前黒法師岳(南アルプス深南部)
- 投稿者
- 好日山荘スタッフ
- 日程
- 2019年04月03日 (水)~2019年04月03日 (水)
- メンバー
- 天候
- 晴れ
- コースタイム
- 寸又峡温泉-(40分)-登山口-(45分)-林道出合-(35分)-栗ノ木段-
(70分)-白ガレの頭-(110分)-山頂-(90分)-白ガレの頭-
(35分)-栗ノ木段-(15分)-林道出合-(30分)-登山口-(35分)-
寸又峡温泉
- コース状況
- 山が大きく、標高差は約1400m、往復8時間以上の歩行になるので、ある程度の体力と時間的余裕が必要です。
深南部の山にしては割と踏み跡も明瞭で、赤いペンキなどが目印となり、迷う心配は少ないですが、地形図などで現在地確認はしながら登りたいところです。時折、急登も出てきます。
また、この時期は、深くはありませんがまだ雪が残っており、特に急登ではツルツルになっていて、登りも下りも難渋するので、少なくとも軽アイゼンは持っていった方がいいでしょう。アイゼンがないと、滑って木や岩にぶつかって危ないですし、時間もかかってしまいます。
- 難易度
感想コメント
沢口山、朝日岳と共に、寸又三山の一つにも数えられる前黒法師岳は、三山の中でも最も標高が高く、最も時間もかかります。しかし、山深い南アルプス深南部において、日帰りで挑戦可能な数少ない山だとも言えます。
車を停める寸又峡温泉付近は、周辺の峡谷を散策する観光客でにぎわっていますが、一歩山に入れば静寂が広がり、のんびりとした山歩きが楽しめます。現にこの日も誰とも会いませんでした。山の下の方には、湯山集落跡という廃村もあり、住居の石垣を見て往時に思いを馳せながら登ることができます。また、稜線に出れば針葉樹の原生林が広がっており、山深さを感じさせてくれます。山全体が木々に覆われ、展望がきく場所は少ないですが、静かな山歩きを楽しみたい方には、ぜひおススメの山です!帰りは、寸又峡温泉で、疲れを癒すのもいいでしょう。
フォトギャラリー
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