昇り龍の光城山と長峰山

光城山（ひかりじょうやま・911ｍ）は安曇野市にある里山で、かって海野一族の光氏の城跡がありました。大正天皇の即位の際に植樹されたのが始まりと言われ、今では登山道に沿って約1500本もの桜（ソメイヨシノ）が連なります。この桜はその麓から咲き始めると、日を追うごとに、登山道沿いを山頂に向かって徐々に開花していく様は、龍が空に昇っていく様子に例えられ、通称「昇り龍」として知られ、桜の名所として知られています。
西にある北アルプス（西山）と対峙するため、隣の長峰山（ながみねやま・933ｍ）も含め、東山と呼ばれる山域になります。この長峰山はパラグライダーの離陸場にもなっており広々とした草原で覆われていて、北アルプスと田園風景を一望できるスポットとして人気です。長峰山直下まで車で行けるものの、光城山と長峰山を繋ぐコースは手頃なハイキングコースとして人気です。
今回、今日くらいが見頃かなと予想を立てて、やってきました。平日といえども、満車覚悟の駐車場ですが、9時前に到着で奥の駐車場に運よく駐車できました。
事前情報では駐車場にある桜も満開、5合目まで8分咲き、山頂は開花とのことでした。途中までは確かにきれいに咲いていて、一旦なくなるのですが、山頂直下では再び、ある程度は咲いていました。山頂が満開になるという事は下の方が散っているでしょうからどのタイミングにするのかは微妙ですが、これくらいなら満足といった所。団体さんも多数ということもあり、今日は久しぶりにゆっくりゆっくり歩いて、桜を堪能しました。
光城山から長峰山までは途中から車道がありますが、なるべく避けて登山道を歩くようにします。特にすたれているわけでもなく、途中の烏帽子山や天平の森の起伏も大したことなくこなしていきます。光城山・休憩小屋、そして長峰山とだんだん、展望が良くなっていきますが、長峰山山頂は視界を遮るものがなく、北アルプスの山々の展望は抜群です。今日はややぼやけがちですが、この山が●●でというのがよくわかりました。
長峰山から長峰荘へ下り、県道をもとに戻るのが周回コースです。長峰山からの下りは急なところもありますが、こちらもよく整備されていました。光城山の登山口まで戻ってくると、臨時駐車場も使用されていましたのでやはりこの時期は大人気です。
帰りに昇り龍が撮れる場所を探して、一枚納めました。

本日の服装（春の低山）
①ウエアー
インナーは（アイスブレーカー）半袖Tシャツ
ボトムスは（ミロ）3シーズンパンツ

②ギア
登山靴は（サレワ）「マウンテントレーナーGTX」、ザックは（カンプ）30㍑、