雨の縄文杉~屋久島の洗礼、白谷雲水峡から新高塚小屋~
- 投稿者
- 前田 栄輝
- 日程
- 2016年06月01日 (水)~2016年06月01日 (水)
- メンバー
- 前田栄輝
- 天候
- 雨
- コースタイム
- 白谷雲水峡(45)‐白谷小屋(35)‐辻峠(10)‐太鼓岩(45)‐楠川分かれ(160)‐縄文杉(70)‐新高塚小屋
- コース状況
- 登山道はとても良く整備されておりますが、この日は雨の為水たまりになっているところも度々出現。
木の根や木道で滑らないように注意が必要です。シューズは防水素材を使用したもの、ミッドカット以上がオススメです。
- 難易度
感想コメント
高速船を下り宮之浦港からバスに揺られ、今回のスタートである白谷雲水峡へ近づくにつれて雨は強くなりました。私にとって初めての屋久島、雨が多いところであるとは知っていましたが、その雨はまるで洗礼のようでした。
登山口でレインウェアを着用し、ザックカバーを付けて出発。すぐに力強い水の流れを目の当たりにし、たくさんの人とすれ違いながら、屋久島に来られた嬉しさをしみじみと感じるのでした。
雨に濡れた美しい緑色の苔はまさに「もののけ姫」の世界、雨の山歩きが楽しいと思ったのは初めてかもしれません。
スタートの白谷雲水峡から太鼓岩やトロッコ道を経て、この日のメインである縄文杉や新高塚小屋までの道のりは正直キツかったです。
楽しみにしていた縄文杉は新設されたらしいデッキから眺めたので、接近はできなかったもののカメラに収まりきらないその大きさに自然の偉大さを強く感じました。
満開はおそらく過ぎていたと思います。縄文杉から新高塚小屋へ向かう途中でシャクナゲを見つけました。写真を撮りながらシャクナゲに癒されつつも、少ない体力であとは気合いだけで翌日を少しでも楽にする為に新高塚小屋まで歩みを進めます。
日も落ち始めた頃、小屋に着くと入口にはすでにたくさんのレインウェアが干してあり、先着の方々は食事を済ませた方がほとんどで就寝の準備をしてました。私も急いで食事を済ませて簡単に翌日の準備をした後、速やかに休みました。思ったほど小屋に入っている人が少なかったのでお隣もおらず、ゆっくり休むことができたのはある意味ラッキーだったかなと思っております。
シュラフの中で聞こえてくる、徐々に弱くなってくる雨の音と、早めに起きた人たちの「星がとても綺麗ですよ」とうっすら耳に入る会話に「2日目の天気はもしかしたら良いのかも…」という期待を寄せながら目覚めるまで横になる私でございました。
2日目&3日目に続く。
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