前黒法師山・バラ谷の頭【南アルプス深南部】~動物写真×深山の自然~
- 投稿者
- 好日山荘スタッフ
- 日程
- 2016年05月14日 (土)~2016年05月14日 (土)
- メンバー
- 天候
- 曇り
- コースタイム
- 野鳥の森駐車場(100分)麻布山(45分)前黒法師山(40分)最低鞍部(90分)バラ谷の頭(60分)最低鞍部(60分)前黒法師山(45分)麻布山(80分)野鳥の森駐車場
※参考タイムです。私は写真撮りながらだったのでもっと時間がかかってます。
- コース状況
- 【駐車場~麻布山】
安定の林道崩壊で登山口まで1.5kmの林道歩き。登山口から麻布山までは整備され階段やきれいな東屋が3つほどあります。一部急登あります。
【麻布山~前黒法師山】
尾根上を淡々と歩きます。細かいアップダウンがあります。
【前黒法師山~バラ谷の頭】
最低鞍部に行くまでにかなり下ります。テープが少なく迷いやすいとなっていますが、迷うほど少なくないような気がします。尾根が広くなります2重稜線になるのでそこだけは注意です(どっちの尾根通っても結局ぶつかりましたが)。
鞍部からまた登り返し。地形図にある1,682mのピークまではササ藪は出てきません。その後バラ谷への最後の斜面の途中でようやく膝丈~腰辺りのササが出てきます。踏み跡は比較的明瞭です。
深南部にしては比較的歩き易いルートですが、地形図とコンパスは必携。ほとんど広葉樹林帯を歩くので、新緑の季節や紅葉シーズンは最高です。
- 難易度
-
感想コメント
最近はまっているお一人様様深南部に、新緑と夏鳥の一番よい季節なので本気撮影モードをプラスしてみました。結果、10時間もかかてしまうはめに・・
写真の載せられる数が少なすぎて細かい写真が載せらてませんが、よいものだけを抜粋してお届け。
深南部マニアの方はご存じバラ谷の頭(2,010m)。浜松には行こうとしている方は結構いるのではないでしょうか?
私も浜松店配属後、すぐにお客様から問い合わせがありましたが、全くどこかわからなかった場所です(笑)
バラ谷と同時に出てくるのが「黒法師」。
前黒法師山・黒法師岳・前黒法師岳。
この3つの位置関係は覚えておきたいところです。
今回は野鳥の森を起点に、
麻布山(1,685m)⇒戸中山(1,610m)⇒前黒法師山(1,781.1m)⇒バラ谷の頭というベーシックな内容です。
本来ならば登山口まで車が入れますが、安定の林道崩壊のため、1.5km手前の駐車スペースから歩くことになります。
麻布山までは階段や東屋があり、よく整備されています。途中崩壊地に近い登ってきた尾根がよく見える場所が今回のベストビューでした。
麻布山は展望がありません。
麻布山の辺りからコミヤマカタバミとバイケイソウ群生しています。
戸中山⇒前黒法師山へも迷わず歩けます。細かいアップダウンがあります。
そして核心部の前黒法師山⇒バラ谷の頭へ。
鞍部へ下ると尾根が広くなり、公園を散歩している感覚になります。テープが少なく迷いやすいと聞いていましたが、尾根上に沿って結構ありますし、見つけやすいです。
バラ谷への最後の斜面でようやく深南部らしいササ藪出現。しかしかなり踏み跡が明瞭なためヤブ漕ぎレベルは低く、あまり満足できませんでした。
登り切るとササの刈られた開けたピークにバラ谷の頭の看板があります。目の前に深南部の山々や富士山が見えるはずでしたが、目の前の黒法師岳さえ見えない真っ白な世界でした(泣)
南側にちょっと歩くと日本最南端の2,000mの地があります。名前を変えると「マニア垂涎の地」です(笑)
そんな場所ですが、土曜日ということもあり4組の方が登られていて、一組はバラ谷でテントを張って翌日黒法師岳に行くと言っていました。うらやましい・・・
景色がよくないのでそそくさ下山。この同じ道をまた帰るというシステムどうにかしてほしいですね(笑)深南部は交通機関が皆無に近いのでしょうがないですが、この夏、さらにレベルの高いルートを縦走登山しようと決心した山行でした!
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