日本200名山 安平路山~笹が短いうちに・・・
- 投稿者
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本田 康之
イオンモール各務原店
- 日程
- 2018年11月19日 (月)~2018年11月19日 (月)
- メンバー
- 名古屋栄店 本田康之
他1名
- 天候
- 曇り
- コースタイム
- 摺古木休憩舎(60分)直登・周回分岐(36分)摺古木山(60分)白ビソ山(20分)安平路山避難小屋(40分)安平路山(40分)安平路山避難小屋(30分)白ビソ山(54分)摺古木山(60分)摺古木休憩舎
- コース状況
- アプローチ
・公共交通機関はなし
・国道256号から大平街道の県道8号で大平集落へ。大平集落からは東沢林道を進みます。
①大平集落にトイレがあります
②大平集落から東沢林道に入り、約3kmでゲートがあります。このゲート手前から未舗装で、ガタガタ道が続きます。このゲートは手でチェーンを外せますが、この先はさらに穴があちこちで更なる悪路が続きますので車が心配の方はゲートで駐車します。ゲートには登山届ポストがあります。
③東沢林道終点には摺古木休憩舎があり、その手前にトイレの小屋があります。休憩舎は板張りで仮眠できます。
④摺古木休憩舎からしばらく笹の急登で、登山道がしっかりしてはいますが、腰~胸までの笹の高さがある箇所もあります
⑤途中、崩壊地があり、残置ロープがありますが、今回は雪が付き、やや苦労しました
⑥山頂直登コースと周回コースの分岐があります
⑦直登コース上部に大岩があり良い眺めです
⑧摺古木山~白ビソ山間は倒木が数箇所あります
⑨摺古木山からしばらくでちょっとした岩場があり、今回は雪があったので、やや苦労しました
⑩白ビソ山は縦走路の途中にあり、標識がなかったら通り過ぎそうなピークです
⑪安平路山避難小屋は20人程度、宿泊できそうです。水場はコルから木曽側に15分程度下ります
⑫水場分岐から笹漕ぎがありますが、マーキングを外さなければ踏み跡はしっかりしています。最も深い所で胸くらいまであります。
⑬安平路山中腹で沢筋・尾根沿いに変わり、笹コキは終わります
⑭立ち寄り湯はあららぎ温泉が550円(火曜休・11:00~20:00)
- 難易度
感想コメント
安平路山(あんぺいじやま・2363m)は中央アルプス南部の山で日本200名山の一つ。山頂は森林限界を越えず、樹林と笹で覆われる。200名山ながら、熊笹をかき分けて登るヤブ山で有名ですが、今年は安平路山避難小屋まで笹が刈られているというありがたい情報をもとに登ってきました。
ダートの悪路で有名な大平宿からの東沢林道を超徐行運転で進みましたが、さらに途中から道路に雪がありびくびくしながらなんとか摺古木自然園休憩舎まで車で入りました。早朝の大平宿では小雨が降っていましたが、山はどうも雪が降ったようで、登山口近くで1cmほどの積雪。あまりいい天気ではないのを覚悟し、クマザサ対策で上下の雨具を装着しての登山でした。摺古木山までの登山道は急登⇒長い長いトラバース⇒急登で登山道はちゃんと上から見える状態でしたが、最初の登りで既に腰~胸あたりのクマザサもあり、更に雪が積もっていたので、すぐにびちゃびちゃ状態。途中から風穴山のトラバースに入るとましになりましたが、凍結はせずとも少しの雪がやや歩行を遅くしました。摺古木山山頂からは今日一番の展望所のはずですが、残念ながら近くのアザミ岳、恵那山と御嶽山の下部が確認できる程度。山頂ではきれいな樹氷がついていましたが、風でどんどん飛ばされていました。
これより安平路山避難小屋までは小さなアップダウンでひたすら樹林帯の中をありがたい草刈りのお陰で苦労なく快適に進めました。天候も回復傾向で安平路山避難小屋からきれいに安平路山が見えましたがここはいいロケーションで南アルプス方面も見えます。
水場から先はいよいよ笹こきがはじまりましたが、思ったより高くなく、踏跡やマーキングもはっきりしていました。途中から笹がなくなりますので、ほんの数十分だけでの笹こきです。小屋から安平路山が近そうに見えましたが、結構、時間を費やします。山頂からの展望はなく、樹林の中にポツとある山頂で、しかも今日は濡れている為に寒く、すぐに帰りましたが、山頂から先の縦走路を覗くと笹が激しく生い茂っていました。この先、南越百山まではさらに登山者も少なく激しい笹こきらしく、いっそ、雪山の方が楽なのかと思いました。
帰りは雪溶けも進み、行きしなに苦労した悪場も早々に進め、早く下山できました。ガスが上がり気味で帰りの展望はききませんでしたが、結果的に安平路避難小屋からの展望が奇跡的でした。
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・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。