ふたりでトコトコ山行脚 笠ヶ岳(岐阜県 2898m)編

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投稿者
渡部 嘉章
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日程
2016年09月13日 (火)~2016年09月15日 (木)
メンバー
なんば店 渡部
名古屋栄店 鷲尾
天候
初日 雨 以降晴れ
コースタイム
初日
新穂高>60分>ワサビ平>60分>シシウドヶ原>30分>鏡平
2日目
鏡平>40分>弓折乗越>10分>弓折岳>120分>平>240分>抜戸岳>120分>笠ヶ岳山荘
3日目
笠ヶ岳山荘(山頂往復20分)>100分>笠新道分岐>60分>杓子平>300分>笠新道登山口>60分>新穂高
コース状況
初日
・メジャーコースですので、整備も行き届いており、迷う箇所もありません。
・鏡平小屋は幕営できません。小屋泊のみですので、ご注意ください。
・トイレは新穂高、わさび平小屋、鏡平小屋にあります。水場は左記と笠新道登山口にあり。
2日目
・何度かのアップダウンはありますが、秩父岩から稜線に出ると、極上の雲上漫歩が楽しめます!
・危険個所はほぼありませんが、抜戸岳をピストンする場合、ガレた岩場をあるきますので、注意して下さい。(抜戸岳分岐の手前は雷鳥出没率が高いので、ゆっくり歩きましょう!)
・笠ヶ岳山荘手前にテント場があるので、幕営時は荷物をデポして小屋に幕営申請しに行くと楽ですよ!
・コース途中に水場、トイレはありません。
3日目
・笠ヶ岳小屋から笠新道入口までは問題ありません。最上の展望を満喫し、余韻を楽しみましょう!
・笠新道~杓子平は浮石に注意して下さい。危険度は高くないですが油断は禁物です。
・杓子平~笠新道登山口、前半は岩場の通過もあり、行違い時などは注意が必要です。バランスを崩して転倒されていた登山者も見かけました。
・岩場を通過して進むと登山道は急坂になって行きます。道幅も狭いので、ゆっくりと歩くように心がけて頂いた方が安全かと思います。
難易度
Google Map
  • スタートナビ
  • おとな女子登山部

感想コメント

・あいにくのコンディションの中でしたが、想定より大分ましだったので、助かりました。
・本来双六小屋でのテント泊予定を変更し、鏡平小屋泊・・・。まぁ、久々の小屋泊は休養も十分取れ、「これはこれでいいな!」と感じました。
・コース的には何度も歩いたことのある場所なので、印象的に「また曇りか・・・。」程度です。(このコースは晴天になる確率が50%位で、「晴れ男」としては相性が悪い・・・。)
・小池新道から登りがきつくなりますので、ペース配分に気を付けながら、風景を楽しんで登ってほしいコースです。

フォトギャラリー

こういう風景こそが国内高所登山の醍醐味!雲上漫歩は本当に気持ちが良いですよね!

初日はあいにくの雨模様・・・。と言うか予定日全て天候不良の予報。さすが、「嵐を呼ぶ女」の異名は伊達ではない。(ワタクシ一応「晴れ男」なのに・・・。)負けました。

川も勢いよく流れ、前方はガスに覆われ・・・。しかし、これも自然の恵みです。楽しんで歩きましょう!

蒸れて濡れて冷えてしまった「嵐女」を残し、足早に鏡平小屋に向かいます。(ここまでの行程の写真はガスってて楽しくないので割愛させて頂きます。)

ダメダメサインをストックで示しながら「嵐女」も無事到着。飯の準備、出来てますよ!!想定外の鏡平小屋泊(もちろん素泊まりです。)

晩御飯は中華風鶏白湯鍋。それとちょこっとつまみ。

からの~、煮込みラーメン!同席して頂いた登山者と楽しくお喋りしながら温まります。

2日目はまさかのピーカン!!ハイテンションの2人共、時間を忘れて写真を撮りまくる!!鏡池の「逆さ槍」もバッチリ!!

さあ、出発!予定を30分遅れて出発も、今日は充分時間があるので大丈夫!

個人的に大好きな「弓折乗越」からの展望。ここでまさかの1時間待ち・・・。スタートからこの距離で予定を90分遅れとは・・・。

弓折岳からお楽しみの笠ヶ岳へ!天気が良いので気分もウキウキ!!

青い空を見上げるとゆったりと鳥が羽を広げて漂っています。

足元には様々な花が咲いています。これはヤマハハコでしょうか?

振り返ると歩いてきたコースがはっきりと分かります。同行者が既にへばってきているのも(残念ながら)分かります・・・。

秩父岩が前方に見えて来る所で一気にガスってしまいました。ここを登れば稜線に出るのですが・・・。向こう側の天候が気になります。

登り切ったら真っ青な空が広がっていました!鞍部からもう一息登るとこの風景!来てよかった~!!

急に「ひ~っ!」と言って後ずさる同行者!「何事!?」と尋ねると、「ネ、ネコがおるっ!」・・・。指の先には雷鳥が・・・。どこが猫やねん・・・。

もう一度言う!こ・れ・の・ど・こ・が・「猫」・や・ね~ん!!雷鳥のお出迎えでした!!

足元には結構アカモノも。竜胆やチングルマの花柱も多く見かけられました。

長い長い雲上漫歩も後半戦。徐々に青空は曇ってきてしまいました。笠ヶ岳山荘まであと少し。(PART2に続く)

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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