キレンゲショウマ咲く剣山(富士の池登山口から)
- 投稿者
- 好日山荘スタッフ
- 日程
- 2016年07月31日 (日)~2016年07月31日 (日)
- メンバー
- 天候
- 晴れ後曇り
- コースタイム
- 富士の池登山口→50分→追分→39分→肉渕峠分岐→13分→一ノ森ヒュッテ→24分→二ノ森→24分→剣山頂上ヒュッテ→4分→剣山→3分→剣山頂上ヒュッテ→12分→刀掛ノ松→46分→穴吹川源流の谷→32分→一ノ森ヒュッテ→8分→肉渕峠分岐→27分→追分→32分→富士の池登山口
■歩行:5時間16分
- コース状況
- 特に危険な個所はありません。登山道も明瞭です
<駐車場・トイレ>
富士の池登山口に20台くらい停められます。
簡易トイレがありますが、きれいではありません。
一ノ森ヒュッテにトイレがあります。
剣山の山頂に最近できた大きなトイレがあります。とてもきれいです。
<アプローチ>
富士の池登山口まで徳島道・徳島ICから国道438号線で約2時間。
神山町のサークルKが最後のコンビニ。
途中の川井峠はくねくね道が続き、運転が疲れます。
また、最後の登り坂も急坂、ガードレールのない狭路、落石多く、慎重さが求められます。
- 難易度
感想コメント
四国の剣山にキレンゲショウマという珍しい花が咲いていると情報を聞き、見に行くことにしました。
「キレンゲショウマ(黄蓮華升麻))」
キレンゲショウマ(ユキノシタ科)は、深山に稀に生える多年草です。花が黄色で、レンゲショウマ(キンポウゲ科)に似た植物ということからこう呼ばれます。茎には毛がなく、高さ1メートルほどになり、葉は対生し長い柄があります。世界的な稀産植物です。
平成十一年、作家宮尾登美子氏の「天涯の花」で紹介され有名になりました。
<剣山の説明の看板より>
7月末~8月上旬に開花し、剣山の刀掛から一ノ森に向かう登山道の行場のあたりに多く群生しているということです。
剣山は一般的には見ノ越から登られることが多いです。
ただ、このルートはこれまで何度も登ったことがあり、標高差も400mほどしかなくハイキング程度に終わってしまうので飽きてきたところ。
ということで、今回は登るルートを変えました。
剣山の東側の富士の池登山口から一ノ森といっしょに登ることにします。
もちろん第一の目標はキレンゲショウマです。
富士の池登山口までのアプローチがかなり大変です。
徳島市街から国道438号線で2時間はかかります。
途中の川井峠越えはかなり疲れます。
そして登山口に至る最後の狭路も落石が多く、気を使います。
6時までには着いて登り始めたかったのですが、到着は7時になってしました。
登り初めからキツイ登りが続きます。
朝から気温も高く、汗が吹き出します。眺望のない樹林帯を坦々と登ります。
特に大きな見どころはありません。秋になれば紅葉がきれいに見えそうです。
2時間ほど登ると、笹原の稜線に出て、一ノ森に到着します。
一ノ森から眺める剣山と次郎笈(じろうぎゅう)がとても美しい。
剣山へはすこし下って登って1時間ほどで到着。
剣山から眺める緑の笹原の稜線の景色はいつ見ても美しいです。
剣山から20分ほど下ると刀掛。
ここから一ノ森へ向かう登山道があり、その道を10分ほど進んで、行場への分岐を下ったところにキレンゲショウマの群生地があります。
山の斜面に黄色の花が数えきれないぐらい咲いています。
深みのある黄色の花がうつむき加減に咲く姿は、高貴な感じがします。
蕾の姿も多かったので、まだまだこれからの雰囲気です。
今週末が見頃かもしれません。
シコクフウロやタカネオトギリ、クガイソウなどの花が多く見られました。
ただ、花が多い分、蜂や羽虫も多いです。
幸い、今回はどこも刺されなかったのですが、虫除けをもってくればよかったと思いました。
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・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。