夏の中央アルプス 日本百名山・空木岳

このエントリーをはてなブックマークに追加
投稿者
本田 康之
イオンモール各務原店 店舗詳細をみる
日程
2019年08月08日 (木)~2019年08月08日 (木)
メンバー
名古屋栄店 本田康之
他1名
天候
快晴
コースタイム
池山林道終点(40分)池山(10分)池山小屋(25分)尻無・遊歩道分岐(30分)大地獄手前(70分)池山避難小屋分岐(30分)駒石(30分)駒峰ヒュッテ(10分)空木岳(8分)駒峰ヒュッテ(40分)空木避難小屋(20分)池山避難小屋分岐(90分)尻無・遊歩道分岐(17分)池山小屋(37分)池山林道終点
コース状況
アプローチ
・駒ヶ根インターより県道75号線で菅の台手前の 駒ヶ根高原の案内板を左折、駒ケ池・古城公園を越え、標識に従い、池山林道終点まで向かいます
・公共交通機関はJR駒ヶ根駅より菅の台まで伊那バスがありますが、林道終点手前まではタクシーのみ

➀池山林道は古城公園上のゲートから未舗装で、手前駐車場からさらにひどくなります
⇒終点手前の篭ヶ沢駐車場に災害とありますが、終点まで行けます
➁池山林道終点駐車場は早朝からいっぱいになりますので、早めに向かったほうが良い
➂登山口からしばらくで鷹打場に到着、ここで遊歩道と池山経由の登山道が分かれますが、遊歩道を歩いたほうが楽です
➃池山小屋前と小屋下の遊歩道沿いに水場があります
➄池山小屋は無人の避難小屋で中にトイレもあります(シーズン外は閉鎖)
➅池山小屋から尻無もゆるやかな遊歩道とトラバース後の急登の登山道があります
➆尻無から木の枝が這った急な登山道に変わり、全般的に尾根の下を巻いていく感じになります
。次第に、急な木の階段が現れるとともに尾根が細くなり、大地獄・小地獄が始まり、残置ロープが設置された悪場や鉄階段、鎖場が連続します。また迷い尾根の看板からは尾根のトラバースが続き、木の階段もあります。(これよりヤセ尾根の表示看板が始まりと終わりにあります)
➇池山避難小屋分岐では避難小屋経由の方が時間がかかると思います。この分岐で駒石経由を進むと、森林限界がすぐにやってきます。この稜線沿いの道はハイマツ帯と白い岩のコントラストが絵になります。
➈駒峰ヒュッテは7月中旬~10月中旬の有人小屋ですが、素泊まりのみで予約はできません。
有料トイレがあり、売店もあります
➉空木岳はパノラマが広がりますが、風はキツめです
⑪池山避難小屋経由の登山道は沢沿いに下降しますが、お花畑がすばらしいです
⑫池山避難小屋は無人小屋でトイレもあります。使用料は1000円。
水場は目の前の小川になりますが煮沸が必要と枯れていることがあります
⑬立ち寄り湯はこまくさの湯が610円(水曜休 10:00~21:00)、
 露天こぶしの湯が610円(第2・4木曜休 10:00~21:00)などがあります
難易度
Google Map
  • スタートナビ
  • おとな女子登山部

感想コメント

空木岳(うつぎだけ・2864m)は中央アルプスの中央にある日本百名山の一つ。山名は春先の山頂部は残雪模様が美しく、それがあたかも満開のウツギの花のように見えるところから、その名がつけられたようである。
北アルプスに向う予定が台風で悪天が良さされるので、日帰りに変更した上で最も天候が良さそうな場所を選び、2週続けての中央アルプスとなりました。空木岳に日帰りに行くには長い池山尾根しかなく、早朝から車を走らせましたが、駐車場はラストでした。序盤の池山周辺は遊歩道と登山道がありますが、行きは忠実に登る登山道を選択、すると遊歩道から来た後続の方に上部で抜かされ、帰りは遊歩道を使おうと思えました。風がない樹林帯をひたすら登って行きますが、前方に見える小山に登るのかなと思えば、巻きながらトラバースしていくという優しい登山道が続きます。
尾根が細くなり、標識もないまま、いつの間にか大地獄・小地獄の悪場に差し掛かりますが、ここは梯子やロープがかかっています。それを終えると、南アルプスのような樹林帯のトラバースが続き、森林限界がやってきません。池山避難小屋の分岐を越えると、ぱっと視界が開け、ようやくアルプスらしい光景になり、まだまだ先に空木の山頂が現れます。今日はとにかく暑く、直射日光にどんどん体力を奪われていきますが、樹林帯よリはまだ風が冷たい。駒石付近はハイマツの緑と花崗岩の白のコントラストが美しく、しんどさが報われます。千畳敷のようにロープウェイで標高を稼ぐ木曽駒や宝剣がいかに楽なのかが実感できました。山頂からは雲が広がってきたので、南アルプスや御獄の展望が見えずじまいでしたが、宝剣や南駒ケ岳などの主稜線はよく見え、爽やかな風を感じながらしばらく居座りました。
山頂直下の駒峰ヒュッテは抜群のロケーションで素泊まりのみですが、泊まる価値はあります。ここで冷たいものを買って、さらに休憩。帰りは駒峰ヒュッテから空木避難小屋経由で空木カール内の高山植物を楽しみましたが、ミヤマキンポウゲ・チングルマ・ミヤマキンバイ・ハクサンフウロ・シナノキンバイ・ミヤマダイコンソウ・ハクサンチドリ・モミジカラマツ・シナノオトギリ・ヨツバシガマ・イブキトラノオ、空木避難小屋からはニッコウキスゲ・マルバダケブキ・グンナイフウロと加わり、このコースをたどったのは正解でした。ただし、このコースは沢沿いなので稜線経由の方が歩きやすく時間がかからないと思われます。
駒石分岐からは悪場も足早に下降、尻無から遊歩道経由で下山。やはり遊歩道は傾斜も緩く、早かったです。

フォトギャラリー

空木名物の駒石

池山林道終点からスタート

池山からの千畳敷方面

かわいい池山小屋

気持ちの良い登山道

次第に根っこの這う急な道

大地獄?の階段

大地獄?の鎖場

ハクサンフウロを発見

森林限界に到達

空木岳が大きく見えてきました

池山尾根を見ます

駒峰ヒュッテと空木岳

空木岳から宝剣方面

山頂にひっそりタカネツメクサ

池山カールを歩きます

チングルマの群生

池山避難小屋と空木岳

ニッコウキスゲが咲き乱れる登山道

池山小屋の水場・・・冷たい

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

この記事を見た人は次の記事も見ています

アクセスランキング

イオンモール各務原店 - 登山レポート

同難易度の登山レポート

  • スタートナビ
  • おとな女子登山部