新緑のブナ林!大峰山脈・大普賢岳~七曜岳~和佐又山

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投稿者
好日山荘スタッフ
日程
2016年05月08日 (日)~2016年05月08日 (日)
メンバー
天候
晴れ後薄曇り
コースタイム
和佐又ヒュッテ→20分→和佐又のコル→35分→日本岳(文殊岳)のコル→31分→石の鼻→13分→小普賢岳→50分→大普賢岳→33分→国見岳→51分→七曜岳→90分→無双洞→1分→水簾滝→58分→七曜、大普賢分岐→21分→和佐又のコル→13分→和佐又山→18分→和佐又ヒュッテ
■歩行:7時間14分
コース状況
■和佐又ヒュッテ~大普賢岳
大普賢岳に向かう登りは急な斜面やハシゴが多い。
また、切り立った崖を通る個所も多い。
スリップして、滑落しないように。

■大普賢岳~国見岳~七曜岳
緩やかなアップダウン
国見岳の南側に「薩摩転げ」と呼ばれる急な鎖場あり。

■七曜岳~無双洞
ブナ林のかなり急な下り。
木の根っこで足を滑らさないように。

■無双洞~和佐又ヒュッテ
かなり急な登り返し。
途中、標高差で50mぐらいの垂直に近い岩場があり、ここは慎重に。
登り切ると緩やかな登り道。
難易度
Google Map
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  • おとな女子登山部

感想コメント

先週の稲村ヶ岳~山上ヶ岳に続き、2週続けて大峰山脈です。
今回は和佐又から大普賢岳~七曜岳を反時計回りで歩くプラン。
標高差はそれほど大きくないので気楽な山歩きだろうと想像していましたが、かなり体力を使い、緊張を伴う山行となりました。

神戸を2時半に出発し、和佐又ヒュッテに到着したのが5時ごろ。
もう空は明るくなっています。

新緑のブナ林を緩やかに登っていきます。
日本岳の斜面をトラバースするように道が作られ、ここに岩窟群あります。
大峯の修験の場の一つです。
岩窟の一つ「笙の窟(しょうのいわや)」は修験道の開祖「役小角」が最初に修行したところであるという言い伝えがあります。

岩窟群を過ぎると尾根に出て、ここから階段やハシゴが連続してきます。
足を滑らさないように慎重に。
木々が生い茂っていて、あまり展望はよくありません。
和佐又山ヒュッテから2時間半ほどで大普賢岳の山頂に到着。
頂上はとてもよい展望です。
先週歩いた稲村ヶ岳から山上ヶ岳の山並みが一望。
そして、大峰の南部の山々と頭一つ抜き出た最高峰の八経ヶ岳がカッコいいです。

少し休んでから大峯奥駈道を七曜岳へ向かいます。
緩やかなアップダウンが続きますが、ところどころ危険な鎖場があります。
七曜岳は狭い岩の頂上です。

七曜岳から無双洞まで一気に下っていきます。
この下りが結構足にきます。
この新緑のブナ林がとても美しい。
そして、滝の水しぶきが心地よいです。

しかし、いったん下り切ると、ここから登り返しが始まります。
この登りがまたしんどい。
途中、垂直に近い斜面を標高差で50mぐらい登る個所があり、緊張が続きます。
ヤマシャクヤクをはじめて見ました。
ここにたくさん咲いていますが、絶滅が心配されているお花です。

標高差は1000mほど、距離は10kmほど、歩行時間は7時間ほどですがハシゴや岩場歩きが続いたせいかかなり疲れを感じました。
しかし、岩窟、新緑のブナ林、美しい滝を楽しめる飽きの来ないルートです。
6月になればシャクナゲがきれいでしょう。
秋は紅葉も美しいと思います。
季節を変えてまた歩きたいです。

フォトギャラリー

ブナ林の新緑が目に眩しい!

新緑のブナ林を緩やかに登っていきます

堂々としたブナの木

これが「笙の窟(しょうのいわや)」

大普賢岳に向けての登り。ハシゴが連続して続きます

大普賢岳の山頂!いい景色です

稲村ヶ岳から山上ヶ岳へつづく稜線

大峰山脈の南の山々。一番高い山が八経ヶ岳

大普賢岳と小普賢岳と日本岳の3兄弟

日本庭園のような美しい苔の庭もあります

七曜岳の山頂

ブナ林の新緑が目に眩しい!

ブナ林の新緑が目に眩しい!

ブナ林の新緑が目に眩しい!

滝の水しぶきも心地よい

滝の水しぶきも心地よい

水簾の滝

ブナ林の新緑が目に眩しい!

ヤマシャクヤクがたくさん咲いていました

緑の中にひときわ映えるシャクナゲのピンク

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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