写真ではわかりにくいがかなりの急坂。

取り付き地点。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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