熊とトトロとコマクサと~秋田駒ケ岳(岩手県~秋田県)

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投稿者
好日山荘スタッフ
日程
2016年07月30日 (土)~2016年07月30日 (土)
メンバー
天候
晴れ時々ガス
コースタイム
駒ヶ岳登山口(45分)横長根(60分)大焼砂分岐(120分)男岳(45分)男女岳(10分)横岳(60分)横長根(45分)駒ケ岳登山口
コース状況
登山道はきれいに手入れされています。
男岳に向かう破線の登山道は刈り払われておらず、道自体が不明瞭。
足場が悪いので注意が必要。

阿弥陀池小屋にお手洗いあり。
難易度
Google Map
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感想コメント

東北が梅雨明けした翌日。
秋田駒ケ岳に行ってまいりました。

国見温泉付近にある登山口から上がります。
横長根の分岐までの登りは階段が多く、とても登りやすいです。
その後は見晴らしが良いルートになります。

今日のお目当ては、
お花と、通称ムーミン谷と言われているところに行くこと。
高い標高も良いけれど、緑で覆われた生き物達の楽園は、
きっと素晴らしいに違いない。


コマクサが咲き乱れていました!。
砂の大地にピンクの花が美しく映えています。

可愛いコマクサを堪能した後に出てくるのは
ムーミン谷です。
高く伸びる山肌を覆う緑の葉は、
キラキラと輝いています。
言葉での表しようがない、ただただ、美しい光景です。
いつまでも見ていたい。

ムーミン谷を超えて男岳に向かうルートは、
地図上での破線ルートをチョイス。
刈り払いはなく、道自体がちょっと危なっかしいので、
慎重に歩きます。
途中で大きいイチゴを見つけて、心和みます(^^♪。

男岳に向かう途中、進む先のルート上に仲間がクマを発見!
「クマだっ」
えっ、どこどこ?!
「ほらそこっ!
あ、逃げた!!」
クマは登山道から外れ、山の斜面を転がる様に下りていく。
早い!!
千切れ千切れのガスの間から、木々の茂みの間から、ちらちらと姿を見せながら
どんどん下っていく。
ガサガサと音をさせて、その音を置いていく様に。
あっという間に目で追えなくなった。

山でクマと出会ったのは初めてかもしれません。


足場に浮き石が多くある登山道になります。
石を落とさない様に注意しながら登っていくと男岳山頂です。

ここから阿弥陀池を通って男女岳へ。
「秋田駒ケ岳」と言われているエリアで、この男女岳が
1番標高が高い山になります。
せっかくだから行かねば!。

山頂からの景色は、見下ろす、には違いないけれど、
ずっと続いていく稜線がとてもキレイで、
奥に奥に進んでいきたくなる魅力があります。

ここから横岳に向かいつつ、帰路になっていきます。
道は急坂で滑りやすいので足元に注意しながら下ります。

横岳~大焼砂分岐までは、砂利道の様な道が出てきます。
富士山の登山道の様な感じです。
ここから見るコマクサとムーミン谷は、
最高に素晴らしい景色でした。


広大に、横にずーっと伸びていく東北の山は、
緑と生き物の魅力が満載です。
命の躍動を感じる東北の山に、
ぜひ足を運んでみてください。

フォトギャラリー

ムーミン谷とコマクサ。秋田駒ケ岳はお花が多いです。コマクサはこれから更に見頃となっていきます。

登山口~横長根は、こんな階段が多いです。

横長根到着。ここから展望が良くなっていきます。

ぐんぐん伸びていく尾根に、いつも心奪われる。

金十郎長根と横長根に囲まれたカルデラは、どーんと広くて見ているだけで何だか涙が出てきます。

大焼砂分岐から駒池コースに入ってすぐにコマクサと会えました。

しゃがんで見ると、コマクサでピンクの絨毯の様に見えます。

通称ムーミン谷への入り口までやってきました。

ムーミン谷です。ここの風景が非常に素晴らしい!

真ん中の岩は通称「トトロ岩」。横を向いているトトロに見えますか?

男岳に向かうルートでみつけたイチゴ。う~ん、美味しそう!!

男岳までは急登が続きます。

男岳山頂。

グルグル渦巻き~。

これから男女岳に向かいます。

あの山頂が秋田駒ケ岳(男女岳)です。

駒ケ岳山頂。

ムーミン谷はいつまでも見ていたい所の1つとなりました。

そうそう、駒ケ岳はお花の宝庫でもあるのです。沢山のお花が咲いています。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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