紅葉はじめの赤岳(八ヶ岳)
- 投稿者
-
吉田 精一
立川店
- 日程
- 2019年10月07日 (月)~2019年10月08日 (火)
- メンバー
- 松本(立川店スタッフ)
- 天候
- 曇り・強風
- コースタイム
- 美濃戸口-(60分)-南沢分岐-(120分)-行者小屋-(70分)-中岳分岐-(40分)-赤岳頂上-(5分)-赤岳頂上小屋-(20分)-赤岳天望荘-(5分)-地蔵仏-(50分)-行者小屋-(100分)-南沢分岐-(50分)-美濃戸口
- コース状況
- 初日は中腹より上でガスが掛かるが気温10度で歩きやすい。岩は乾いている。
2日目は朝からガスで視界10m。頂上付近は気温5度。風速19mで時折雨。岩が濡れてグリップが効かない。
- 難易度
感想コメント
夏に立川店の登山学校机上講座でお世話になった赤岳頂上山荘の松本支配人にお礼を兼ねての八ヶ岳山行。美濃戸口の駐車場(有料)を8時にスタートして1時間で赤岳山荘着。事前に宇留野ガイドから「赤岳山荘の支配人様に話を通しているので駐車場を使ってね」と連絡を頂いていましたが、私の車は道中でお腹を擦る可能性が高いため丁重にお断りしました。
軽く休憩をとり北沢との分岐から南沢へ。ここからやっと登山スタートの雰囲気になります。しばらく八ヶ岳らしい苔むした樹林帯を進み、右へ左へ沢を渡ります。平時は足が水につかることはありませんが、増水時は登山道が川のようになるルートなのでそんな時は北沢を通ってください。
次第に岩だらけになる道を120分ほど登ると広々とした行者小屋に到着。(気温10度)
テント場・水のある行者小屋をベースキャンプとして赤岳を登る登山者も多いです。
ちなみに7日は1張でした。
翌日の予報が強風悪天候だったため、今回は核心部の難易度が高い文三郎尾根を初日に登ります。階段を避けて中岳経由ルートも考えたのですが、天気が崩れそうだったので少しでも行動時間の短い文三郎をチョイス。そして、樹林帯を抜けた先にある先の見えない階段を見て後悔。登っても登っても湧いてくる階段。いや、この階段がなければもっと大変な登りになることは分かっており、大変ありがたいのですが、、、わかってはいるのですが!ゴニョゴニョ
体力と気力が切れた頃、中岳との分岐に到着。
ここからが本日の核心部。ヘルメットをかぶって岩に取り付きます。
三点支持で確実に確実に。ガスが掛かり視界は悪いが岩は乾いているので快調な登り。どんどん高度を稼ぐと目の前にハジゴがっ!ハシゴが出ればリーチです、確変です、頂上です!
2899.2mの頂上は本来なら八ヶ岳全域、南アルプスから富士山まで見渡す限りの絶景が広がり記念写真を撮る登山者があふれ、コーヒーでも飲みながら今日の行程に思いをはせる至極の空間、です。たまに、たまにですがガスで視界0、強風で眉間にシワが寄ることもありますが、まあそれも山です。ザックを下すこともなくさっさと頂上山荘に逃げ込んだのは秘密です。
赤岳頂上山荘は快適でした。外観から想像もできないくらい中はきれいで(怒られるかな?)ご飯もおいしい。生ビール¥800もあります。今年は11月3日で営業終了で前日の2日は前夜祭をするそうです。多分、松本支配人のハーモニカ演奏も聴けると思います(プロ並みですよ)
翌日は6時朝ごはん、7時出発。気温5度。風速19m。視界10m。
ほとんど雨は降らなかったですが、ガスでレインウェアもザックもびしょびしょ。なにより地蔵の核心部で強風に当たり、ふらつく上に岩が滑って結構ドキドキものでした。
鎖場も多く、三点支持にクライムダウンと色々やりながら樹林帯まで下りてきてやっと強風から解放。行者小屋まで戻り、あとは南沢をのんびり歩いて下山。強風で結構体力を削られていたため最後はフラフラでした。
そういえば、紅葉の情報が抜けていました。8日時点では赤岳中腹より上が色づいており、最盛期はこれからという感じでした。
あと、微妙な気温とガスのためレインウェア着っぱなしの状況で本来なら汗冷えを起こしそうですが、ファイントラックのスキンメッシュとメリノウールシャツの組み合わせで衣服内環境は快適でした。おすすめレイヤリングです!
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・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。