猪ノ口山(黒井城) / 丹波
- 投稿者
-
上田 哲也
グランフロント大阪店
- 日程
- 2019年11月12日 (火)~2019年11月12日 (火)
- メンバー
- グランフロント大阪店:上田
- 天候
- 晴れ
- コースタイム
- JR・黒井駅~15分~黒井城・登山口~30分~黒井城本丸・猪ノ口山(356m)~15分~西の丸~20分~千丈寺砦・千丈寺山(346m)~20分~黒井城本丸・猪ノ口山(356m)~20分~黒井城・登山口~15分~JR・黒井駅
- コース状況
- 黒井城から西の丸への道は危険個所多数。
水場:なし
WC:黒井駅、興禅寺にあり
- 難易度
感想コメント
兵庫県丹波市春日町にある猪ノ口山から千丈寺山に行ってみました。
猪ノ口山は戦国時代に黒井城(保月城)が築かれていた事で知られていますが、城主であった赤井悪右衛門直正は甲斐武田の甲州流軍学書「甲陽軍艦」の「名高き大将衆」13人の筆頭に「丹波ノ赤井悪右衛門」と記されるほど勇猛な武将だったそうです。
天正3年(1575)織田信長の命令により明智光秀を総大将とした丹波侵攻が始まると、光秀は八上城主の波多野秀治ら丹波の国人衆を服従させ、黒井城を包囲します。しかし翌年になると波多野軍は寝返って光秀の陣を強襲。直正の軍勢との挟撃に遭った光秀は命からがら逃走したといいます。
天正6年(1578)「丹波の赤鬼」と言われた直正が病没すると、黒井城兵の士気は日に日に低下。2度目の光秀の黒井城攻めで落城しています。
黒井駅から出発。黒井城の登山口から「急坂コース」を選び、城攻めを開始。この辺り急坂で足元が滑りやすいので下山時は要注意です。三段曲輪を経由して、太鼓の段から東出丸へ。登山口から約30分で猪ノ口山の山頂にある黒井城の本丸に到着。三角点あり、360度の展望あり。気温15度。Tシャツ一枚だと少し寒い。本丸の石垣は後の時代に改修されたものと言われていますが、曲輪や土塁などは当時のまま残されています。
本丸を満喫した後は北の丸から西の丸へ。ここから先は滑りやすい急傾斜の登り降りや、ヤセ尾根がありますので、登山経験者以外は危険です。約15分で西の丸に到着。続いて尾根伝いに千丈寺砦へ。尾根道は比較的に歩きやすいですが、千丈寺砦の直下に激登がありました。砦のある千丈寺山の山頂からは、黒井城の本丸が望めます。帰路は黒井城に戻り、石踏の段を経由して下山しました。
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・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。