ドキドキが止まらない!? 伊勢山上 【三重県・松阪】

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投稿者
森藤 将樹
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日程
2011年10月24日 (月)~2011年10月24日 (月)
メンバー
浜松メイワン店 山本さん
京都店 兵部さんと奥さん
春日井店 森藤
天候
晴れ
コースタイム
表行場上り口→60分→大天井→60分→表行場出口
裏行場上り口→15分→獅子ヶ鼻→20分→裏行場出口
コース状況
岩場以外の道は基本的には里山レベルと言えますが、所々に現れる高度感タップリの数々の岩場がこの山のハイライトであり、かなりの慎重さを要します。
日の当たる岩場はザラザラしていてフリクションは良いですが、日陰は苔むしており、滑ります(キッパリ)。
ただそのような危険箇所は鎖が設置してあり、また迂回路もありますので無理をしないように進みましょう。
難易度
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感想コメント

このたび浜松メイワン店の山本さんにお誘い頂き、軽~く「行きます!」と返事をしたものの、

『伊勢山上』・・・どんな所?

と思いつつ調べてみると標高こそ380m程度ですが、結構恐ろしげな所じゃ~ないですか!
ただ、よくよく調べてみると大宝元年(701年)に開かれた飯福田寺(いぶたじ)の由緒ある修行の場
ということで、パワースポットとしても知られる場所のよう。
どんな所なのか、とにかく行って確かめてまいりました。

まず、あくまでここは『登山』ではなく『修行』をする場ということで入山前に必ず境内に立ち寄り、
入山料¥200(行場の整備などに充てられるということです)を納め、ご住職による行場の説明を受けなければなりません。
コースの様子などを事細かく教えて頂けるので良く聞いておくことをおすすめします。
ただ、このご住職のお話がなかなかにお上手で、入山前にいやが上にもドキドキ感が高まります。

コースは、メインの『表行場』と『裏行場』の2箇所あり、どちらも数々の岩場のオンパレード。
個人的には登山靴よりも、アプローチシューズの方が楽しめると思います。

こんなのどかな里山に、こんな緊張感と爽快感が味わえる山があるなんて!
まさに、山は高きが故に尊からず!を実感。

驚きでいっぱいの一日でした。

フォトギャラリー

表行場前半のハイライト、岩屋本堂と裏行場・獅子ヶ鼻(左の岩)の遠景。里山の中にたたずむ奇岩の数々は神々しささえ感じさせてくれます。

山門前。屋根の上にはなぜか立派なシャチホコ?が。

山門には先達の方たちのわらじが・・・ 私たちは最新の靴で挑みます。

飯福田寺境内へ。流れている川の水は飲めそうなほど清らかです。

飯福田寺。ここで入山料¥200を納め、行場の説明を受けます。危険箇所なども詳しく教えて頂けるので必ず立ち寄りましょう。

いよいよ表行場に入ります。ドキドキ

油をこぼしたようにツルツル滑る!第一の難所『油こぼし』。 ここを登らないと先に進めません。

岩に飲み込まれそうな岩屋本堂。この先に・・・

まるでクライミングホールドのような『鐘掛』が。 しかしこの先はあまりに危険!迂回路を進むことに。

迂回路といってもこんなです。

しばらくは穏やかな尾根道。冷や汗はここで乾かしましょう。

行場の最高地点、大天井。 注意していないと通り過ぎてしまいそうです。

いよいよ後半戦。あの岩を越えて行きます。

『鞍掛岩』。左側は断崖!無心で通過します。

『小尻返し』から『飛石』へ向かう。どこまで降りたらいいのでしょう?

最後まで油断禁物!ご住職が「滑ります。」と断言した苔だらけの下向道。

飯福田寺前のキレイなあづまやでお昼を頂きます。

食後は、のどかな山村の裏に広がる裏行場へ!

裏行場はのっけから『油こぼし』の洗礼を受けます。

獅子ヶ鼻からの下り。まるで懸垂下降?

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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