東海 花の山⑳ 籾糠山と天生湿原~ミズバショウ・サンカヨウ 

このエントリーをはてなブックマークに追加
投稿者
本田 康之
イオンモール各務原店 店舗詳細をみる
日程
2017年06月02日 (金)~2017年06月02日 (金)
メンバー
名古屋栄店 本田康之
天候
コースタイム
天生峠(25分)天生湿原匠屋敷跡(30分)カラ谷分岐(29分)木平湿原(26分)籾糠分岐(14分)籾糠山(10分)籾糠分岐(23分)水芭蕉群生地(5分)カラ谷分岐(20分)天生湿原匠屋敷跡(15分)天生峠
コース状況
アプローチ
・国道306号の天生峠スタート
・公共交通機関は遠いので無理があります、濃飛バスのガイド付きのツアーバスなどを利用

①天生湿原入山の際は入口で500円が必要、マップをもらえます
②駐車場にトイレがありますが、湿原内はトイレステーションがあり、携帯トイレを持参して使用
③天生湿原は右周りと左周りで一周できます
④途中、カラ谷方面へ抜けるゲートがあり、そちらへ行くと籾糠山方面です
⑤カラ谷分岐周辺はサンカヨウ・イチリンソウ・ニリンソウ・キクザキイチゲが豊富です
⑥木平湿原方面へはブナ林沿いにやや急坂です
⑦木平湿原より上部は所々、残雪がありますがマーキングで間違うことはないでしょう
⑧木平湿原~籾糠分岐まではなだらかですが、籾糠山手前が急坂です
⑨籾糠分岐からブナ林散策路で下山しましたが、こちらもゆるやかな尾根道です
⑩今回、水芭蕉は天生湿原は終わりかけでしたが、カラ谷分岐付近の水芭蕉群生地が最も咲いていました
⑪立ち寄り湯は飛騨古川桃源郷温泉が600円(10:00~21:00  水曜休・第一火曜休み)
難易度
Google Map
  • スタートナビ
  • おとな女子登山部

感想コメント

籾糠山(もみぬかやま・1744m)は飛騨高地の中央部に位置する山で、山名は飛騨の匠が天生峠近くの山中で木の人形を作り、稲作を行わさせた時に精米した籾と糠が風で飛んで積み重なって山になったといわれる。その北東麓には県天然記念物の高層湿原・天生湿原が広がり、雪解けと共に水芭蕉やリュウキンカなどが咲き乱れる。湿原の周囲には木道による遊歩道が整備されていて、湿原中央部には匠屋敷跡の島地がある。その奥にブナやカツラの大木が林立する原生林があり、山頂まで続く。山頂は鋭く尖った円錐形の小ピークで狭い山頂からは北アルプスが一望できます。
天生峠のアクセス道路である国道306号の開通は5月下旬で、今年も河合方面は5月27日に開通済。白川郷からは落石で冬季通行止が解除されていません。通常、籾糠山は道路開通直後の春と秋の紅葉が最もいい季節になります。
東海地区に戻ってきて、一番に行きたかったこの山、今日は生憎の雨ですが、もちろん突入。樹林帯といえども、気になるくらいの雨。新緑は濡れているほうが光って、違う見え方をして、私は雨の日でも歩けます。花の方も雫がついたほうがきれいですが、さすがに雨が強く、うまく撮れませんでした。天生湿原の水芭蕉がほとんど終わりで、変わってリュウキンカがよく咲いていました。水芭蕉は上の群生地の方がよく咲いていましたが、こちらは一周できないため、遠目ですが、全般的に今が見頃のような感じでした。その周辺の原生林地帯ではサンカヨウやイチリンソウ・ニリンソウが見られましたが、今日は寒いので開き具合が甘く、またキクザキイチゲやピンクの色のミヤマカタバミが見られるもののこれまた寒いので閉じたままでした。籾糠山に向けて木平探勝路コースを歩いて行きましたが、ブナの大木が多く新緑がきれいです。今日は山頂からの展望はさすがになく、すぐに退散。帰りはブナ探勝路コースで一気に天生湿原へ下りました。入口の案内板に書かれてあった花の中ではキヌガサソウを見落としたくらいで後はほぼ見つけました。
この山は全般的に森林浴のコースで居心地がとてもよく、いい所です。また季節を変えて、来てみたいです。

フォトギャラリー

天生湿原

天生峠のゲート

最近、熊が出たそうです

天生湿原の遊歩道

ミツバオウレン

水芭蕉

リュウキンカ

サンカヨウ

ミドリニリンソウ

ミヤマカタバミのピンクパターン

ニリンソウ

ツバメオモト 残念ながらボケています

木平湿原

残雪が残ります

籾糠分岐

籾糠山

帰りはブナ探勝路から

大木が多いです

上部の水芭蕉群生地

もう一度天生湿原

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

この記事を見た人は次の記事も見ています

アクセスランキング

イオンモール各務原店 - 登山レポート

同難易度の登山レポート

  • スタートナビ
  • おとな女子登山部