花咲き乱れる白山へ~エコーラインコースより

このエントリーをはてなブックマークに追加
投稿者
酒井 健
さいか屋藤沢店 店舗詳細をみる
日程
2018年07月03日 (火)~
メンバー
天候
晴れ
コースタイム
別当出合<30分>中飯場<55分>甚之助避難小屋<30分>エコーライン分岐<70分>室堂ビジターセンター<30分>白山山頂<25分>室堂ビジターセンター<20分>黒ボコ岩<40分>殿ヶ池避難小屋<55分>別当坂分岐<50分>別当出合
コース状況
登山口~甚之助小屋:岩階段の多い急な登りですが整備されているのでひたすら登るのみ。

エコーラインコース:(7/3の時点)スタートして100mほどは残雪のため登山道が隠れています。急斜面の残雪をトラバースしなくてはならず軽アイゼン必須。その先は緩やかな傾斜の登山道で所々残雪は出てきますがツボ足で大丈夫です。

観光新道:吹き抜けの斜面のため強風の際は風の当たりが強いでの注意。登山道はしっかりしていますが所々細く滑落に気を付けてください。

別当坂分岐~別当出合:最初の1kmは非常に滑りやすい急坂です。崩れているところも多く慎重に下ってください。

※今日の時点では甚之助避難小屋のトイレ・水場が使用不可となっています。
 水・トイレは中飯場か室堂ビジターセンターにて。
難易度
Google Map
  • スタートナビ
  • おとな女子登山部

感想コメント

山開きをしたばかりの白山へ。
日帰りロングコースのため今日は荷物を軽めにしてスピード登山。
別当出合から甚之助避難小屋まで一気に登る。急な登りの岩階段が続くがきちんと整備されているのでひたすら黙々と登るのみ(笑)
今日はエコーラインで登ってみようと分岐を南竜山荘方面へ進む。すれ違った登山者がエコーラインの分岐がわからなかったと言っていたが、、、しばらくして残雪が現れた。手前に道標があり左斜面にわずかに登山道らしきものが見える。道標の裏側へまわるとエコーラインとちゃんと記してあった。が、登山道が雪に埋もれていてなんとも分かりずらい。そして!!!最大のミスに気付く。アイゼンを忘れた。一応持っていこうと思っていたのに!!なんという失態。ほんの少しの距離なのだが斜面をトラバースしなくてはならず滑ってしまうと、、、慎重に、慎重に、ひたすらキックステップで足場を作り進む。スピード登山がなんという時間ロス。皆さま忘れ物には注意です。ようやく残雪を切り抜ける。スタートの100mほどを抜ければあとは歩きやすい登山道。それ程の傾斜もなく弥陀ヶ原に出た。五葉坂をひと登りすれば室堂ビジターセンターだ。前回は雪に埋もれていた鳥居やもしっかりお目見え。ベンチがたくさん置かれていて、白山山頂をバッチリ眺めながらのなんとも贅沢な憩いの場だ。トイレもあり水場もあり、至れり尽くせり(笑)
室堂ビジターセンター周辺にはクロユリがたくさん咲いていた。山頂が近づくにつれ風が強くなってくる。雲もでてきて残念ながら周りの山々の展望はお預けだった。お鉢廻りもしたかったが時間切れ。とにかく強すぎる風に妻がそそくさと下山を開始する。

下山は観光新道へ。残雪を数回横切るがアイゼンの必要なない。山肌にはニッコウキスゲ、シナノキンバイ、コバイケイソウなどなどたくさんの花が咲いていた。そして向かいには別山の峰がキレイに見える。天望良し、花良し、の登山道だが今日はとにかく風が強い。お花の写真も揺れ揺れだ。妻は時折耐風姿勢までとっていた(いや、そこまでではないと思うが、、、)。途中殿ヶ池避難小屋でひと休憩。2014年の新築でとても綺麗だった。残念ながらトイレが故障中で使えなかったが。その先も風に吹かれつつ時に急に、時に緩やかな、そして時に岩の尾根上を進み、ようやく別当坂分岐に到着。ここから一気に標高を下げる。急坂だ。急な上に足場が崩れているところも多く確かに転倒滑落しやすい場所だ(室堂ビジターセンターに転倒滑落多しと注意があった)。慎重に下っていく。とはいっても急坂は最初の1kmぐらいだった。その後は緩やかな登山道に変わり、川の流れの音が聞こえ始め別当出合いの赤い屋根、そして吊橋が見えてきてゴール!!合計8時間の少し速めのぐるっと日帰り登山終了。


【本日のスタイル】
ファイントラックのスキンメッシュ+薄手の半袖ジップアップ
ファイントラックのカミノパンツ
稜線で風が強くなりパタゴニアのフーディニジャケットを羽織る

フォトギャラリー

室堂付近にたくさん咲いていたクロユリ

今日も別山がきれいです

エコーラインへのトラバース

青空に映えるニッコウキスゲ

エコーラインのスタート 残雪でわかりにくくなってます

アイゼンがあれば、、、

ようやく山頂が見えてきました

極上の休憩場所

強風の山頂

観光新道はお花畑

コバイケイソウ

オオバミソホオズキ

キヌガサソウ

コイワカガミ

ミヤマダイモンジソウ、かな

クルマユリ、かな

ちょっとした岩尾根も

核心の急な下山道

最後まで慎重に

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

この記事を見た人は次の記事も見ています

アクセスランキング

さいか屋藤沢店 - 登山レポート

同難易度の登山レポート

  • スタートナビ
  • おとな女子登山部