冬の大峰 窟(いわや)めぐりと和佐又山

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投稿者
つじまい(おとな女子登山部)
日程
2017年01月20日 (金)~2017年01月20日 (金)
メンバー
四日市店 米村さん
天候
くもり、雪
コースタイム
08:30出発 
和佐又ヒュッテ→(30分)→和佐又のコル→(78分)→笙の窟→(77分)→和佐又のコル→(26分)→和佐又山→(20 分)→和佐又ヒュッテ
12:30到着
コース状況
和佐又ヒュッテまでの林道が、凍結しており要注意。
四駆+チェーンでないと厳しい。
路線バスは林道入り口の和佐又口まで。

和佐又山ヒュッテで駐車受付、1日1000円。
登山届をその場で書き、管理人に提出。

大普賢岳は雪のコンディションによって危険度が変わるため、どこまで行けるかの判断力が必要。
寒波で大雪となり、ほとんど入山者もいないためワカンかスノーシュー必要。

和佐又山は、初心者向きです。軽アイゼンでok。

日帰り温泉
ホテル杉の湯
受付時間 11:00~18:00(入浴は19:00まで)
料金 大人 700円/小人 400円 ※JAFカード提示で200円引き
定休日 毎週水曜日
難易度
Google Map
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  • おとな女子登山部

感想コメント

ずっと行ってみたかった冬の大普賢岳へ。
雪深くラッセルが必要なのと、危険なトラバース、雪に埋まった梯子に、急斜面の登り下り、と冬期は上級者向けの山です。
15日からの寒波で積雪は1Mとなり、かなり厳しいと思いましたが、行けるとこまで行ってみることにしました。

この日は和佐又林道が除雪されており、和佐又山ヒュッテまで、車で上がることができました。
登山届を書いて、管理人さんとお話しで、大普賢岳はちょっと無理よ、とのこと。行けるとこまで、、と伝えます。
米村さんはワカン、私はスノーシューをはじめからつけて出発しました。
山へのトレースは全くなく、雪の沈みこみは10cm~20cmほど。
気温は高く、0℃くらいでした。

和佐又のコルからは尾根を歩きます。
かろうじて露出している手すりと鉄階段がでてくると、指弾ノ窟(しだんのいわや)。
その後、朝日窟、笙の窟(しょうのいわや)へ。
このあたりは修験道で、昔の山伏は窟に籠って修行をしていました。
この窟での雪中参籠は峯中随一の荒行とされていたそうです。

窟。無雪期とは全く違う雰囲気です。
氷柱だけではなく、氷筍もできており(初めて見たので感動しました)、これだけでも見れてよかったなと思いました。

その先はトラバースが続く。
日本岳のコルへのルンゼ状の急登は、数十メートルでしたが、ここで撤退となりました。

雪も降りだし、登りでつけたトレースは消えかけているところも。
ふかふかの雪をスノーシューで、歩くのはとても気持ちいいです。
他に登山者はいませんでした。
そのまま、和佐又のコルを過ぎて、和佐又山へと行きました。

和佐又山は、天気がよいと景色が素晴らしいです。
ファミリーなら、スキー場(リフトはありませんが、、)で雪遊びが楽しめますよ。
雪が落ち着いたらもう一度大普賢岳に挑戦してみようと思います。

フォトギャラリー

窟の中の氷筍

和佐又林道、凍結してます

和佐又ヒュッテ

キャンプ場の横を通る

雪深いです

奥駆の稜線が見えました

かろうじて手すりが出ていた

階段に注意して登ります

雪崩のあと?

トラバース苦手です

朝日窟の中

巨大な岩壁は

笙の窟(しょうのいわや)

トラバース

ここを上がると日本岳のコルですが

引き返します

雪、降ってます

和佐又山へ

和佐又山山頂

ソリ持ってきたらよかった

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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