夏の終わりに九重連山

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投稿者
飯田 真仁
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日程
2017年08月30日 (水)~2017年08月31日 (木)
メンバー
単独
天候
曇り後晴れ
コースタイム
1日目 長者原(80分)雨ヶ池(40分)法華院温泉山荘(110分)大船山(25分)北大船山(45分)大戸越(40分)平治岳(70分)法華院温泉山荘
2日目 法華院温泉山荘(100分)久住分れ(30分)天狗ヶ城(20分)中岳(30分)稲星山(40分)久住山(70分)諏蛾守越(50分)林道出合(25分)長者原
コース状況
長者原〜法華院温泉山荘 木道など、整備された歩きやすい道でした。所々粘土質で滑りやすい箇所があります。
法華院〜大船山 平治岳の分岐の先にスズメバチの巣があるらしく、注意喚起がなされていました。ハチを刺激しないようそっと通りましょう。
大船山〜平治岳 坊ガツルと大船山との分岐から平治岳にかけて草伸び放題で登山道が分かりにくくなっていました。
平治岳〜坊ガツル 谷筋の滑りやすい泥道に浮石が多かったです。どうも黒い土が滑りやすく感じました。
法華院〜久住分れ 法華院からの登りを終えると北千里ヶ浜と呼ばれる広い盆地に出ます。ペンキやポールを目印に進みます。
久住分れ〜中岳〜稲星山〜久住山 アップダウンはそれほど激しくありませんが、中岳から稲星山との鞍部に下る際、結構急坂です。
難易度
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感想コメント

夏の終わりに九重でテント泊してきました!

初日、久しぶりのテント装備で重いザックを背に、長者原をスタート。タデ原湿原や雨ヶ池の木道、斜度の緩い登りでのんびり歩いていきます。やがて現れる広大な原っぱ、坊ガツル!テント1500張りはいけるという巨大なテント場です。しかも無料!ここでのテント泊は九州では定番だそうです。
ですが今回は300円の法華院温泉山荘のテント場をお借りしました。坊ガツルから10分ほど歩きます。理由は確か…ビールの自販機が近いから、だったような気がします。

さてテントを設営したら大船山に向かいます。つい先日このコースで蜂に刺された方がヘリで運ばれたとか。そっと、しかし素早く問題の地点を通過。ガレた道を登っていくと青空に浮かぶ大船山の姿が!山頂に着くとなぜか押し寄せるガス!雨までパラついてくる始末。気を取り直して北大船山、平治岳への縦走路へ足を踏み入れます。途中から草ぼうぼうで登山道が見えなくなったり、ドロドロの下りに辟易したりしましたが何とか平治岳まで到着。雨も上がり坊ガツルが見下ろせました。

法華院まで下り、とりあえず温泉!石鹸などは使えませんが500円で温泉に入れるのです。そして素晴らしいことにビールが300円!(350ml缶)他所では500円、どうかすると1,000円するというのに!素晴らしい法華院のテント場で夜は更けていきました。

そして2日目、九重連山の核心部ともいうべき主峰群を目指します。
法華院から一登りで北千里ヶ浜に到達。坊ガツルの草っ原に比べまるで荒野です。見上げれば硫黄山が噴煙を上げています。九重は色んな表情のある山です。

1600mを越えた辺りからガレ場が目立ち始め足元に気が抜けません。初めのピーク、天狗ヶ城はガスでしたが、続く九重最高峰、中岳では青空が見え始めました。冬には凍結して上を歩く事が出来るという御池越しに主峰群の絶景が広がります。中岳の下りはロープあり、ハシゴありで中々にスリリング。稲星山の山頂に立つと強風と共にガスが吹き飛ばされ、これぞ夏山!という感じの青空が広がりました。ガスばかりか私まで吹き飛ばしそうな強風の中、ラスボスの久住山を目指します。読みは同じですが連山全体を指す時には九重、山単体を指す時には久住という字があてられるそうです。豆知識を披露しつつ最後の急登を登り切り、久住山到着!歩いてきた山並みを見渡して感慨にふけっていると続々と人が登って来ます。さすが九州で1,2を争う人気の山。下山中もたくさんの方とすれ違いました。

九重は登山口から2~3時間で山小屋とテント場に着けるので小屋泊、テント泊デビューに最適の山です。日帰りで登る方も多いのですが是非泊まりでのんびり登ってみてはいかがでしょうか?

フォトギャラリー

タデ原湿原の向こうに見えるのは三俣山でしょうか。

坊ガツル目指して緩い登りが続きます。

おお!ここが坊ガツルか!

坊ガツルから大船山の登りにかかるあたりにこの看板。気を付けましょう!

割とごろごろした中を登ってゆきます。

突如山頂を包むガス。そしてなぜかカラス。

晴れ予報だったのに、と嘆きつつ北大船山到着。

写真だと分かりにくいですが滑りやすい道でした。

どうにかこうにか平治岳。ミヤマキリシマのシーズンは大渋滞だそうです。

山奥の温泉宿、法華院温泉山荘。素晴らしい小屋でした。

自分史上1、2を争う豪華な夕飯。

翌朝の平治岳。

荒野の北千里ヶ浜。硫黄山の向こうに噴煙が上がっています。

最初のピーク天狗ヶ城。庭や遊び場は多いですが天狗様のお城は珍しいのでは?

そして最高峰中岳。

御池と九重の山々。

中岳の下りはスリリングでした。

強風吹き荒れる稲星山。

久住山到着!

最後は林道歩き。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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