屋久島 ~宮之浦岳・永田岳~

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投稿者
好日山荘スタッフ
日程
2011年10月24日 (月)~2011年10月26日 (水)
メンバー
天候
快晴
コースタイム
1日目 淀川入口<40分>淀川小屋
2日目 淀川小屋<100分>花之江河<140分>宮之浦岳<70分>永田岳<180分>新高塚小屋
3日目 新高塚小屋<60分>高塚小屋<10分>縄文杉<50分>ウィルソン株<100分>楠川分かれ<60分>辻峠<20分>白谷小屋<45分>白谷雲水峡バス停

(休憩・ご飯タイムは除いて。)
コース状況
台風シーズンも過ぎ、天気は安定していました。
淀川から花之江河までは、標識もあり、山道もわかりやすいです。
投石平辺りから濃霧でしたので、周りの風景は見えませんでした。安房岳・扇岳・栗生岳・宮之浦岳まで1本道で迷いはないですが、とても滑りやすいので注意です。雨だと、もっと注意が必要ですね。
宮之浦岳から永田岳は、悪天候の時は避けた方がいいかもしれません。道がやや荒廃している事、15メートルの岩を登らないと山頂に辿りつかない事、失道しやすいです。
高塚小屋から白谷雲水峡の山道は、楽しいです。縄文杉・ウィルソン杉など見る所がいっぱいあります。…が、縄文杉のある大株歩道・白谷雲水峡は、観光客で賑わいますので早めの出発を。
難易度
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感想コメント

初めての屋久島。
すっかり魅了されてしまいました。
来年も訪れているだろうと思います。

当初の予定では、花之江河登山道や黒味岳も通る予定でしたが、時間が足りないと判断し、次回の楽しみにまわしました。

1日目。早朝に関西を発ち、2時過ぎに淀川登山口に到着。前夜、寝てなかったので、40分で小屋に着く道のりは有難かったです。誰もいなかった小屋でしたが、しばらくすると続々と人が。この日の淀川小屋は15名ほど。テント泊が2名でした。

2日目。早朝5時前に出発。まだ真っ暗です。小屋の近くにある橋の上から空を見上げると、星がいっぱいで感動しました。昨夜、私が熟睡してる頃、何人かの方々は星を見に起き上ったそうです。「そういう楽しみ方もいいなぁ」と思いながら、花之江河へ。花之江河着く頃には明るくはなっていましたが、濃霧で先が見えにくい…(>_<)。天気が回復するように期待しつつ、どんどん先に進みます。雨も降っていないのに、道は濡れています。霧は濃くなる一方で、霧雨状態。岩場はすべるすべる。宮之浦山頂から見る景色も真っ白。とりあえず、ここで御飯を食べながら晴れるのを待つことに。「昼過ぎから晴れる」という情報を聞いていましたが、どうやら山頂は晴れないもよう。寒くなってきたので、いざ永田へ!この辺りで「永田へ行く」という単独のオバサマに、ご一緒させていただきました。いろいろ話を聞くと、前回、悪天候で道に迷ってしまったので、今回はリベンジの永田岳だそうです。
さて、永田岳。途中で諦めようかと思いました。15メートルの岩場を登るのはいいけど、滑って登れない…(-_-;)。ロープがあるとはいえ、荷物背負っては厳しい…「あかん…登られへん…。」と弱音吐いたら、オバサマから「右の岩から離れて、もっと体を左へ。」と助言が。オバサマいなかったら、私、きっと登れてなかったです。

3日目。この日は、のんびりと起きました。新高塚小屋、6時出発でしょうか。
昨夜の新高塚小屋は、約25名の宿泊客とテント泊2名。多いですね。
縄文杉・ウェルソン株・夫婦杉・トロッコ道など、いろいろ見る所がある3日目ですが、やはり1番の見所は「もののけ姫」の舞台となった苔の森ではないでしょうか。あまりにも素晴らしいので、私も友人も無言で、お互い自分の世界に入ってしまったと思います。あの場所は、ずーっとあのままで変わらないでほしいものです。人が踏み込む場所じゃないのかもしれません。

世界遺産・屋久島。観光客が多くて、フェリー乗り場は人でいっぱいですが、町は人が少なく、時間の流れがゆっくりしてます。御飯も美味しい(*^_^*)。屋久島で唯一製造しているイモ焼酎「三岳」、飲みやすくて美味しいです。
すっかり、屋久島の虜になってしまいました。

フォトギャラリー

よく見る写真ですね。ウィルソン株の中から。ある場所から見上げると、ハート型に見えるのが有名。

淀川登山口から出発。

登山口から40分で淀川小屋に到着。本日の宿泊場所。ぞくぞくと人がやって来ます。

2日目。5時前に淀川小屋を出発。花之江河辺りから濃霧に包まれました。

ヤクシカと遭遇。それまでにも所々で見ましたが、真正面は初めて。

宮之浦岳山頂。辺りは真っ白で何も見えず。

単独で登っている方に、永田岳まで一緒に同行させていただきました。この方がいなかったら迷ってたかもしれません。天気が悪いと、迷いやすい場所だそうです。

永田岳山頂。情報交換してます。

ここも、迷いやすい所。左に行きそうになりますが、右に下るのが正解。

永田岳。晴れると山道がハッキリとわかります。

3日目。新高塚小屋を出発。どの杉も、とても立派です。

縄文杉。周囲、約16メートル、樹齢2000数年と気が遠くなるような生命力です。とてもとても、カメラにおさまらない…。

ウィルソン株。生木であれば、屋久島最大の杉だったそうな。

トロッコ道で、ヤクシカ一家と遭遇。バンビちゃんが可愛い。

楠川分かれ。真っすぐ行くと荒川口へ。私達は、左へ曲がります。もののけの森へ…。

天気がいいので、素晴らしい風景です。

苔も綺麗です。

「もののけ姫」のモデルとなった苔の森。魅了されました。

白谷山荘。どんな所か拝見。トイレが中にあり、とっても、臭い…(>_<)。

白谷雲水峡。下りてみると、夢から覚めた気分に…遠い場所に行ってたんだなぁ。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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